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弁護士コラムvol.151『最近「終活」ってよく聞くけど必要?』 岡 篤志

2017年5月26日 公開 / 2019年12月6日更新

テーマ:弁護士コラム/相続・遺言

コラムカテゴリ:法律関連

最近「終活」ってよく聞くけど必要?


山下江法律事務所 弁護士 岡篤志
 「自分の死後のことなんて考えたくない。」そのように考えている人は多いと思います。しかし,万が一の事態は突然やってきます。そのとき,残された家族は短期間のうちに様々なことを選択し,決定しなければなりません。
 「葬式はどこの葬儀屋で?費用は?」「住み手のいない実家をどうする?」「父の遺産をどう分ける?」残された家族は頭を悩ませることになります。

 このような事態を防ぐためには,老後資金,介護,相続などについて準備しておく必要があり,それらすべての事前準備をまとめて「終活」といいます。
 終活をすることで,残された家族の負担を軽減できるとともに,本人の意思や考えを適切に伝えることができるので家族間の揉め事も回避することが可能です。

 終活のなかで遺言状の作成は外せない作業の1つです。遺言状を作成することにより,自己の意思にそった遺産の分け方が可能になります。
 他方で,遺言状は法律上の文書です。自己の率直な意見や,家族への感謝の気持ちを記載することは少ないです。残された人は遺言作成者の真意が分からず寂しい気持ちになったり,場合によっては怒りを覚えたりすることもあります。
 そこで,自己の意思を適切に伝えるために,遺言状だけでなくエンディングノートを作成するのが得策です。
 エンディングノートは,人生の最期に備えて,生前に作成しておくノートのことです。自分の経歴,自分の葬儀やお墓のこと,自分の財産や負債,家族へのメッセージ等自由に書き込みます。エンディングノートを作成しておくことで,自身の人柄や考え方を伝えることができ,残された人も納得して諸手続きを進めることができます。
 最近では,ビデオレターのような形でエンディングノートを作成する方もいるようです。先立たれた方の感謝の言葉が入ったビデオレターを見れば親族間で争おうとは思わないのではないでしょうか。

 終活や遺言状の作成に関するご質問等はお気軽に当事務所の弁護士にご相談ください。


 執筆者:山下江法律事務所 弁護士 岡 篤志  (広島弁護士会所属)

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