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片島由賀

逆風を追い風に変える弁護のプロ

片島由賀(かたしまゆか)

勁草法律事務所

コラム

離婚調停の進め方と実情

離婚調停

2015年5月4日 / 2018年8月18日更新

 離婚の話し合いがつかないとき、それでも離婚をしたい場合はまず離婚の調停を家庭裁判所に申立てることになります。
 離婚の調停申立書の書式は家庭裁判所にあります。一般の方でも記入しやすい書式になっていますので、そんなに記入に困ることはないのではないかと思います。

 その後、離婚の調停の第1回の日取りが決められます。だいたい申立から1ヶ月くらい先以降になると思いますが、時期(夏や年末年始、年度代りのころなど)や都市部では2ヶ月以上先に入るケースも結構ありますので、調停の申立をすればすぐに日にちが入るのではないことは念頭においておきましょう。

 さて、調停の進め方ですが、通常年配の男性・女性のペアで調停委員になっています。その調停委員が当事者それぞれから、これまでの経緯や意向などを聞き取って、調整を図っていくことになります。

 調停は、調停委員と審判官(裁判官)が話し合って進めていくことになりますが、具体的な聞き取りの場面では調停委員のみが対応します。審判官は法的な判断が必要なときや、調停の成立・不成立の際など限られた場面で現れます。

 調停の際は、調停成立・不成立の場面以外、一般的には夫婦が同席することはなく、個別に調停委員が話を聞くことになりますが、おおよそ20~30分ずつを1人について2回ほど(I場合によってそれ以上)行います。そのため、少なくとも2時間はかかると思っていた方がいいです。審判官との協議が必要なときは、審判官が複数の案件を担当していることから、待ち時間が長くなることもあります。

 調停委員は、双方の当事者に対して、公平・中立に対応をしなければならないとされています。しかし、実際のところ、相手の方が長く話を聞かれていて不公平だと思った、という話から、特に男性の相談者から、女性の調停委員が妻側の肩を持ち、自分の主張をよく聞かないまま、諦めた方がいいのではと暗に促すかのような発言をした、という話を聞くことは割とあります。相手方の方が口が立つから、調停員が丸め込まれているのでは、という疑いを持ったという話も聞くところです。

 とくに(通常は)離婚調停は初めての経験でしょうから、何がなんだかよくわからないうちに終わってしまったケースもよくあります。

 気がついたら相手の言い分とおりに調停を進められてしまったということにならないよう、調停の進み方に疑問をお持ちの際には早めに専門家にご相談される方がよいでしょう。

 
 最近のがなかったので、少し前(3月上旬)の縮景園の写真です。
 

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