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今川崇司

ITを使ってアイデアをかたちにするプロ

今川崇司(いまがわたかし) / システムエンジニア

株式会社かけはし

コラム

新型コロナウィルス感染症に関する個人的な纏め

2020年4月5日 公開 / 2020年4月6日更新

テーマ:新型コロナウィルス

コラムカテゴリ:医療・病院

新型コロナウィルスが猛威を振るっている。

世界中で感染拡大が相次ぎ、この原稿を書いている時点で感染者は120万人を突破。死者数も65,000人に迫ろうとしている。
とりわけ深刻なのがヨーロッパとアメリカで、アメリカだけで感染者が30万人を越えた。にもかかわらずその感染拡大は留まることを知らない。

まさに「指数関数的に」増殖を続け、世界中を恐怖の渦に巻き込んでいる。

恐ろしい。書いている私も本当に恐ろしい。

とはいえ、この種の情報はもはや書き綴るまでもなく、普通に検索すれば出てくるもの。

なので、一般人の観点から日本の現状について把握してみた結果を書き綴ることにしようと思う。
私は専門家ではないのでところどころ「正しくない」情報やあやふやな情報が混じることもあるかも知れないが、そこは大目に見ていただきたい。

まず第一に、告げておきたいのが、我々が「現状感染したら出来ること」という観点からの記述だ。
一般的に、我々が「病気にかかった」時に何をするかを考えてみよう。


まず、医者に行くだろう。
そして、検査を受け、
適切な薬をもらって服用し
重篤な場合は入院する。

1.専門機関に行く
2.検査を受ける
3.薬を貰う
4.静養(入院)する。


の手順をとるはずだ。勿論、最初から医者に行かずに体を休めて自然治癒を待つ人もいるだろうが、いずれもこの4つのカテゴリに当てはまる。


では、仮に今回の「新型コロナウィルス」に感染した。もしくは感染した疑いがある場合をどうするかを考えてみよう。自分の行動を決める際に行動予測を立てるのは良い方策だ。

1.専門機関に行く。

専門機関に行く理由は2の「検査」を受け、3の「薬を貰う」為だ。
ただし、3の薬は現段階ではできていない為、目的は2に限定される。

コロナウィルスの検査は大きく分けて

1.PCR検査(ウィルス検査)
2.抗体検査(感染による血液中の抗体を検知)

の2つになる。、

https://www.rieti.go.jp/jp/colhttps://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0553.html


大まかに言うと、PCRが「今かかっているか?」を調べるもの、抗体検査が「過去にかかったことがあるか?」を調べるものだと思ってもらえばよい。


このうち、今テレビなどで報道されている「検査」とはPCRの事を言う。


この「検査」を受けられる基準は以下のとおりである。

ア)発熱又は呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、新型コロナウイルス感染症であることが確定したものと濃厚接触歴があるもの

イ) 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に湖北省に渡航又は居住していたもの

ウ) 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に湖北省に渡航又居住していたものと濃厚接触歴があるもの

エ) 発熱、呼吸器症状その他感染症を疑わせるような症状のうち、医師が一般に認められている医学的知見に基づき、集中治療その他これに準ずるものが必要であり、かつ、直ちに特定の感染症と診断することができないと判断し、新型コロナウイルスの感染症の鑑別を要したもの


ちなみにこれは、2/14付で一般の診療機関に配られているものを丸写ししたもので、今のところ当時から変更は行われていない。


一般の医院でPCRを行うことは出来ないので、医療機関にかかってもせいぜいが保健所を紹介してもらえるくらいだということになる。


この中に、保健所の電話番号も記載されているが、まず繋がらない。直接行っても検査は受けさせてもらえない。これは医者が頼んでも無理で、それどころか医師会から頼んでも断られるというのが現状だ。

「たらいまわし」と報道されているのがまさにこれだが、一般の医者の立場からしてみれば「どうにもならない」というのが現状で、今のところ本当にどうすることもできない。検査を受けられた人も散見されるので、運が良ければ受けられるのだろう。

医者に「なんであの人は受けられたの?」と聞いても「わからない」と返ってくるのが関の山だ

検査数が少ないのには訳があり、今のところある程度平穏に過ごせているのは、コントロールがうまく行っているからだという話もあるが

https://forbesjapan.com/articles/detail/33332/1/1/1

実際問題「検査できる人間が居ない」というのもまた実情だと聞く。考えてみてほしい。あなたが保健所に勤務する人間だとして、毎日のように送られてくる「コロナ患者」を検査したいと思うだろうか?

