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片島由賀

逆風を追い風に変える弁護のプロ

片島由賀(かたしまゆか)

勁草法律事務所

コラム

お互いの対立点が激しく大きくもめている場合⑴

離婚調停

2017年11月23日 / 2018年9月17日更新

 夫婦で今後のことについて話し合いをしているけれども、なかなか先に進まないというケースは割とあります。離婚調停を申し立てたけれども,対立が大きくて進まない場合・離婚調停で結局話がつかずに離婚裁判を起こすことを考えている・あるいは、離婚調停で話がつかず,逆に離婚裁判を相手方から起こされたといった場合が考えられます。
 以下、順番にみていきましょう。

離婚調停を申し立てたけれども,対立が大きくて進まない場合とはどんな場合?


 お互いが直接話をすることが困難である・そもそも離婚をするかどうか,子供の親権の問題,慰謝料や財産分与などお金の問題で金額に大きな開きがある場合に,離婚調停をしても話し合いが難航する場合があります。
 特に,そもそも離婚をするかどうかで条件面の話し合いすら困難である場合には,話し合いの見通しがつきそうになければ離婚調停も早めに打ち切られてしまう可能性があります。

子供の親権を巡る争いが大きいときの進み方・対策としてやっておくとよいことは?

 
 子供の親権を巡っての争いが大きい場合には,家庭裁判所の調査官による調査が行われる可能性がありますが,どのような調査が行われるのか・調査の際に特に言っておきたいこと等の整理は重要になってきます。また,どのような調査がそれぞれどのような目的で行われるのかはあらかじめ把握しておいた方がご自身にとっての整理もしやすくなります。

お金のことで対立が激しいときに問題になること・やっておくとよいことは?


 慰謝料はともかくとして,隠し財産があるのかどうか・別居前後に妻側が持ち出したお金の扱いなどが大きな問題となっている場合には,実際にそうしたお金があるのかどうか・持ち出したお金が何の目的であったのかなどの整理の必要性が出てきます。これらの問題は最終的には離婚裁判の中で行われるものになりますが,離婚調停の中である程度の確認がなされることもあります。ある程度調整が可能な場合には離婚調停での解決が図られますが,事実経緯や特に金額面での折り合いが難しい場合には離婚調停での解決は難しくなります。実際のお金の出し入れ状況や相手方の態度,ご自身にとって離婚裁判を労力をかけてまで行うことにどこまでメリットがあるのか(使うエネルギー・感情的な面や納得感・早期の解決を希望するか・離婚裁判になった時の見通し等を考慮します)を見極める必要があるでしょう。こうした場合には,弁護士にアドバイスを得ておくことは重要になってくるものと思われます。

 次回は「離婚調停で結局話がつかずに離婚裁判を起こすことを考えている場合」を取り上げます。


国宝・松江城
久々の国宝・松江城です。いつ見ても優雅で壮大な姿を見ると吸い込まれそう(?)な感じになります。この日は雨が降ったり、みぞれが降ったり、はたまた突風が吹いたりという目まぐるしい天候でしたが、このときは嘘のように晴れ渡っていました。

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