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  1. 広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「経営危機で夜も眠れない」
山下江

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山下江(やましたこう) / 弁護士

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コラム

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「経営危機で夜も眠れない」

2020年3月17日 公開 / 2020年5月28日更新

テーマ:法律相談/企業法務 ・労働 ・会社破産整理

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 企業法務経営戦略債務整理 自己破産

2020/3/16(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「経営危機で夜も眠れない」
破産手続き 方法 広島 弁護士

Q: 今月は、「企業法務」をテーマに、皆様からいただいた様々な悩みやご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今週もよろしくお願いいたします。

A: よろしくお願いいたします。

Q: 今日は37歳、男性の方…経営者のようですね…。
 早速メールを紹介しましょう。

 「私は30歳を機に友人と一緒に起業し、今年で7年になります。
 一緒に起業した友人は、売り上げが最高潮の時に、経営方針の違いから、うちの会社を辞め、新たな会社を立ち上げました。
 そこから3年程度…実は今、経営状況が悪く、この先どうしたら良いのか、途方に暮れています。
 先のことを考えると夜も眠れないのです。
 いっそのこと、会社をたたんだ方が私自身は楽になるのかもしれません。
 ただ、今、一緒に頑張ってくれている社員を巻き込むわけにもいかず…。
 そう思って、ここ半年は、必死に踏ん張ってみました。このまま踏ん張り続けて、業績回復を期待するのか、大事に至る前にピリオドを打って、一から出直すか…四六時中、こんなことばかり考えています。
 江さん、私はどうしたらいいのでしょう?
 何を信じて、どこに向かえばよいのか…
 江さんなら、私のような相談者を過去にも見てきているはずです。
 何かしら、アドバイスをいただけないでしょうか?」

というご相談です。
 会社のことを四六時中考えていて、夜も眠れない、江さん、なんとか救って差し上げてください。
 お願いします。

A: わかりました!
 まず、経営状況がどのような内容なのか、メールだけではわかりかねますが、相談者の様子を想像すると、容易に持ち直せる感じではありませんね。
 従業員のことを考えるのももちろん経営者としては必要なことですが、簡単に持ち直せる状況でないのなら、この先、在籍している従業員にも、十分な賃金を支払えなくなるかもしれません。
 私、個人の考えでは、今後の見通しがたたないようであれば、早めに会社をたたまれた方がよいかもしれませんね。

Q: このまま、夜も眠れない日々が続いて、体調を崩すようなことになったら、ますます大変です。
 費用のことを気にされているのかもしれませんが、本来であれば、江さん、弁護士に相談するのが最短のような気がしますが…

A: そうですね。
 本来であれば、きちんと相談に乗って差し上げたいところです。
 今回はメールでのご相談なので、会社の破産手続きについてお話しましょう。
 会社の破産…ということも考えているのであれば、全体の流れを理解しておくことも必要でしょうからね。
 なにかしら、アドバイスに繋がるポイントもあるかもしれません。

Q: はい。
 よろしくお願いします。
 ところで江さん、会社を破産させるにも費用がかかるのではなかったでしょうか?

A: その通りです。
 会社を破産させる手続きには、諸費用がかかります。
 まず、裁判所に納める予納金という費用。これは、破産申し立て後に選任される破産管財人の費用です。

Q: お金に余裕のない状況だからこその破産手続きなのに…結構な多額だった記憶があります…。

A: よく覚えていますね。
 丸子さんのおっしゃる通り、諸費用として大きなお金が必要となります。
 先ほど説明した裁判所への予納金、広島地裁の基準では、最低100万円とも言われています。
 
Q: ほら~…100万円ですよ!
 破産を考えているのに、100万円って、これだけでもハードル高いですよね?

A: そうですね。
 ただし、申立代理人が債権の回収などを行っている場合には50万円に減額され、さらに破産管財人が行う業務が極端に少ない場合には30万円にまで減額されることがあります。

Q: 30万円と100万円では、大きな差がありますが、いずれにせよ、裁判所には予納金を支払わなければならないわけですよね?

A: そうです。
 さらに弁護士の費用が最低でも50万、ないしは100~200万くらいかかることがあります。
 ですから本来であれば、それらの資金が確保できるくらいのタイミングで、会社のこれからを考えておくことが大切なんです。
 例えば弁護士に依頼をすると、これらのお金をどこから捻出するか、どうやって確保するか…というところから検討していけますので、心強いパートナーになれると思います。

Q: そういう点でも、弁護士の存在意義はあるのですね。

A: 経営に行き詰った結果として、会社を破産すると考えられる方は多いでしょうが、それが本当に良い解決法なのか、破産ではなく、民事再生法を利用できないか…など、最適な方法を探っていくには、早めに弁護士を頼っていただいた方がよいということです。
 資金の確保ができなければ、裁判所への破産申立も不可能となります。

Q: それは大変。
 経営が怪しくなり、破産が頭をよぎったら、早めに弁護士に相談する!ここはポイントとして、覚えておきたと思います。
 では江さん、実際、会社を破産することになった場合、どのような流れで進んでいくのか、教えていただけますか?

A: はい。
 依頼を受けた弁護士が、会社の経営者または経理担当に資料を提供してもらいながら、破産申立書を作成します。
 この資料の中には、会社の決算書、債権者の一覧、売掛債権一覧表、資産、負債などを示す様々な情報が含まれます。
 これらの資料を添付して破産申立書を会社の所在地を管轄する地方裁判所に提出します。
 こうして「破産開始決定」がされたら、破産に向けて進んでいきます。

Q: 破産の申立てをしても、受理されないこともあるのですか?

A: はい。
 あります。
 その理由としては先ほどお話しました、手続き上必要な予納金がない場合や、不当な目的で破産を申立てた場合などが挙げられます。

Q: なるほど、予納金がなければ、ここで弾かれてしまい、破産開始決定がされないことになるのですね。
 よくわかりました。

A: 破産開始決定がされたら、管財人と呼ばれる破産をする会社の財産を管理する弁護士の選任を行います。
 管財人が選任されると、会社の財産は管財人が管理し、処分することが可能となります。
 反対に、会社は自分の財産を管理、処分することができなくなります。

Q: 破産管財人は、何をするのですか?

A: まずは、届けられた破産債権が確かなものかチェックし、確定させます。
 一方で破産会社の財産調査・管理を行い、可能な限り財産の現金化を行い、回収できた金額を、法律に従って債権者に配当を行います。
 配当が終わり、破産手続きが終了しますと、会社は消滅します。

Q: 会社の破産手続きについて、流れを紹介していただきましたが、意外にいろいろな手続きや調査がありますから、時間的にも結構かかりそうですね。

A: そうですね。
規模や内容により様々ですが、手続きの期間としては、年単位で考えてください。

Q: これはやはり弁護士に頼らざるを得ませんね。

A: はい、会社の破産について経営者は「新しいスタート」と考えて、早めに行動を起こすようにしてください。

Q: そうですね。
 まずは、弁護士に相談してみてください。
 ちなみに、江先生の事務所では、事業者の場合、30分5000円+消費税にて相談を受け付けています。
 一度、相談されてみてはいかがですか?
 それでは、ここで山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「経営危機で夜も眠れない」という経営者からのご相談について、答えていただきました。
 江さん、今日はありがとうございました。


会社の経営が行き詰っている、、とお悩みの方へ

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