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コラム

築27年中古住宅の住宅診断(広島)事例として

広島住宅診断 診断事例

2018年2月8日 / 2018年2月9日更新

今回は、築27年の木造住宅の住宅診断事例についてお話をして行きます。

この建物は、金融公庫仕様の建物で建てられた木造2階建ての住宅です。

気になる事象として

①屋根瓦の表面割れ

1階屋根の写真です。

◆原因
瓦の焼きが良くなかった事が原因と思われます。

その為に、冬の時期に湿気が瓦の表面に浸入し凍結して割れたと考えられます。

当時、バブル期だった為、粗悪な瓦が他にも出回っていました。

これに似た現象で、屋根瓦の殆どにひび割れが入っていた事象を見ています。


②木製破風の経年劣化

この写真は、外部調査の時の写真です。

◆原因
これは、明らかに経年劣化が原因です。

外壁の状態から、築後10年~15年頃に外壁などの塗り替えメンテナンスはしていると思われます。

やはり、木製の破風に防腐剤入りのオイルステンを塗り替えても、

10年以上経過すると、この様な劣化は仕方がない事象と思われます。


③軒裏換気ガラリの脱落前

軒裏換気ガラリの外れかかった写真です。

◆原因
ビスで留めた穴が確認出来ませんでしたので、

施工当時に、ビス留めを忘れたと思われます。

経年劣化の為に、他のビスも緩んだ事で起きた事象と考えられます。


④床下断熱材の脱落

床下に入っての調査の写真です。

◆原因
湿気による断熱材を包んでいる紙が劣化したと思われます。

しかし、大工のほんの小さな不注意が無かったら起きなかった事象かもしれません。


総合判定として

この家は、当時の金融公庫仕様に沿って建てられた建物で、

当時の構造金物などがシッカリと施工されていました。

天井の断熱材も綺麗に並べられ、

壁の断熱材もキチンと梁下迄入っていました。

何故か、インスペクションをしていても楽しい気持ちにさせてくれた家でした。

構造的な事に関しては、悪い事象は無く、

大工のほんの小さな不注意が無ければ、

そして仕方が無い経年劣化の事象を除けば、

屋根瓦表面の割れだけが、唯一の大きな瑕疵事象と言えます。


今回は、これで終わります。

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