プライベートレッスンで自分自身が最も輝くメークを習得（3/3）

お客様の声から考案されたオリジナル商品

　スタジオクルールでは、お客さんの声から考案したさまざまなオリジナル商品も取り扱っています。最近雑誌などにも掲載され注目されているのがデコルテブラシ。「結婚式で背中の開いたドレスを着たいけれど、ニキビや黒ずみが気になる」という声から考え出されたもの。熊野筆を使った天然山羊のボディブラシでのきめ細かい泡が優しく洗っていきます。「エステに通わなくても肌が綺麗になったと喜ばれています」と斎原さん。そのほか、メークの用途に合わせた熊野ブラシセットやくすみ肌に透明感を与える色にこだわったコントロールカラー、高濃度の炭酸コスメなども人気です。
　就職活動用、舞台や発表会用、パーティー用などシーンにあわせたヘアメークの提案も行い幅広い年代の女性に支持されている同社ですが、静かなブームになっているのが“終活”。自分の人生をよりよく締めくくるため、遺影用にメークを頼まれることも多くなっているそう。「突然亡くなった場合遺族が急いで探したものを遺影に使うことが多いんです。遺影は長く残る大切なものなので、その方らしさや人柄が現れた写真を残しておきたいというシニアの方が増えています」。浄土真宗のお寺に生まれ、大学時代は宗教哲学を学んでいた斎原さんにとって「生老病死」は常に身近にあり、自身の原動力になっています。

　いくつになっても女性はキレイに見られたいもの。「生きている喜びや幸せを、メークを通して感じていただけたらうれしいです。私たちプロの手によって変身することで元気になってもらえたら」と笑顔の斎原さん。ここでは自分自身気がつかなかった魅力を引き出してもらえそうです。
（取材年月：2014年11月）

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⇒スタジオクルールのヘアメークは「時代を生きる顔作り」