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片島由賀

逆風を追い風に変える弁護のプロ

片島由賀(かたしまゆか)

勁草法律事務所

コラム

お互いの対立が激しく大きく揉めている場合にはどうすればいいでしょうか?⑵

離婚裁判

2017年11月26日 / 2018年9月17日更新

前回は、離婚調停を申し立てたけれど対立が大きくて話が進まないとき、どんなことの整理が必要か。今後の見通しなどをお話しました。
今回は、離婚調停で話がつかず離婚裁判を起こすことを考えている場合について取り上げます。

離婚裁判になったときに備えて知っておくべきこととは?


 話し合いが難航している場合には当然離婚裁判になったらどうなるのだろうかという点が頭をよぎるところです。そのため,離婚裁判になった場合に,
①そもそもどのような形で話が進んでいくのかという離婚裁判自体の進み方
②争いになっている点の状況からどの程度の時間や費用,労力がかかるか
③離婚裁判に進んだ場合に,解決としてどのような見通しになりそうか
 といって点はある程度頭に入れておきたいところです。もちろん,実際には相手方の反応や出てきていない言い分や証拠もありますので,正確な予測まではできませんが,ある程度見通しはつけておきたいものです。

離婚裁判はどのように進むのでしょうか?


 まず,離婚裁判では離婚協議や離婚調停とは異なり,言い分を法律的に見て通るかどうか・言い分が事実として認められるかといった点をはっきりさせていくことになります。そのため,話の整理だけでなく,証拠の裏付けがあるのかなどをいちいちチェックしていくことになり,主張→反論を繰り返していくことになります。
 ご夫婦の話について細かく記録に残していくことは少ないため,証拠がなく言った言わないの水掛け論になりがちなことや法律的に見たポイントとは関係ない点の主張と反論が出てくる傾向にはあります。こうした点を整理しながら裁判は進みますが,書類の提出の側面が多くなってきます。
 ある程度裁判が進んだ時点で話し合い解決(和解)の手続きが取られる場合もありますから,裁判=裁判官の判決による解決,とは限りません。多くは裁判でも和解という話し合い解決が図られているのが現状です。
 こうしたやり取りを進めていきますので,過去のご夫婦の様々な出来事を蒸し返す点もあり特に精神的な労力はかかりますし,何度もやり取りをするため時間は相当かかります。見通しについてはケースごとの事情がありますが,それぞれ法律的にも問題となる典型的な点については,これまでのコラム・あるいは当事務所HPのポイントとなる事柄などに記載してありますので,詳しくはそちらをご覧ください。

離婚裁判にするかどうかの見極め


 離婚裁判を起こすかどうかは,こうした点を鑑みて今の時点で決着をつけた方がいいのか・納得できるのかを考えていく必要があります。その際には弁護士のアドバイスは重要な意味を持ってくるでしょう。

 次回は、「離婚調停で話がつかず,離婚裁判を相手方から起こされた」場合を取り上げます。


国宝・松江城内の興雲閣

 国宝・松江城内の興雲閣という名前の洋館です。明治時代に建てられたという優美な建物です。残念ながらまだ建物内は見たことがないので、機会あればぜひ見てみたいと思っています。

 このコラムに関連する記事をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
お互いの対立点が激しく大きくもめている場合⑴
離婚裁判と弁護士の役割
本人同士で離婚の話が進まない場合にどうすればいいでしょうか?





 

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