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渡邉ひとし

企業の将来に目を向ける未来志向型の経営戦略のプロ

渡邉ひとし(わたなべひとし) / 経営コンサルタント

株式会社未来デザインカンパニー

コラム

第456話 <カゴメ>のビジネスモデル

2021年10月2日

テーマ:ビジネスモデル マーケティング

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 経営戦略ビジネスモデルマーケティング戦略



【カゴメのビジネスモデル!】

おはようございます!

経営戦略コンサルタントの
渡邉ひとしです。

自民党新総裁に選出された岸田文雄氏は
今日にも党四役を決めて
新執行部を発足させると思われます。

10月4日召集の臨時国会で
第100代首相に指名されたあと
新内閣を発足させますが

新型コロナウイルス対策と
経済再生に向けた対策が
直近の最重要課題となります。

緊急事態宣言と
まん延防止等重点措置が
30日に全面解除されましたが

11月初めまでに
希望する全ての国民に
ワクチン接種を済ませるとしても

接種を受けられない人や
接種を希望しない人が
一定数存在することになります。

服薬治療が確立されて
新型コロナが季節性インフルエンザと

同じ程度の感染症として
扱われるようになれば

おそらく国内の消費マインドは
回復傾向に向かうと考えられますが

2021年7月時点での就業者数は
2019年の平均と比べると

宿泊業、飲食サービス業が
420万人から385万人へ

生活関連サービス業・娯楽業が
242万人から226万人へ

製造業は1063万人から
1051万人に落ち込んでいます。

経済の緩やかな回復とともに
人手不足の深刻化が
やがて社会課題として浮上してきます。

中小企業も大企業も
日本の市場に於いては

同じ『外部環境』のもとで
懸命に営業活動をしています。

大企業の課題や
経営手法を観察することで
自社の経営に活かしてください。

今日の企業事例は第456話
<カゴメ>です。


(*写真はイメージです)
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幾度となく失敗を重ね
トマトソースの製造に成功しました

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1899年に
創業者の蟹江一太郎氏が
西洋野菜の栽培に着手しました。

1903年に
トマトソース(トマトピューレ)の
製造を開始しました。

1906年に
東海市荒尾町西屋敷に工場を建設し
トマトソースの本格的生産に入る。

1914年に
成田源太郎氏、蟹江友太郎氏と共同出資し
<愛知トマトソース製造>を設立しました。

1923年に
株式会社へ改組し
<愛知トマト製造>と社名を変更しました。

1933年に
トマトジュースの発売を開始しました。

1949年に
<愛知罐詰興業><滋賀罐詰>
<愛知商事><愛知海産興業>と合併し
名古屋に<愛知トマト>を設立しました。

1958年に
アルミチューブの
100 g入りケチャップを発売しました。

1963年に
商号を<カゴメ>に変更して
トマトマークを制定しました。

1969年に
リンゴジュース、ミカンジュースを
発売しました。

1973年に
野菜ジュースを販売しました。

1986年に
フルーツ村を販売しました。

2007年に
<アサヒビール>と
業務・資本提携しました。


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<カゴメ>のビジネスモデル

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2020年3月に
人工知能を活用した農業支援サービスを
始めると表明しました。

