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片島由賀

逆風を追い風に変える弁護のプロ

片島由賀(かたしまゆか)

勁草法律事務所

コラム

本人同士で離婚の話が進まない場合はどうすればいいでしょうか?⑵

離婚調停

2017年10月19日 / 2018年8月18日更新

 前回は、本人同士で離婚の話が進まない場合に取りうる方法をお話しました。
 今回は相手方がそもそも話し合いに応じようとしない場合にどうすればいいかについて取り上げます。

相手方がそもそも話し合いに応じない場合取りうる方法


 夫あるいは妻側がそもそも話し合いに応じようとしない場合には,当然ですが話し合いが難航することが予測されます。その原因が話し合いをすることが感情的に難しいのであれば,前回述べた点のうち,弁護士に代理人として交渉をしてもらう・離婚調停を申し立てるという方法である程度解決を見いだせる場合もありえます。

 これに対して,夫あるいは妻側が夫婦関係の修復を強く望んでいる場合には話し合いが進まずに問題が長期化する可能性があります。もっとも,全く折り合う余地がないのか・実際はある程度将来の見通しがつけば離婚を考えていいと考えているのか,両方とも可能性としてはあり得るところです。そう言った点の見極めは重要ですから,ご自身で考えるにしても弁護士などに相談をするにしても整理をしてみる必要はあるでしょう。

 離婚調停を申し立てた方がいいのか・弁護士に依頼した方がいいでしょうか


 ご自身が夫あるいは妻側と直接話し合いをすることに限界あるいは負担を感じている場合に次に考えられるのは,別の方に話をしてもらう・話し合いの場を設け、間に別の人に入ってもらうということになろうかと思われます。
 その方法として,弁護士に代理人として交渉してもらう・離婚調停を申し立てて調停委員に間に入ってもらうことが考えられます。それぞれの利点等は次の通りです。
 弁護士に代理人として交渉をしてもらう場合,専門家に話をしてもらうことで話の整理ができる・感情面を含めた負担感を減らすことができます。また,家庭裁判所での手続きと異なって話し合いをする頻度が決まっていませんから,対立が収まってきた場合や当初からそこまでは大きくない場合には,早期の問題解決を図ることができます。ただし,話し合いについて相手が消極的な場合には,弁護士に依頼したままで離婚調停の申し立てなど次のステップに進むことを考える場合も出てきます。その場合には,弁護士とよく打ち合わせてから進むようになるでしょう。

 離婚調停自体は弁護士に依頼して申し立てることもできますし,ご自身で申し立てることもできます。
まず,ご自身で申し立てる場合ですが,この場合話し合いは調停委員が話を整理して進めることになります。調停委員はあくまでも間に入るだけですから特にご自身の思いや考えを代弁するわけではありませんし,アドバイスをしてくれるわけでもありません。こうした点はデメリットですが,弁護士に依頼する場合とは異なり費用は抑えることができます。また,月に1回程度の頻度で調停は開かれますので,どうしても時間がかかる傾向にはあります。話が複雑で対立が大きい場合には離婚調停の申し立ては視野に入ってきますが,こうした点の整理や継続的なアドバイスなどを得ながら進めたいのであれば,離婚調停の申立時あるいはその後でも弁護士に依頼するということは十分にありえるでしょう。

 結局は,離婚調停を申し立てるか弁護士に依頼して話を進めるかはどちらかをとらなければいけないということでもありません。あくまでも早く終わらせる可能性があってご自身では直接話ができない場合には弁護士に依頼して交渉をまかせる・話が複雑で調停の間も継続的にアドバイスやサービスの提供を受けて進めたいのであれば,離婚調停の場でも弁護士を活用するということになるでしょう。これに対して,本人で直接話を進めたいくないし時間が少しかかってもかまわない・費用は抑えたいということであれば,離婚調停をご自身で申し立てるということになるでしょう。



 少し前に行きました。岡山県玉野市の渋川海水浴場近くの水族館の写真。水族館で魚をみたり、動物たちの芸をみるのが好きでひところ色々なところに行った時期がありましたが、今回は久しぶりの水族館です。こじんまりしていて、見るのにはちょうどいい規模でした。市立なので価格がリーズナブルな割には、展示品がかなり充実していました。化石好き、海の生き物好きの方にはおすすめです。

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