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コラム
芍薬は赤白とカープっぽくて好きですね(笑)
2023年1月18日
少し暖かくなったと思ったら、まだまだ寒さが和らぎませんね。
瀬戸内のちょっぴり山中にある
ケツメイシ薬局
であります。
来局する患者様が少しでも目を楽しめれるように春先に向けて小さいですが花壇やプランターの整備を行っている
ところです。そういえば先日従業員の子が「芍薬の苗が売っていましたよ」と、芍薬を1鉢持ってきてくれました。上手く行けば初夏には赤い花が咲くみたいです。しっかり育ててみますね!
さて、今回は芍薬について説明しましょう。
綺麗な花を咲かせる芍薬ですが、
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」
と漢方薬としても用いています。
漢方薬で使うのは【根】を乾燥したものとなります。
ここで一つ疑問があります。芍薬の花は「赤」「白」ありますが、どちらとも同じなのでしょうか?
古代中国(4000~5000年前)に最古の薬物書である【神農本草経】では赤白の区別はありませんでした。
時代は進み宋時代(西暦1062年)に出版された【図経本草】で芍薬の白(白芍・びゃくしゃく)を
【金芍薬】、赤(赤芍・せきしゃく)を【木芍薬】と区別されました。
白芍は補血(血の不足を補う)の効能があり、赤芍は清熱(熱さまし)の効能があります。
同じ芍薬でも花の色が違うだけで効能が変わるんですね。
さて、漢方薬についても少し説明しましょう。
【当帰芍薬散】は白芍を使用しており、「補血調肝・運脾湿滞」と月経痛や月経不順などの婦人薬として用いられています。また、性別関係なく肝や脾のバランスが崩れている時に使用されます。
【芍薬甘草湯】も白芍を使用しており、こちらは「緩急止痛」とけいれんや筋肉の強張りの緩和に用いられています。これらの症状は脾虚による肝気と脾気のパワーバランスが崩れた際にけいれんや強張りが生じるためです。
※気=見えない力・パワーのこと(よく気力とか言っているアレ)
あまり長い文章だと皆さんの気力が持たないと思いますので(笑)
今回はこのくらいで締めさせて頂きます。
赤芍の説明は・・・また何かの機会にしましょう。
ではまた!!
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