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  1. 広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「相続法改正で遺言が書きやすくなった?」
山下江

「相続」と「企業法務」を得意とする法律のプロ

山下江(やましたこう)

山下江法律事務所

コラム

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「相続法改正で遺言が書きやすくなった?」

2019年2月5日 公開 / 2019年2月22日更新

テーマ:法律相談

2019/2/4(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「相続法改正で遺言が書きやすくなった?」

自筆証書遺言 広島 弁護士

相続法改正で遺言が書きやすくなった?

Q: 今月は、「相続・遺言」をテーマに番組に寄せられました、ご相談について、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 58歳の女性の方からの質問のメールがきています。
 「江先生、いつも番組を楽しく聞かせていただいています。
 江先生といえば、・・1月から始まったフジ系のテレビドラマの主人公の名前が江先生と同じ字で、こうと読むようで、びっくりしています。
 その主人公は女性ですが・・・
 さて、質問ですが、相続に関する法律が大きく改正されたと聞いています。
 なかでも、遺言の書き方がかなり緩やかになったと聞いています。
 私もそろそろ遺言書を作成しようと思っているのですが、そのあたりの改正点を詳しく教えていただければと思います。」

 江さん、遺言書の書き方について、今回の相続法改正により緩やかになったことについてのご質問のようですが、その前にドラマの主人公の名前について一言・・・

A: はい、ぼくも中国新聞のテレビ欄の番組解説を見てびっくりしました。
 江と書いて「こう」という名前の人を聞いたことがありませんでしたから・・

Q: 江先生からのパクリですかね・・

A: まあ、そうかもしれませんが。
 特に問題はありません。
 どういう名前を付けるかは自由ですから。
 さて、本題に入りましょう。

Q: そうですね。
 遺言書の書き方が緩やかになったという具体的な内容はどういうことですか。

A: はい。
 これは、自筆証書遺言についての話です。
 従来、自筆証書遺言は、全文、作成日、自分の名前をすべて自書し、最後に押印しなければならず、その一つでも欠けると遺言書としては無効でした。
 しかし、今回の改正により、遺言書の中の財産目録については、自筆でなくてもよくなったのです。
 すなわち、ワープロで打ってもよいし、他の人に書いてもらってもいいいということです。

Q: どうしてそのような改正が行われたのですか?

A: 財産がたくさんある人は、といってもその金額ではなく、財産の項目がたくさんあるという人ですが、その全部を自書するとなると、大変な労力を要します。
 たとえば、一筆一筆の価格は安いが、たくさんの農地や山を持っている人は自書は大変です。
 もちろん、多額の財産があり、財産目録も多数の株式、多数の銀行預金、多数の不動産を持っている人も自書することは大変です。
 このような不便をなくすためです。

Q: なるほど、そういうことですね。
 財産目録作成についての決まりは何もないのでしょうか。

A: はい、その点ですが、財産目録自身は自書でなくてもいいのですが、その頁ごとに、遺言する人の署名と押印が必要となります。

Q: なるほど、これで間違いないと遺言者が確認するのですね。

A: そういうことです。
 この点の改正はすでに、1月13日から施行されています。
 他の点の施行は来年7月までに順次施行されることになっています。
 自筆遺言証書については、もうひとつ大きな改正がありました。

Q: それはどういうことですか。

A: はい、遺言書保管所というものが各法務局に設置されることになったのです。
 施行は来年7月10日です。

Q: どの点が改善されたのですか。

A: はい、自筆証書遺言については、公正証書遺言のように公的な機関を通しての作成でなかったため、偽造、隠匿の恐れなどがありました。
 保管所に保管してもらうことにより、そのようなことがなくなると思われます。
 それと、保管所が保管する際に遺言書をチェックしますので、死亡後の家庭裁判所での検認手続きが不要となりました。

Q: それは、便利になりましたね。

A: そういうことです。
 遺言書作成が便利になりましたので、ぜひ、遺言書を作成してもらいたいですね。
 ぼくは遺言書は、長寿のためのお守りと思っています。
 遺言書を作成すれば、それ以降、死後のことなど心配することなく思いっきり生きることができるからです。

Q: そうですね。・・・

A: ところで、山下江法律事務所は、今回の相続法の大改正に対応して、以前発刊した「相続・遺言のポイント50」を改訂し「相続・遺言のポイント55」を2月15日に発刊します。
 そして、3月11日月曜日18時30分から広島弁護士会館にて、出版記念講演会を行います。
 私が「実際にあった相続の怖いお話」と題し、また、当事務所の相続チームリーダーの加藤泰弁護士が「相続法大改正の内容について」と題して話します。
 お時間のある方はぜひご参加いただければと思います。

Q: そうですか。
 素晴らしいですね。
 私も参加して聞いてみたいですね。

A: ありがとうございます。
 たのしみにしてください。

Q: 相談者の方、分かりましたでしょうか。
 お悩みやお困りごとがある方は、是非、山下江法律事務所にご相談いただければと思います。
 現在、相続・遺言の問題をはじめ個人の相談については、初回相談料を無料としております。
 ここで山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「相続法改正で遺言が書きやすくなった?」というご質問に答えていただきました。
 江さん、今日はありがとうございました。

A: ありがとうございました。


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