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前田政登己

家族を幸せにしてくれるリフォームのプロ

前田政登己(まえだまさとみ)

株式会社 マエダハウジング

コラム

マンションリフォーム 広島 ⑤ 「無垢床材張る場合の下地はしっかりと」

マンションリフォーム

2012年3月14日 / 2014年7月4日更新

遮音フローリングやコンクリートスラブ厚以外にも遮音性能に影響する方法があります。それは、「床下地の方法」です。

マンションの床にはコンクリート床スラブの上に直接フローリングを貼って仕上げる「直貼り工法」と、コンクリート床スラブの上に遮音置き床を置き、合板を敷いてその上にフローリングを貼る「二重床置床工法」があります。

後者のほうがコンクリートスラブとフローリング材の間に空間があるため遮音シートをいれるなど遮音性を高める工夫をすることが可能です。この床下空間には設備配管なども通ります。

無垢床材を張る場合も、この二重床にするか、専用の遮音シートを張って、コンパネを捨て貼りしてから無垢床材を張る方法があります。

無垢のフローリング用の遮音下地材を紹介します。

■ユニフェルトケナフ



ユニフェルトケナフは、ケナフでできたフェルト(遮音材)と、 アスファルト(制振材)でできています。
ケナフは紙の原料として知られる自然素材です。こちらを、コンパネと組み合わせて使用します。

こちらのユニフェルトケナフを、無垢のフローリングの下地に使用することで、LL-45という防音の規定を満たす事ができ、無垢のフローリングをマンションの床に使用できる可能性が広がります。
床段差が一番低いので費用は掛かりますがよく使われる方法です。

■木の香 防音マット



LL-45よりも厳しい、LL-40の規定の場合などに使用します。

こちらは、遮音制振マット+耐水パーティクルボード+エアクッションでできていて、LL-40の基準を満たす性能を持っています。

木の香は、直接釘を打つことができるので、 ベニヤの捨て張りが必要ありません。 製品自体の厚みの19ミリ+フローリングの無垢の厚み15ミリが、 施工に必要な厚みになり、こちらも段差を低く抑えられます。

■フリーフロア



一般的な方法で、二重床を作り、そこで防音する方法です。マンションでは、廊下~洗面~リビング~和室と段差が異なるケースがあります。バリアフリーが難しいことが多いのですが、この二重床で低いところをあげて、防音にすることで無垢フローリングを張ることは可能です。

しかし、50ミリ~80ミリは床があがるので玄関上り框や扉との関係を気を付けなければなりません。

また、階下への防音以外に上階の音を防ぐための方法もあります。天井に関しても、天井裏に空間がある方法(二重天井)で仕上げている方が、一般に遮音性能は良くなるでしょう。

最近流行のリノベーションでは、あえて天井材をとって「現し」の状態にするのが比較的安くてかっこよく見えますが、音だけのことを考えると決していとは言えないでしょう。

特に寝室などは上の階の音が気になりやすい場所です。天井を二重にして防音シートを入れて軽減する方法もあります。

今多い無垢床材を張るときには必ず慎重に防音工事をしっかりとして施工を行いましょう。

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