まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ広島
中根弘幸

企業法務・事業再生のプロ

中根弘幸(なかねひろゆき)

中根・車元法律事務所

コラム

弁護士の地味な仕事

2011年2月26日


私たち弁護士は、時々敷居の高さを指摘されます。
これは、法曹界の中にいると全く分からないのです。

そういえば昔、司法試験に合格して「先生」と呼ばれたとき、何とも面はゆい気持ちがしたことを覚えています。
しかし、弁護士の仕事について時間が経つうちに、いつの間にかその気持ちを忘れてしまったようです。

ただ私自身は、普通のサービス業と特に違った仕事をしているとは思っていません。
企業法務と事業再生を専門にしていることも関係しているかもしれません。

企業法務の仕事は、顧問先から相談案件を聞き取り、法律的な問題点を摘出した上で、解決策を探ることです。

その過程で、判例や法律文献に当たる必要があるときは、調査の時間をいただいて調査し、その後報告する。
時には、調査の結果を報告書の形にまとめる。
この繰り返しです。

事業再生の仕事も、最終局面をのぞいては似たようなものです。
ひたすら、打ち合わせと調査と交渉の繰り返しです。
金融機関の建前にぶち当たって、木っ端みじんに砕け散る事もあります。
事業を救いたい、その一念だけで頑張っているのですが・・・。

だからといって、マスコミに取り上げられることもなければ、血湧き肉躍るシチュエーションもほとんどありません。
極めて地味~な仕事です。

その意味で、テレビでやっている弁護士ドラマは、残念ながらほとんどフィクションです。
普通の国選事件で、何人もの弁護士が現場に行って長期間調査したり、聞き込みをしたりしています。
しかし、これがあり得ないことは、国選事件の報酬金額を知ればすぐ分かります。

残念ながら、弁護士の仕事は、心躍る感動とは無縁の仕事です。
何かを作り上げるというよりは、既に犯した失敗を最小限に食い止めるというディフェンシブな仕事といえます。

でも、ごくたまに涙を流して感謝されることがあります。
そのときは、弁護士やっていて本当によかったと思うのです。
その気持ちを味わうために、これからも頑張ろうと思うのです。

この記事を書いたプロ

中根弘幸

中根弘幸(なかねひろゆき)

中根弘幸プロのその他のコンテンツ

Share

中根弘幸プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
082-224-0297

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中根弘幸

中根・車元法律事務所

担当中根弘幸(なかねひろゆき)

地図・アクセス

中根弘幸プロのその他のコンテンツ