まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ広島
片島由賀

逆風を追い風に変える弁護のプロ

片島由賀(かたしまゆか)

勁草法律事務所

コラム

本人同士で離婚の話が進まないときにはどうすればいいのでしょうか?⑴

離婚調停

2017年9月18日 / 2018年8月18日更新

そもそも二人では話ができない状況の場合


離婚を決意して夫あるいは妻側に提案する内容を決め、いざ夫や妻に提案をしてみても話が進まないことは十分あり得る話です。そうした場合、まずはどういう理由から話し合いが進まないのかを確認してみる必要があるでしょう。
お互いが感情的になって親族を交えても話が進まないケース・条件面が折り合わないケース(この場合は金額面の話もあれば感情面も含めた対立の場合もありえます)。そもそも離婚をしたくないその他の理由から話し合いに応じようとしないケースもあり得るところです。こうした理由をすべて正確に把握しきるのは難しいところがありますが、今後の対応を決めるうえでは相手の態度やこれまでの経緯を整理して、どのような理由なのかを推測してみることは大変重要になってきます。

話が進まないときに取りうる3つの方法


そして、その理由がそもそも二人では話ができない場合は、考える方法が3つになるでしょう。いずれにしても、問題把握のために弁護士など専門家にまずアドバイスを得るのも一つの方法になります。

1つ:親など親族に間に入ってもらう


方法の一つ目は親など親族に間に入ってもらうことです。ただし、この方法は親も含めた親族間ですでに不信が生じている場合や夫・あるいは妻側の親が子どもである夫・妻の強い味方をしている場合は、とることが難しくなります。親族が入ることができないか・入ってもらうこと自体でストレスが高まり話し合いが進みにくくなるためです。また、親族が入ることで逆に話がこじれてしまう可能性も考えられます。

2つ:弁護士に依頼して代理人として交渉してもらう


二つ目として考えられるのは,弁護士に依頼をして代理人として交渉をしてもらうことです。もちろん、費用はかかりますが、問題点を整理して冷静に話し合いを進められる点はあります。ただし、相手方がそもそも話し合う気がない場合には、この方法でも限界が出てきます。

3つ目:離婚調停を申し立てる


最後の方法は離婚調停を申し立てるということです。ご自身で申し立てた場合、費用は弁護士に依頼する場合と比べると低く抑えることはできます。家庭裁判所の調停委員が間に入って対立点を整理し話し合いをあっせんしてくれます。ただし、離婚調停は基本的に月1回の頻度ですから時間がかかります。また、調停委員は話し合いがまとめるかどうかを見極め、まとまりそうならばまとめるのが役割ですから、必ずしもご自身の味方ではない点に注意が必要です。言いたいこと等をご自身で整理する必要が出てきます。

ご自身の場合、どういった方法をとればいいかはケースバイケースになってきますので、弁護士など専門家に相談をした上でよく考えてから進めていくのがよいでしょう。初動を間違えると(感情的にも)尾を引くこともありますので、しっかり見極めることが大事です。


少し前に基町で見かけましたヒルガオ?の花です。三連休の最初の二日は台風のため予定変更となった方が多かったのではないかと思います。秋の台風は「野分」といって秋の季語です。「野の草木を吹き分くる風」という語感からできた平安の貴族の雅言葉から来ているそうです。今回の台風は各地で爪痕を残しているようで、被害が気になるところです。

このコラムに関連する内容の記事をさらにご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
当面相手方と距離をおきたいときにどんな方法がありますか?
離婚協議と弁護士の関与
離婚調停と弁護士の役割

この記事を書いたプロ

片島由賀

片島由賀(かたしまゆか)

片島由賀プロのその他のコンテンツ

Share