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宮岡正朗

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宮岡正朗(みやおかまさあき) / 整体師

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コラム

身近にある容器から毒が出ているかもしれません・・・

2022年5月12日

テーマ:健康情報

コラムカテゴリ:美容・健康

頭痛・肩こり・腰痛解消なら呉市広の整体師:宮岡です。
今回の話題は、「身近にある容器から毒が出ているかもしれません・・・」

今回は、スーパーマーケットやコンビニで販売されている
弁当やお惣菜、カップ麺など加工品の容器についてです。

これらの容器から毒が出ているかもしれません。
なんとも扇動的なタイトルになりましたが…

健康に対する考え方は、意識は年々高まっているように思えます。
健康に関する雑誌も、月刊誌として販売を続けているようです。
インターネット上でも、多くの健康に関する情報が溢れています。

今回は、食品の容器についてお話します。

いきなり、余談のように聞こえますが、肥満のお話です。
世界の肥満率は、上昇の一途をたどっています。

世界保健機構によると、現在、肥満患者の人数は、1975年のほぼ3倍です。
その中で、小児と若年層は、約5倍にも達します。

そして近年、単なる食べすぎや運動不足だけではなく
それらとは異なる原因があることが判明しました。

2022年1月、ノルウェー科学技術大学准教授のマーティン・ワーグナーさんらのチームが
ペットボトルやプラスチック製品に含まれる化学物質が
その飲料や食品に溶け込んで、肥満リスクを上げている可能性がある
と発表しました。

プラスチックに含まれる化合物は
人間の細胞を脂肪細胞に成長させて、脂肪を蓄積するように誘導する
可能性があることが判明したとワーグナーさんは言います。


ワーグナーさんらは、飲み物やシャンプー、ボディーソープのボトル
ポリ袋、ラップ、食器用スポンジ、冷凍バッグなどの
34種類のプラスチック製品から検出した55,000種類以上の物質の中から
629種類の化学物質を特定しました。

そして、このうち11種類が「ビスフェノール」「フタル酸エステル」といった
「代謝かく乱物質」と呼ばれる有害物質でした。

これらの有害物質は、主に生殖機能に影響することが示されているほか
体重や体脂肪の増加にも影響を与えていることが判明しました。

スーパーマーケットやコンビニで売られているペットボトルやサラダの容器が
肥満を促進させて、かつ健康を害している可能性があります。


東京農工大学教授の高田秀重さんは
あらゆるプラスチック製品には
性能をよくするために様々な「添加剤」を使っていると言います。

プラスティックの劣化を遅らせるため、紫外線吸収剤や酸化防止剤のほか
プラスティックの形を整える可塑剤や剥離剤、難燃剤、染料など
プラスチックには、様々な添加剤が練り込まれています。

これらの物質の中には、ホルモンの働きを乱す「内分泌かく乱物質」も
多く含まれています。

肥満だけでなく、乳ガンや子宮内膜症、精子数の減少などにつながる可能性も
示唆されています。


健康被害のあるホルモンと言えば
1998年頃に問題になった「環境ホルモン」を覚えている人が多いでしょう。
(若い人は覚えていないかもしれませんが…)

当時、主にカップ麺などの容器に使われている発泡ポリスチレンから
有害物質が溶け出して、身体に様々な悪影響を及ぼす可能性があることが
報道されて、話題になりました。

この騒動について、医療経済ジャーナリストの室井一辰さんは解説しています。

環境ホルモンの問題は、1990年代頃から注目されるようになりました。
元々日本では、水俣病やイタイイタイ病、四日市ぜんそくと言った
公害の集団発生の歴史があります。

特に関係者は、必然的に窒素や水銀、カドミウムなどの毒素が
人体に影響を与えることを知っています。

そこへ、これらの毒素とは異なり、長期的に摂取し続けることで
じわじわと健康を損なう物質として
新たにプラスチックが問題視されるようになったのです。


プラスチックは有機化学物質の一種です。
基軸になるのは、人体にも存在する炭素と水素です。

この構造が生物のホルモンに似ているため、影響を与えやすいのです。


細胞の中でホルモンが働くためには
ホルモンの種類ごとに形が異なる鍵穴のような「受容体」に
ホルモンがピッタリと合致することで、内臓や神経に指令が送られます。

ところが、ある種の化学物質は、この鍵穴に合致してしまい
ホルモンの働きを阻害してしまうのです。

これが「内分泌かく乱物質」です。
これが、一般に「環境ホルモン」と呼ばれるものです。


ホルモンは、生殖ホルモン以外にも、血糖値を抑えるインスリンや
幸せホルモンであるセロトニン、興奮させるアドレナリン
眠りを促すメラトニンなど、ホルモンの数だけ鍵穴(受容体)があり
かく乱物質の被害は、全身に及びます。


1980年代中盤から問題になったダイオキシンも、環境ホルモンの一種です。
薬物代謝酵素の受容体に結合し、免疫に欠かせないビタミンAを減少させて
免疫機能が低下することにより、北海では、アザラシの大量死が起きました。

