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コラム

ニュースレターよもやま話 その2

2021年11月25日

コラムカテゴリ:ビジネス

【変わるものと変わらないもの】


江戸時代の中期にも「引き札」という販促物があったそうです。

私個人はこれが「ニュースレター」の原型だと考えています。

郵便制度が確立されていない&高価だったため、またポスティングや雑誌広告も不可能な時代ですから、不特定多数にばらまく広告というよりは、ご来店のお客様に手渡しするものでした。

この「引き札」には自店名を表記した上で、店主からの挨拶文、商品紹介や今でいうキャッチコピーなどの宣伝文句が掲載され、浮世絵などの絵も描かれていました。

この紙を持参すると割引になるなど、今でいうクーポンのような役割もしていたとも聞きます。

当初、単色印刷でスタートしましたが、その後、木版印刷の進化によって多色刷りとなりました。お客様にとても喜ばれていたそうです。


また料亭の女将などは、上顧客に対して筆をとりお手紙をしたためていたようです。

これは、今で言う「サンキューメール」ですね。

どんなに時代が変わっても、店舗とお客様との関係づくり、この大切さは変わらないという事なのでしょう。

お客様との懸け橋・絆つくりが、やはり店舗営業の基本といえます。

これは多分100年たっても変わらないでしょう。


先日、あるユーザーさんが私にこう言われました。

『最近の業者は、打合せも相談事も全部メール対応で、電話番号すら表に出していない会社が増えたよね。時々不安を覚えるんだ。

ジェイワンさんの様に、担当者の携帯番号まで教えてくれる会社は、今では少なくなってきたね』

確かに私共が作業依頼している動画編集業者なども、メールアドレスしか知りません。

それで特に支障をきたした事も無いのですが、確かに世の中変わったなあ、と感じます。


変な話ですが、昨今は「誘拐事件」も子供をさらって来て監禁・・ではなくなってきた様ですね。

例えばハッカーがターゲット企業の機密情報ファイルを開けないように人質状態にして、

『開く為のコードが欲しければ○○日までに金を振り込め。さもなくば機密情報を競合他社に売るぞ』 

こんな「情報の誘拐」が増えているそうです。


この10年で人と人との接点が、メールやSNSへと劇的に変わってゆきました。

このまま社会全体がドライになってしまうのか。

果たしてこれを便利と呼ぶのか。少し寂しい気もしてきます。


便利という言葉を同義語に置き換えると「お手軽」です。

お手軽は、受け取る方にもお手軽感が伝わります。軽く受けて軽く流すようになります。

スパイスを何種類も混ぜ合わせていたものが、全て含まれたインスタントのルーとなりお手軽さは増しましたが、手作り感は薄れてゆく。

それに似たイメージでしょう。


現在、ニュースレターの需要が高まっているというのは、私は「お手軽・ドライ」への反発反動のような気がしてなりません。

江戸時代の「引き札」から連綿と続いてきた、手から手への温かみが再認識されているのではないでしょうか。

変わるものと変わらないもの。もっと言えば「変えてはならないもの」・・お客様への感謝と温かみ。

私はそこに活路を見いだすのです。



『人の想い出の多くは「店舗」にある』 

これは、私が勝手に思っている事です。出会い・別れ・人生の色々な節目、その想い出には店舗が介在していると思います。

男性ならば飲んで騒いだ飲食店。

女性の場合は、それが「サロン」だという方も多いでしょう。

失恋して、一からやり直す気持ちで髪を切ったサロン。自分に自信を失いかけた時に訪れたエステ。

心機一転して心もリフレッシュしたくて入ったネイル店。

サロンの皆様は素晴らしいお仕事をされているのです


お客様と距離感を近づけて悪い事は一つもない。

これからも、そんなお手伝いができれば・・と願っております。

この記事を書いたプロ

平田公宏

サロン向け顧客戦略のプロ

平田公宏(株式会社ジェイ・ワン)

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