感謝の1つ上の感動を目指す家づくりのプロ
竹岡健也
Mybestpro Interview
感謝の1つ上の感動を目指す家づくりのプロ
竹岡健也
#chapter1
「樹創家」(きづくりや)は、東広島と三原、世羅を営業エリアに木造注文住宅の設計施工を行っています。竹岡健也さんがこだわるのは、主要構造体に国産ヒノキを使った家づくり。「ヒノキは日本の風土に合った建築材。建立から1000年以上経過した法隆寺や薬師寺に使われています。強度に優れるだけでなく、調湿やシロアリ防止、殺菌、リラックス効果もあり、ヒノキの家づくりをお勧めしたい」と語り掛けます。
高級材というイメージが強いが「実は高くない」と竹岡さん。産地にもこだわり、柱や土台用には美作(岡山県北部)産、床材には木曽(長野県南西部周辺)産を使います。一般にヒノキの生育は雨がやや少なく寒暖の差が激しい気候が適しています。全国各地にヒノキの産地はありますが、木曽や美作のような名の知れた産地はヒノキ生育の適地であり、生産量が多く、良質かつ価格もリーズナブルです。
ヒノキを選ぶのは健康面にも理由があります。「家を建てる中心は30~40代の子育て世代。子どもが化学物質に過敏かもしれない可能性を考えると、できるだけ健康への影響が心配な薬剤や接着剤は避けたい。ヒノキならシロアリ防止の薬剤は不要です」。乳幼児が床板近くでハイハイ歩きしたり寝そべったりすることも計算に入れ、ヒノキの床板を施工しています。
#chapter2
「当社は元々、水道工事の業者。下請け業者として住宅建築の現場に入り、完成してからでは分からない建築途中の家を床下から天井裏まで長年見てきた。その経験からお客さまに一切ごまかすことなく、見えない部分も手を抜かない安心の家をつくろうと決意した」。施工中はいつでも予告なしにお客さまの見学を受け入れ、安心の家づくりを証明しています。「お客さまはいわばもう一人の『現場管理者』。建築途中をいつでも見て頂けるのは隠し事のない証拠です。見ていないと疑心暗鬼が生まれ、ささいなことがクレームにつながってしまいます」。
職人も下請け時代に現場で「この人は腕がいい。手抜きをしない」と見定めていた人に声を掛け、その職人が手伝えない場合は、その職人から信頼、信用できる職人を紹介してもらい、集めます。施主様もよく現場に来るので、職人にはマナーやコミュニケーション能力も求めています。
現場責任者となる大工は同時に複数の現場を掛け持ちさせず1つの家に集中させ、お客さまと話し合いながら丁寧につくるのが「樹創家」のモットー。お客さまからは話をすべき相手や責任の所在が明確になります。
#chapter3
「樹創家」は家づくりを工務店と大工、お客さまの「共同作業」と考えています。間取りや窓の配置、電気や電話、アンテナの配線など細かい点も一緒に検討します。工期の間もお客さんは現場へ来ていただき、打ち合わせや状況確認をしてもらいます。「とにかく何でも言い合える関係を目指します。『工事が進み今からこんなことをお願いしては無理だろう』とあきらめず、言っていただければ変更・修正は可能な限り対応します」。
資金計画も家づくりに欠かせない「共同作業」の一つです。「住宅ローンが組めればいい」ではなく、必ず総予算から決めていきます。オーバーローンにならないように家計の状況やライフプランを聞き、無理のない返済プランの中で、そのご家族のためだけの拘りの家を提案していきます。
もちろん「樹創家」も予算内に抑える企業努力を最大限行っています。2006年、水道工事業から注文住宅の工務店に業態変更する際に目指した原点が、適正価格の良質な家づくりです。仕入れを徹底的に研究・改善し、大幅なコストダウンを実現。ヒノキを使わないほかの住宅メーカーが建築する同規模の家と、ほぼ変わらない価格で建てることを実現しました。
竹岡さんはこれまでに小冊子を3作品執筆しています。「良い工務店はこれを読んでから選びましょう。」と「なぜ、家を建てて後悔する人が増えているのか?」、「なぜ、あの人は家づくりに成功したのか?」です。工務店の選び方や住宅の価格のカラクリが分かり、予算内での失敗のない家づくりにきっと役立ちます。
節約に努めて夢だったマイホームを購入する人が後悔しない家、そんな家づくりを工務店や職人さんと共につくりたいご家族は、まず「樹創家」に相談してみてはいかがでしょうか。(取材年月:2016年8月)
リンクをコピーしました
Profile
感謝の1つ上の感動を目指す家づくりのプロ
竹岡健也プロ
建築家
株式会社 樹創家
耐久性に優れた桧を使い、床・階段・カウンターを全て一枚板で作成。完成して、住み始めてからの経年変化で味が出る愛着のわく家を提供。また2年後の広島スタンダードを常に取り入れた家づくり。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ広島に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または中国新聞社が取材しています。[→審査基準]