熟練の農家に代わり人工知能が
生育状況や土壌など環境を分析

ノウハウが乏しくても適切な手入れで
安定的に収穫できるようにし
栽培コスト低減にもつなげる狙いです。

<NEC>と共同で開発したシステムを
食品メーカーを通じて
トマト栽培など向けに提供します。

スペインの食品加工メーカーに対して
4月中に有料でサービスを始めるほか

ポルトガルとオーストラリアの
カゴメ子会社でも運用を始めます。

2015年から検証を始め2019年までに
ポルトガルやオーストラリアなどで
実証に取り組んできました。

サービスの最大の強みは
水や肥料の適切な量と
投入時期を教えてくれる人工知能で

分析するのに必要な項目は
1000種類を超えます。

産地に設置したセンサーなどから
データを集め現実の農地と同じ環境を
データ空間に仮想的に再現します。

その結果をもとに
最大の効果をもたらす方法を提示します。

ポルトガルの農地での検証では
一般的な投入量よりも2割少ない窒素肥料で
ヘクタール当たり127トンになりました。

これはポルトガルの全農家の
平均収量よりも3割多く
熟練栽培者に匹敵する収量となります。

2020年5月に発表した
『2020年1~3月期』の連結決算は
純利益が前期比42%増でした。

新型コロナウイルスの感染拡大で
消費者の健康志向が一段と高まり
主力の野菜ジュースが伸びています。

外出自粛でケチャップやパスタソースなど
一般向けの加工食品は堅調でしたが

外食店向け業務用商品の需要は低迷し
食品事業は減益となりました。

野菜の調理や保存法などを紹介するサイト
『VEGEDAY』の訪問者数が4月中旬には
14万人を超え過去最多となりました。

4月下旬に『食卓をぱっと明るくする
華やかな洋風メニュー』として

包丁や火を使わず子どもと一緒に作れる
53種類のメニューを公開しています。

2020年6月に
『野菜生活100スムージー』シリーズ 
えだまめのソイポタージュを発売しました。

ポタージュカテゴリーでは
『とうもろこし』『かぼちゃとにんじん』
に次ぐ第3弾の商品で

パンとの相性が良く小腹がすいた時の
おやつとして人気があります。

スムージーシリーズは2019年に
1億本を売り上げています。

2020年6月に
名古屋市の本社ビルを建て替え
2022年秋に竣工予定と表明しました。

新本社は1階にキッチンを入れ
食品スーパーなどと共同で
食育教室を開く予定です。

2020年8月に
最低週1回の出社を義務付けました。

新型コロナウイルスの感染拡大で
在宅勤務を原則とする半面

社員間のコミュニケーションが不足し
生産性が低下したため
出社による交流機会を確保する考えです。

2020年10月に
『阪急うめだ本店』に直営店を開きました。

『阪急うめだ本店』と共同で開発した
野菜や果物で作ったゼリーを
食べるスムージーとして販売します。

2020年10月に
『カゴメみらいやさい財団』を
設立したと発表しました。

子どもたちに無料や低額で食事を提供する
子ども食堂に取り組む団体を支援する
『カゴメみらいやさい財団』となります。

2021年2月に
ネット限定で販売する野菜ジュースに
紙製のストローを導入すると表明しました。

他の商品でも順次脱プラを進め
2021年度に取り入れる紙製ストローは
11万5200本を見込んでいます。

紙製ストローは適切な森林管理を証明する
国際認証『FSC』を取得済みで

飲み心地を良くするため熱で紙を伸ばして
表面を滑らかにする加工を施しました。

2021年3月に
国内初の植物肉の認証制度を作るため
15社で団体を設立しました。

<伊藤忠商事><不二製油グループ本社>など
品質や表示基準を農林水産省と共同で検討し
2021年度をメドに認証制度を整えます。

植物肉の本格的な普及に向けた
動きが活発化しており

『プラントベースドライフスタイルラボ』
を15社で設立しました。

2021年4月に
中国新疆ウイグル自治区で生産された
トマト加工品の使用中止が判明しました。

少数民族ウイグル族らの人権侵害をめぐり
国際社会で批判が高まっているため
今後は調達しないことを決め

輸入済みの原料についても
2021年中に使用を終える考えです。

2021年4月に
健康関連スタートアップの<TWO>と
食品開発で提携したと発表しました。

<カゴメ>は大豆を使ったパスタソースや
カレーや野菜を使った
「野菜だし調味料」などを開発し

植物性たんぱく質を手軽に摂取できる
果実・野菜・大豆ミックス飲料
『野菜生活Soy+』も発売するなど

植物由来原料食品の商品開発に
取り組んできました。

<TWO>は卵を使わないドーナツなど
植物由来の食品開発に取り組んできており
新しい商品の開発を共同で進める考えです。

2021年7月に
<ロート製薬>が直営レストランで
『野菜がとれるメニュー』を販売しました。

『野菜がとれるメニュー』は
<カゴメ>と共同開発した商品で

レストラン内には手のひらを当てると
野菜摂取量を推定できる

<カゴメ>の機器も設置して
食生活の改善を促します。

2021年9月に
北海道で加工用トマトの生産を
支援すると発表しました。

<いわみざわ農業協同組合>と
<ヤンマーアグリジャパン北海道支社>と
連携して加工用トマトの収穫機を活用します。

<JAいわみざわ>管内の
加工用トマトの栽培面積を

2021年比の3倍となる
30ヘクタールまで拡大する考えです。


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<令和2年度迄>
中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師
<令和元年度迄>
愛知産業大学 造形学部デザイン学科、建築学科 非常勤講師
<著書>
『ビジネスモデル虎の巻!』

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〔投稿内容〕
文中の企業情報数及びデータなどは
新聞や雑誌、ホームページなどの
公開情報に基づいた記述です。

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