高田秀重さんは、人体でも同じことが起こる可能性は高いとした上で
かく乱物質が、人類の免疫機能の低下を招いている可能性を指摘しています。


かく乱物質の種類によっては
免疫に関連する受容体に影響することは充分に考えられます。

現在の新型コロナウイルスのまん延も
かく乱物質が原因のひとつである可能性はゼロとは言い切れないでしょう。


一方、ペットボトルやカップ麺の容器に使われているフェノール類は
生物の体中で、女性ホルモンのような働きをすることが多いです。

オスのメダカをメスに変えたり
人間でも、妊娠している場合は、胎児に影響が及ぶと言います。


こうした作用が指摘されて、フランスでは、2010年代の時点で
危険性がある環境ホルモンの「ビスフェノールA(BPA)」を含む製品は
全て使用禁止されました。


高田秀重さんの研究では
ジッパーつき保存袋、ストロー、スチロール容器、ポリ袋、食器用スポンジ
ポリエチレン手袋などの日用品のほか
不織布マスクなども対象として、環境ホルモンが含まれているかどうかを
検証したそうです。

その結果、35品目中33品目から環境ホルモンが検出されました。
ビスフェノールA(BPA)、ハンバーガーなどの包み紙のほか
かつては哺乳びんにも使われていて、問題になりました。


一部の不織布マスクからも、環境ホルモンが検出されました。

マスクは直接口の中に入れたり、食品に付着するものではないので
一般的な使い方をしていれば、問題ないとされています。

ただし、長期的な使用により、呼吸によって肺の中に入り込む危険性は
否定できません。

余談ですが、街中で、マスクが散乱している光景を目にします。
意図的に捨てたのか、不可抗力で落ちたのかは判りませんが
街中に落ちたマスクは、雨風によって、川に流れて
やがては海に流れ着きます。

海に流れ着くと、魚やウミガメが間違って体内に取り込んでしまいます。
マスクは消化されませんので、巡り巡って、人間に還ってきます。


ワーグナーさんによれば、これらの化学物質の全てが
一般的な使い方のもとに溶け出す訳ではないと言いますが
安心はできないとも言っています。

ワーグナーさんの調査では、製品に含まれる化学物質の最大80%が
水に溶け出すことが示されました。

つまり、プラスチック製品に含まれる内分泌かく乱物質は
かなりの割合で、人間が口にする食べ物や飲み物に混入している
ということです。


カップ麺などの容器の環境ホルモンは
1998年に厚労省、農水省、通産省が「健康に対する問題は少ない」との
見解を示しています。

ところが、今回のワーグナーさんらの研究では
カップ麺などの容器からも大量の化学物質が溶け出して
体内に取り込まれる可能性が示しています。


かつて問題になったのは、「スチレン樹脂」と言うカップ麺などの
容器の原料になる物質です。

これには厚労省などの言う通り、内分泌かく乱作用がないことが判っています。

しかし、このスチレン樹脂に添加するその他の化学物質の安全性は、不明です。


ワーグナーさんの検証でも、一部のカップ麺などの容器からは
環境ホルモンが検出されています。

特に、内側がプラスチックでコーティングされた紙のカップからは
継ぎ目に使われる接着剤からと思われる添加剤が多く検出されました。

一方、カップ焼きそばや丼物のような形の商品に多い発泡スチロール製からは
別の種類の有害な添加剤が検出されています。

高田さんの見解では
これらの添加剤は、表示義務がないため、検証しない限り
安全かどうかの判断は出来ないとのことです。


こうしたかく乱物質は、高温になると溶け出しやすくなるため
沸騰したお湯を注ぐカップ麺は、よりリスクがあると考えられます。

同様の理由で、カフェなどで提供される紙のカップやフタにも
かく乱物質による危険性があります。


ウェルネスクリニック神楽坂院長の賀来怜華さんは指摘しています。

紙コップの内側に塗られている耐熱・防水コーティング剤には
BPAが含まれており、これは飲料に溶け出して、体内に取り込んでしまいます。


BPAは、缶詰の内側のコーティング剤にも使用されています。
妊娠中の女性の体内にBPAが蓄積すると
子供が精神疾患や肥満になりやすくなるという報告もあります。


BPAは、新生児の「へその緒」から検出されたこともあるほか
乳ガンや子宮内膜症の発症との関連も示唆されています。

事実、子宮内膜症患者の血液から、BPAが検出されたという報告もあります。

食品ジャーナリストの郡司和夫さんによると
欧米では、BPAは2010年代から危険視されています。

いまは「BPAフリー」と明記されたプラスチック製品も多く販売されています。


現在はBPAを使用していない製品が増えていますが
北京大学と岐阜薬科大学の共同研究によると
BPAフリーの製品に含まれている代替物質の
「フルオレン-9-ビスフェノール(BHPF)」にも
女性ホルモンのエストロゲンの働きを阻害する作用があることが
判明しました。

