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コラム

突発性難聴 高圧治療体験記

2022年4月30日

テーマ:治療を好奇心にかえて~潜水艦の中、

コラムカテゴリ:美容・健康


高気圧酸素治療の概要

 突発性難聴に有効とされるのは、薬物療法としてステロイドを点滴することと、高圧酸素治療がおもなものです。

点滴は、だれでも想像できますが、高圧酸素治療は想像もつきませんね。

突発生難聴治療を、もちまえの好奇心を持って臨んだTさんの体験記です。

それは、まるで、小型潜水艦、あるいは深海調査船の「深海6500」のような体験かも。

 高気圧酸素治療は、大気圧より高い気圧の中で一定時間過ごすことにより、酸素を吸入して病態の改善を図ろうとする治療です。
通常の大気圧下での呼吸で得られる酸素量に対して、10~20倍にまで酸素を体内に取り込む事ができます。
突発性難聴の原因のひとつに、耳の血行不良などにより、耳の奥にある音を感じる細胞が酸素不足に陥っていると考えられています。 これに対し、高気圧酸素治療は 細胞へ酸素をたくさん与えることになり症状の改善が期待されます。

Tさんのお世話になったI病院には、大型の高圧酸素治療装置がそなわっていました。

宇宙船?もしくは小型潜水艦?のようなカプセルがたの装置です。

その中に、一度に10人くらいはいり、指定されたシートに座って受けます。
処置の時間は、90分ぐらい。
持って入っていいのは、そのゆったりとした時間をすごすための、お気に入りの本と
ペットボトル入りのお水(これは耳抜きに必要) 
スマホや、タブレットは、持ち込めません。発火の恐れがあるそうです。

シートに座ると、親しみを込めて高くんと呼びます(高圧酸素治療装置の高くん)のドアがきっちりしめられます
ちょっと、ドキドキ。閉所恐怖症の人は耐えられないかも・・・・。

操作機器は、装置の外にあって、すべて指令、説明は、マイクを通して行われます。
やがて、高君の中の、気圧がどんどんあげられます。
メーターがあるので、今あがっているんだな、とわかりますが体感は変わりません。
このとき、耳がつーーんとしてきたら、用意していたお水をゴックンとのんで、つーーんを直します。
これを、「耳抜き」といいます。
耳抜きは、唾をゴックンと飲み込むなどしてもいいのです。
気圧が、一定になったら、説明書では、2、8気圧まで上げるとありましたが、そこから1時間かけて治療がおこなわれていきます。

ゆったりと、静かな時間が流れていきます。
Tさんは、体の中の酸素が、新鮮になった・・・・と想像しながら、イメージしながら・・・
用意したお気に入りの本とお付き合いしながら・・・・。過ごすのです。

治療時間がおわると、高君の中は、また元の気圧に下げられていきます。
普通の気圧まで下がると、これで終わり。
そして、ドアが開いて、みんな解放されるのです。

時には、体調不良を起こされる方もいて、そんな時には、上げかけた気圧をもとにもどして、
その患者さんは外に出ていただきます。
そうして、再度、初めから気圧を上げていくことになります。
ですから、本日の〇日目の治療は無事に終了しました。
ちょっと、ホットなりますね。

こうして高圧酸素治療は、毎日続けて行います。
ワンクールは1週間とされています。

Tさんは、1クール受けましたが、残念なことに、聞こえの改善は見られませんでした。
それでも望みをつないで、もう1クール続けることをお願いしました。

                (※2006年治療の Tさんの記憶をもとにした内容です)
                        薬剤師    占部千代子

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