小笠原映子のお客様の声一覧
てるちゃん様
時期:2025年02月回数:はじめて
絵本制作前突然がんであることが分かり動揺しましたが、涙を流す間もなく、検査、病院選び、入院、手術、部屋探し、放射線治療、と進みました。その間、少しでも職場の方の負担を増やさないように、「できる限りのことをしなくては」、「一日でも早く復帰しなくては」、と思っていました。でも、地元を離れて一人暮らしをしながら約1か月放射線治療を続けている間に、やっと一息つけたからなのか、だんだんと気持ちが変化していきました。もとのような目まぐるしい毎日を続ける自信がもてず、もっとゆっくり休みたい、自分の中を空っぽにしたいような気持ちが高まっていきました。そんなときに、絵本づくりのワークショップに参加することになりました。自分に起きた現実の出来事を、想像の世界のやわらかさをかりながら穏やかな雰囲気で残したい、と思いながら絵本づくりを始めました。大きな病気になったことで確かに不安やつらさもありましたが、それよりも治療の過程でたくさんの人とかかわるうちに、人の温かさや優しさ、感謝や喜びで心がいっぱいになったからです。絵本制作後原画が出来上がったときには、試合の後のような、大掃除の後のような爽快感と達成感がありました。また、これが冊子になったらどうなるのだろう、という期待がふくらみました。印刷製本されて手元に絵本が届いたときには、「病気になったからこそ、たくさんの方と出会えて、自分の心の奥の声に耳を傾けることができ、このお話ができたんだな」と、しみじみ思いました。小ぶりなサイズ感が、わたしにぴったりと思いました。とっておきの絵本になり、とても愛おしく感じました。その後病院の先生方には、あえて自作の絵本であることは説明せずに受け取っていただきました。まずは、まっさらな状態で読んでいただきたかったからです。お渡しした後、お会いしていないのですが、読んでくださったかな、と想像してわくわくするし、お揃いの絵本を持っていてくださるのだ、と思うだけで心強くて幸せです。今、自分の気持ちを伝えたい相手に伝えられたことで、満足した気持ちです。友人がとても喜んでくれて嬉しかったです。友人の大切な人にも渡したいと言われたり、インスタのコメントを読んだりすると、自分の知らないだれかとも、絵本を通してつながることができて、不思議な感覚でした。ナラティブ絵本『もりの木』に、「森のみんな、海のみんな、これから出会うみんな わたしは みんなとつながっている」と書いたけど、出会っていない人ともつながるなんて...と思いました。(普段SNSをやらないので人より余計にそういうつながり方が新鮮なのかもしれません)きっとだれもが同じように、それぞれの何か(ドク)を抱えているんだな、と思いました。わたしが絵本を作りながら元気になっていったように、『もりの木』が、読んでくださった方の気持ちを楽にして少しでも元気の素になったなら、それはすごいことだな、と思っています。(2025年 2月 8日 てるちゃん)
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
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※お客様の声は、小笠原映子プロがお客様から頂いたご意見・ご感想を掲載しています。
てるちゃん様
女性時期:2025年02月回数:はじめて
『もりの木』:クライアントさんからの感想
絵本制作前
突然がんであることが分かり動揺しましたが、涙を流す間もなく、検査、病院選び、入院、手術、部屋探し、放射線治療、と進みました。
その間、少しでも職場の方の負担を増やさないように、「できる限りのことをしなくては」、「一日でも早く復帰しなくては」、と思っていました。
でも、地元を離れて一人暮らしをしながら約1か月放射線治療を続けている間に、やっと一息つけたからなのか、だんだんと気持ちが変化していきました。
もとのような目まぐるしい毎日を続ける自信がもてず、もっとゆっくり休みたい、自分の中を空っぽにしたいような気持ちが高まっていきました。
そんなときに、絵本づくりのワークショップに参加することになりました。
自分に起きた現実の出来事を、想像の世界のやわらかさをかりながら穏やかな雰囲気で残したい、と思いながら絵本づくりを始めました。
大きな病気になったことで確かに不安やつらさもありましたが、それよりも治療の過程でたくさんの人とかかわるうちに、人の温かさや優しさ、感謝や喜びで心がいっぱいになったからです。
絵本制作後
原画が出来上がったときには、試合の後のような、大掃除の後のような爽快感と達成感がありました。
また、これが冊子になったらどうなるのだろう、という期待がふくらみました。
印刷製本されて手元に絵本が届いたときには、「病気になったからこそ、たくさんの方と出会えて、自分の心の奥の声に耳を傾けることができ、このお話ができたんだな」と、しみじみ思いました。
小ぶりなサイズ感が、わたしにぴったりと思いました。とっておきの絵本になり、とても愛おしく感じました。
その後
病院の先生方には、あえて自作の絵本であることは説明せずに受け取っていただきました。
まずは、まっさらな状態で読んでいただきたかったからです。
お渡しした後、お会いしていないのですが、読んでくださったかな、と想像してわくわくするし、お揃いの絵本を持っていてくださるのだ、と思うだけで心強くて幸せです。
今、自分の気持ちを伝えたい相手に伝えられたことで、満足した気持ちです。
友人がとても喜んでくれて嬉しかったです。
友人の大切な人にも渡したいと言われたり、インスタのコメントを読んだりすると、自分の知らないだれかとも、絵本を通してつながることができて、不思議な感覚でした。
ナラティブ絵本『もりの木』に、
「森のみんな、海のみんな、これから出会うみんな
わたしは みんなとつながっている」
と書いたけど、出会っていない人ともつながるなんて...と思いました。
(普段SNSをやらないので人より余計にそういうつながり方が新鮮なのかもしれません)
きっとだれもが同じように、それぞれの何か(ドク)を抱えているんだな、と思いました。
わたしが絵本を作りながら元気になっていったように、『もりの木』が、読んでくださった方の気持ちを楽にして少しでも元気の素になったなら、それはすごいことだな、と思っています。
(2025年 2月 8日 てるちゃん)
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
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