マウス実験では、子宮が大きくなったり
生まれてきたマウスの体重が軽くなるなどの結果が報告されました。


身の回りに存在する、かく乱物質は、BPAだけではありません。

近年の研究では、可塑剤のフタル酸エステルの一種である
フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)が
子供の第二次性徴を極端に早めたり、遅らせたりするとわかり
オモチャへの配合が禁じられています。


フタル酸エステルは、食品包装のほか、床材、マニキュアのひび割れ防止剤
ヘアスプレーの詰まり防止剤、香料の持続剤として
使用されることが頻繁にあります。

また、同様に内分泌かく乱作用のある紫外線吸収剤のUV-Pは
ペットボトルのフタやレジ袋など
多くのプラスチック製品に添加されています。


現代生活では、ペットボトルやレジ袋を触らない日は少ないでしょう。
日常生活に欠かせないあらゆるものに「毒」が含まれいて
その毒に汚染する危険性と共に暮らしています。


肥満を促進する、かく乱物質のことをまとめて「オビソゲン」と呼びます。

オビソゲンは、かく乱物質の中でも特に女性ホルモンに構造が近く
脳をダマして体内に侵入してきます。


本来は「脳関門」という関所の働きがあり
こうした有害物質は脳内に入ることができません。

しかし、オビソゲンは、その構造から、脳関門を突破して
ホルモンバランスに影響します。


オビソゲンの中には
主にアメリカなどで、肉牛の成長促進剤として使っているものもあるようです。


正常な遺伝子を肥満遺伝子に変えることで
血糖値を下げる働きをするインスリンの分泌を狂わせて、太りやすくします。

これにより、肥満や糖尿病のリスクが上がることも考えられます。
実際に、糖尿病患者の血液からは
かなりの確率でオビソゲンが検出されています。


日本では、家畜への成長促進剤の使用は禁止されています。

南米では、促進剤を使った牛肉を食べていた女の子が
10才未満で初潮が来るなど、異常な発育が見られ、問題になっています。


オビソゲンは、ホルモンをかく乱する作用があり
不妊や月経の問題とも関連しています。

更に、腸の粘膜にダメージを与えます。
そこから毒が入り込む「リーキーガット症候群」を
引き起こす可能性も指摘されています。


プラスチックゴミが劣化したものや食器用スポンジの繊維クズなど
直径5mm以下の微細なプラスチックのを「マイクロプラスチック」と言います。

環境問題として語られることが多い一方で、人体にも大きな害があります。
消化器から体内に取り込むと、腸の粘膜バリアを通り抜けて血流に乗り
細胞に蓄積し、心臓や血液にダメージを与えます。

人間の胎盤から検出された例もあります。


マイクロプラスチックは、海や空気中に漂うものも含めると
50兆個以上も存在するとされています。

ペットボトルの水を飲むと
水道水の約20倍のマイクロプラスチックを摂取することになるらしいです。


これほどの危険があっても
現代生活でプラスチック製品を絶って生活することは不可能に近いです。


一番は、プラスチック容器に入ったものを買わないのが最も有効です。

もし、買った場合は、すみやかに容器から出すことです。

電子レンジで加熱することは論外です。
栄養が消失して、化学物質の多くが高温で溶け出します。


ペットボトル製品の場合は、古くなると、より注意が必要です。

洗って再利用すると、プラスチックが劣化します。
より、かく乱物質が溶け出しやすくなります。

ペットボトルの飲み物を凍らせるのも、かく乱物質が出やすくなります。
飲み物を買うなら、ペットボトルよりも缶がマシです。

食べ物の缶詰とは異なり
缶コーヒーなどは、内部にコーティングがされていないので
かく乱物質の危険は少ないです。


一方、缶詰では、特にトマトやサバの味噌煮などは
BPAが溶け出しやすいので避けた方がいいでしょう。

酸が強いもの、脂が強いものは、滲み出しやすいです。


大事なので繰り返します。

トマトの缶詰、サバの味噌煮の缶詰は、食べないようにしましょう。


プラスチックに含まれる有害な化合物の中には
意図的に添加したわけではないものも多いようです。

ワーグナーさんによれば
残留物なども含めると、プラスチックの化合物は1万種類以上です。
まだ研究されていないものも多く、危険性は過小評価されているとのことです。


プラスチックの有害物質は、長い年月をかけて少しずつ体に蓄積するので
取り込んだら、すぐに健康を害するものではありません。

プラスチック製品をできるだけ使わず
身の回りから遠ざけることだけでも、健康を取り戻すことができるでしょう。

便利さを追求しすぎると、健康を損なう場合が多いです。
自分の身は、自分で守るしかないです。
国や食品メーカーは守ってくれません。

今回は、プラスティック容器についてのお話でした。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ご精読ありがとうございます。

この記事を書いたプロ

宮岡正朗

身体の声を聴き、元氣をナビゲートするプロ

宮岡正朗(げんき快福堂)

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