そんな馬鹿なと思うだろうが、そういうものだとしか言えない。PCR検査には検査する側にも危険が付きまとう。そして、大多数の保健所の人間は、この種の検査に「慣れていない」だからこそ生まれる一般の認識との乖離がここにある。

紹介されて保健所に行っても受けさせてもらえないのだ。


と言うわけで、PCRを受けるのは望み薄だ。


では2はどうだろう?

これは、「過去にかかったことがあるか?」を調べる以上、意味がないと思われがちだが、新型コロナウィルスは、感染しても自覚症状が全くないまま完治してしまう例や、単なる風邪のように比較的軽い症状で終わる可能性もある。なので、知らない間に感染していたという可能性はゼロではないし、自分のかかった病気が新型コロナウィルス感染症だと確定できることにも意味はある。一度完治してしまえば、あとは人に染すことも、感染することもまずない。こうなると悪戯に怖がる必要はなくなってくる。


どうやって入手するのだろう?


結論を言うと、今はまだ「入手できない」というのが実情のようだ。

どうにか入手できないかと医師に掛け合ったこともあるが、「今は無理」と断られた。


精度的に全く問題がないわけではない為、国側が「慎重に」なっているとのこと。ただし「近々出来るようになるだろう」というのが、その医師の見解だった。

・・・とはいえ一般の医院に行き渡るまでになるのかはわからない。そして精度的に100%ではないため、仮にできたとしても心の安息を得る程度で行動は慎重にするべきだろう。


最後、4.つまり重症化したときの受け入れ態勢だ。

ちょっと前にこんな話を聞いた

https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%EF%BD%89%EF%BD%83%EF%BD%95%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E6%95%B0%E3%80%81%E4%BC%8A%E3%81%AE%E5%8D%8A%E5%88%86%E4%BB%A5%E4%B8%8B%E3%80%8D/ar-BB125Orz

イタリアがどうなっているのかは少なくともニュースを見ている人なら知っていると思う。

医療崩壊状態のイタリアよりも、日本のICUの数が少ないというのだ。重症患者を受け入れられなくなった時に医療崩壊が起こる。受け入れるべきコップの数がイタリアよりも少ないということは・・・



結論。

普通の人が新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に感染したら検査してくれるところも受け入れてくれるところもない。

つまり出来るのは、1と4


これが日本の現状だ。


え?それって詰みじゃね?と思った人は大正解。そう「詰み」だ。


実際、報道されているような「たらいまわし」の状況を見て、これは「情報の伝達の問題で、ちゃんと情報を整理すれば感染者をたらいまわしにして二次災害を引き起こすようなことにはならないんじゃないか」と考えて行動を起こそうとした矢先に発覚したのがこの「詰み」の状況だった。


医者も、医師会ですらもどうすることもできない。「どうにかしてほしい」と思うのは一般の人間と同じなのだ。

そう。これが日本の現状・・・



防御する方法はひとつ。籠城する事である。つまり、ヨーロッパやアメリカ、そして中国がとった方法になる。

話題の「ロックダウン」だ。

そして、今のところ、都市の封鎖も人の往来の制限もほぼやっていない。野放図なまま。

言い換えれば、敵を攻撃する武器も鎧もなく、敵の陣内をひとが裸で動き回っているのが海外から見た今の日本の状況というわけだ。


・・・とここまでがひたすらネガティブな話。

ここでひとつの大きな疑問が浮かぶ。ではなぜ、今の今まで日本はNYのようになっていないのだろうか?

