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もしかして私の家も!?汚部屋のチェックポイント

2017年9月21日

テーマ:ゴミ屋敷の清掃

コラムカテゴリ:くらし

自分の部屋や家が知らないうちに物が溜まり、次第に手が付けられなくなっていく。
そんなことにならないように、日ごろからルールを作って守るようにすることで汚部屋化を防ぐことができます。

家族で住んでいるなら、互いに声を掛け合って片付けをすすめます。浴槽のバスタブなど、素人では取り外しなどができない場所については、掃除専門業者の力を借りるのも1つの方法です。

汚部屋にしないためのチェックとルール作り

部屋に物を溜め込んでいっぱいにしてしまう人は、自分が困らない限りその空間を片付けようという気持ちが起こりません。そうしているうちに事態はどんどん悪化して、自分ひとりで片付けるのは困難になります。

取り返しのつかない汚部屋になる前に、日ごろから部屋の状態をチェックして片付けるルールを決めておけば、ある程度は汚部屋化を防ぐ手立てになるかもしれません。

家族で1つの家に住んでいるなら、自分の部屋以外のリビングや洗面所といった共有エリアにおいて、「自分の脱いだ服を放置せず、自分の部屋に片付けるか洗濯機に入れる」というような決まりを作ります。

そしてキッチンのシンクまわり、トイレや浴室のような場所では、ゴミを溜めないために、回収のルールを作ります。
「風呂の排水溝の毛は、毎日、最後に入浴した人が取り除く」「水切り籠は毎週水曜日の就寝前に洗う」というようなルールです。

家族で声を掛け合い協力すれば、一人一人に家をきれいにしなければならない意識が芽生えて、自宅のゴミ屋敷化を防ぐことができるかもしれません。

「部屋別」にまとめた汚部屋にしないためのチェックポイント

1. リビング
・ 脱ぎっぱなしの衣類が床や椅子に放置されていないか
・ 食卓テーブルや電話台、テレビ台などの平面に物が置きっぱなしになっていないか
・ テレビやエアコンのリモコンの置き場所が決まっていて、そこに置かれているか
・ 家族個人の物が置きっぱなしになっていないか
・ 本など同じものが2つ以上ないか

2.子供部屋
・ おもちゃが箱などに片付けられず散乱している
・ 赤ちゃんの頃に使っていて今は使えないようなものが多く残っている
・ 子供が外から持ち込んだ物が放置されている
・ 工作や絵などの作品、お土産など思い出のある品物が片付けられず放置されている
・ 子供が片付けやすいような機能的な収納がない

3. 寝室 
・ 部屋の隅にホコリがかたまりになっている
・ シーツ類の洗濯ルールがない(いつ洗ったのかわからない)
・ あるはずのものでも、どこにしまったかわからない
・ クローゼットや押し入れに通気性がないために部屋に独特の臭いが残っている

4. キッチン
・ 冷蔵庫に賞味期限切れの食べ物がある
・ 食器が汚いまま放置されている。
・ シンクは生ごみであふれ、水切りカゴはヌメリやカビがある

5. 浴室・トイレ
・ 浴室の鏡が水垢で見えにくい
・ 排水溝に髪の毛などのゴミがたまっている
・ 浴室にカビが発生している
・ トイレの便器に黄ばみや黒ずみがある

6. 玄関
・ 靴箱に入りきらない靴が玄関のたたきにあふれている
・ そのため家族の半数以上の靴あふれ出ている
・ 外出中、急に雨が降り、その都度購入した傘が溜まっている
・ 子供の遊び道具の片付け場所がなく放置されている
・ 急な来客を玄関で応対できず、外で話している

汚部屋化を防ぐためには

家が汚部屋となりゴミ屋敷化を防ぐには、各部屋でのルールを家族で互いに声をかけながら共有していくようにします。

1.リビング
家族が共有して使用する物以外は極力置かないというルールを作ります。こうすれば、個人のものは各自の部屋に片付けることになります。

またテレビや照明、エアコンなどの電化製品はリモコンを置く場所を決めて互いに困ることのないようにしたいものです。
使ったら元の場所に戻すことを徹底します。
本や雑誌などは、決められたスペース以外には置かないようにして、それを超えれば捨てるかリサイクルに出すようにします。

2.子供部屋
おもちゃは「全部一か所に集めて」「種類別に整理」するように習慣づけます。
子供は成長に合わせて必要な物がどんどん変わります。
幼いころに使っていた物はすぐに不要になることも多いので、半年に1度ぐらいのサイクルで部屋の総点検を行いましょう。

3. 寝室
クローゼットやベッド、布団があるため、普段から繊維くずや綿ボコリが出やすい場所です。また湿気も溜まりやすいので、通気性をよくしてカビの防止に努めましょう。
衣替えの時期には、防虫剤や乾燥剤の入れ替えも欠かさず行います。今シーズンに着なかった服は、思い切って処分します。

4. キッチン
流し台には、できるだけ何も置かないようにするのがポイントです。
水垢や油汚れは、「ついたらすぐに取る」ようにすることで清潔を保つことができます。
そして、定期的に場所に合った洗剤を使ってきれいに掃除を行って下さい。冷蔵庫内は、使いやすいように保存場所を決めておき、期限切れ食品は速やかに処分します。

5. 浴室・トイレ
浴室の壁は、水分を放置しないようにスクイジー(窓ガラス清掃用ゴム製ワイパー)などで取り除きます。鏡についたとれない水垢は、クエン酸を使ってラップをかければ落ちやすくなります。排水溝も重曹をふりかけてクエン酸水を流せば、手軽に汚れを落とせます。

トイレは使うたびに汚れをチェックします。
ついたばかりの汚れなら、トイレットペーパーや専用のトイレシートでふき取ります。

浴槽は、側面の板の内部などは、専門業者に掃除をまかせた方がよい場合もあります。

6.玄関
「家の顔」とも呼ばれています。
極力物を置かないようにするのがキレイを保つポイントです。

靴が運んだ土や砂が玄関に落ちていることが多いので、ホウキで掃き出します。

この記事を書いたプロ

香川滋

遺品整理・空家整理・ごみ屋敷などの片付けのプロ

香川滋(こころテラス)

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