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高正樹

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高正樹(たかまさき)

社会保険労務士法人ジャスティス

コラム

最低賃金額などを周知していなければ罰金!?

賃金

2017年1月24日

 貴社では、最低賃金の概要を常時作業場の見やすい場所に掲示するなどして労働者に周知していますか?

 「えっ、そんなのいちいち周知しておかなければいけないの?」
 「実際に支払われている賃金が最低賃金額を下回っていなければ問題ないでしょ。」
と思われますよね。

 実は、実際に支払われている賃金が最低賃金額を下回っていなくても、それだけでは片手落ちなのです。
 あまり知られていないことではありますが、最低賃金の概要(=①適用を受ける労働者の範囲と、これらの労働者に係る最低賃金額、②最低賃金額を上回っているか否かを判定する際に算定から除かれる賃金、③最低賃金の効力発生年月日)は、常時作業場飲みやすい場所に掲示しておくなどして、労働者に周知しなければならないと法律に定められているのです。(最低賃金法第8条、最低賃金法施行規則第6条)

 もし、最低賃金の概要の周知措置を講じておらず、地域別最低賃金額(広島県の場合、平成28年10月1日以降は793円/時)を労働者に周知していなかった場合には、刑事罰(=30万円以下の罰金)に処せられることがあるのです。(最低賃金法第41条)

 周知方法としましては、各都道府県の労働局などが作成し、インターネット上に公開している最低賃金告知のチラシ等を掲示したり、回覧したりしておけば大丈夫です。
 その程度なら何も難しいことではありませんよね。

 最低賃金の概要の周知については、最近、労働基準監督署の調査の際にも確認され、周知の措置がとられていなければ、最低賃金法違反として「是正勧告書」を切られることもあります。
 最低賃金の概要の周知、要チェックです!

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