医療崩壊を起こしている国が何もしていないわけではない。むしろ今の日本よりよほど強力な対策を打ち出している。にもかかわらず死者の数はうなぎ上りで、対して日本の死者数は顕著な増加を見せていない。

何故だろうか?


清朝末に「義和団の乱」という農民反乱が中国で沸き起こったのを知っている人もいるだろう。

「義和拳」という拳法(?)を身に着ければ、鉄砲も大砲も受け付けないと言って欧米列強に立ち向かったアレである。(勿論そんなことはなかった)


これはまさに現代版義和拳!日本人はたとえ無防備で、新型コロナウィルスに攻撃されようとも跳ね返すのだ!

It's Japanese Mystery!!


・・・これに対して一つの回答として提案されているのがこれ

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200405-00171556/

BCG日本株と、コロナウィルス感染症の死者数には強い相関関係がある(かもしれない)という話だ。まだ全く検証されていないが、恐らく全世界が注目しているデータのひとつだと思う。

とはいえ、BCGは言うまでもなく「ウィルス」ではない。そんなものが新型コロナ「ウィルス」に効果はあるのかというツッコミも当然ある。

まさに摩訶不思議な現象。でも本当であってほしい!




纏めよう。

今の日本では新型コロナウィルスにかかったら、検査はまず出来ない。

そして重症化したら受け入れてくれる先も少ない。

ロックダウンもしていなければ、人の行き来も比較的自由である。

コロナウィルスの感染者は自覚症状がない人も多い為、実数は報告されているよりはるかに多いはずだ。人によっては10倍とか40倍とか言っているのを聞いたことがある。


対抗策は、三密回避に、うがい、手洗い、アルコール消毒、マスクに、現代版義和拳BCG!

あとは、出来るだけひとと接触しないこと。



・・・言っていて怖くなってきた・・・皆さん、まじでやってください。お願いします。


まさか、ここへの最初の書き込みがこんなものになるとは思わなかった。
次はもっと楽しい話題を書きたい。


最後にいくつか私の個人的な意見。


まず、今回の新型コロナウィルスに対する対応は責められてしかるべきです。BCGが本当だとしてもそれはあくまで「神風」

無防備なまま、国民や、現場の医師を危険にさらしている現状も、対応策が解らず右往左往させる状態も、とても「情報先進国」とは言えません。ガラパゴスです。

実際、医師会などは、この状況を「竹槍で立ち向かうようなもの」と例えていると聞きました。

感染していたとしても、自覚症状のないまま患者さんが民間医療機関を多数訪れている。医療機関はまさに「三密」最前線です。防御策はなく、そして力にもなれない。力にもなってくれない。



そして、今、注目してもらいたいのが東京の状況。

注目すべきは人数ではなく、「感染経路が不明な人数」です。日本の対策は、クラスター形成、その内容の把握と封じ込めです。

どちらかというと「それしかできない」からやっているようにも見えますが、今のところ功を奏しているように見える対策が破たんしつつある気がします。

感染経路が不明な人が多くなると、今までのような対策が不可能になります。そのひとが何処でうつされたのかわからない為、それがどのように広がっているのか、そして他の都市に移動してないのかなどまるで解りません。

私の住む愛知県は、名古屋までなら東京から約2時間。まさに鼻先です。そして、今のところ他都市からの流入を阻止している気配はなく、この状態で「愛知県はうまく行っている」と言われてもハイソウデスカなんて言えません。

東京の推移によっては、現代版義和拳は脆くも崩れ落ちる可能性だってあります。そうなったら、日本もアメリカにようになります。
勿論別の要因がなければですが・・・


緊急事態宣言は出してほしいです。実効力の有無ではなく、強い言葉で。

今の日本は「国民国家(Nation State)」としては破たんしています。まるで一貫性がなく、国として機能していない。何処を見ているのかまるで伝わってきません。

そろそろ国民国家と言う概念を見直す時期が来ているのかもしれません。今回のことは良い教訓になったと後で思いたい。

とはいえ、それよりまずこの事態を何とか切り抜けたい。切に願います。

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