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山下江法律事務所

コラム

弁護士・江さんの『企業法務基礎講座 6』「印影の種類、署名と記名押印」

2011年8月5日 / 2014年7月4日更新



印影の種類

 契印。
1通の文書が2通以上にわたるときに,その文書が一体であり,その順序に綴られていることを明らかにするために,文書の両頁にまたがって押印する印影です。一部差し替えを防止します。署名部分に押印する印章を使います。

 訂正印。
文章の字句を訂正する際に押印する印影で,署名部分に押印する印章を使います。

 捨印。
後日の文書内容の訂正のため,予め欄外に押印する印影で,署名部分に押印する印章を使います。訂正の際に一々改めて押印をもらわなくて済むので便利ですが,悪用される危険もありますので,相手方が信用できる場合にのみ押印します。実際にこの捨印が利用された場合は,訂正印となります。

 割印。
2通以上の独立した文書がある場合に,その文書が同一であるとか,関連があることを示すために,それらの文書にまたがって押印する印影です。

 消印。
収入印紙の再使用を防ぐために,印紙と台紙にまたがって押印する印影です。

 止印。
文書の終了を示すために文書末尾に押印する印影です。あまり使われていません。


 記名押印と署名
 署名は自書するものです。
 記名は,署名以外の方法,すなわちゴム印やスタンプ,印刷などで名称を表すものです。
記名は署名のように本人特有の痕跡が残らないため,押印をあわせて用います。すなわち,記名には押印が必要と言うことになります。
 例えば手形は,広義の署名が要件とされていますが,記名押印も法定の要件とされています。銀行は銀行届出印(印影)と手形上の印影を照合して,本人を同定しています。


次回,8月19日には「なぜ,契約の種類の検討が必要か」について説明します。

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弁護士・江さんの『企業法務基礎講座』バックナンバー

・弁護士・江さんの『企業法務基礎講座 5』
「印章の種類と意義」はコチラ↓↓↓
 http://mbp-hiroshima.com/law-yamashita/column/2393

・弁護士・江さんの『企業法務基礎講座 4』
「文書の種類と内容証明郵便について」はコチラ↓↓↓
 http://mbp-hiroshima.com/law-yamashita/column/2262

・弁護士・江さんの『企業法務基礎講座 3』
「文書作成のポイント(重要な4W)」はコチラ↓↓↓
 http://mbp-hiroshima.com/law-yamashita/column/2149

・弁護士・江さんの『企業法務基礎講座 2』
「契約書はなぜ必要か」はコチラ↓↓↓
 http://mbp-hiroshima.com/law-yamashita/column/1172

・弁護士・江さんの『企業法務基礎講座 1』
「法律は常識を文章化したもの」はコチラ↓↓↓
 http://pro.mbp-hiroshima.com/law-yamashita/column/1032

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