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弁護士コラムvol.72 「養育費を支払ってくれない」 齋村美由紀

弁護士コラム/離婚・男女トラブル

2014年4月18日 / 2018年1月17日更新

広島 山下江法律事務所
山下江法律事務所 弁護士 齋村美由紀
夫婦3組に1組は離婚という時代になったようです(参照:厚生労働省HP)。
離婚に伴っては,親権者や養育費,財産分与や慰謝料など,色々なことを協議・取り決めしなければなりません。
未成年の子どもがおり,養育費の支払いについて相手と協議が整わない場合,家庭裁判所の調停あるいは審判を利用するということが一般的になってきました。
では,調停で取り決めたこと,審判で決まったことを相手が履行してくれない場合,どうしますか。今回は,履行を確保する方法についてお話ししたいと思います。
まずは,家庭裁判所に相手に決まった内容できちんと支払うように促してもらうという「履行勧告」があります。これは,裁判所に書面や電話で申出をして,履行してくれていない状況を説明するだけでよく,簡単な方法です。裁判所から連絡があれば,相手は「支払わなければまずいぞ。」という心理的圧迫を受けるでしょう。それが狙いであります。
それでも支払ってくれない相手に対しては,「強制執行」を検討します。特に有効な方法は,給料の差押えであり,地方裁判所に申立てをします。
養育費の支払いをしてくれない場合は,期限が到来していない部分についても一括して強制執行を求めることができます(民事執行法151条の2第1項)。すなわち,裁判所で決定が出ますと,以後,相手の給料から養育費に相当する部分が支払われることになるのです。これで,支払いをしっかりと確保することができますね。
では,相手が退職をしてしまったら・・・・・・,預貯金や不動産の差押えなど,他の方法を検討しなければなりません。
いずれの場合も,泣き寝入りはせずに,まずは当事務所にご相談下さい。

 執筆者:弁護士 齋村 美由紀 (広島弁護士会所属) ※2016.12退所


■詳しくはコチラ⇒離婚問題「養育費について」

■弁護士コラムバックナンバー【離婚】
・vol.60 「離婚事件に思うこと」 蔦尾健太郎 2013/10/11
・vol.55 「養育費の支払を減額したいのですが」 山口卓 2013.8.2
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・vol.14 「離婚で悩んでいるけれど…」 山本靖子 2011.12.16
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