まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ岐阜
羽田博人

住宅建築の正しい情報を伝え、心をクリアにするプロ

羽田博人(はだひろひと)

羽田建設株式会社

コラム

規模で不具合の対応に驚きの差!

羽田博人の日記

2016年1月26日 / 2016年4月11日更新

岐阜市 口こみ
From 羽田博人

先日、私が車の保険の更新で保険会社の社長さんと話をしていた時のことです。

新しくなった保険の仕組みや、事故をした時の対応が昔と変わってきている事などの話を聞いていた時に、CBCラジオのテレフォン人生相談の話題になりました。


ラジオの話としては、お客様がリフォーム会社にリフォーム工事を依頼した後に、不具合が見つかったのでリフォーム会社に電話をしました。
ところが、何回電話をしてもそのリフォーム会社は見に来てくれず、精神的に情緒不安定になっているという、リフォームトラブルに巻き込まれた内容の話でした。

私もその話を聞いて、建築会社によって工事後の対応に大きなバラつきがある事など、20年以上の経験で感じている話をしました。
初めて家づくりをされる方が、たくさんある建築会社が有る中で、それぞれの建築会社の工事後の対応がどうなのか調べるのは、難しいのも事実だと思います。

そこで、私も色々と調べてみました。

「○○会社 評判」とか「○○会社 口コミ」で調べても


例えば、インターネットで「○○会社 評判」とか「○○会社 口コミ」で調べても正確な事はよく分からないと思います。

また、実際に建てたお客様のご自宅に訪問して話を聞く方法もありますが、建築会社さんの紹介してくれるお客様の話を聞いても、「悪い事は言わないだろうな」と考えるのが自然ではないでしょうか。

たまたま知り合いの方がその建築会社で工事をしていて、不具合の対応の話が聞ければ、本当の話を聞けるかもしれませんけどね。

そこで、建築会社の不具合の対応について少しでも参考になればと思い、日経ホームビルダーから、参考になりそうなデータを引用させて頂きます。

実は不具合の対応は、会社の規模で建て主の不満度に大きく差が出ているのです。
日経ホームビルダーのデータによると、不具合の対応でハウスメーカーの不満度は19.6%、工務店の不満度は20.0%と、ハウスメーカーと工務店で不満度の差はほとんど変わりません。


ところが、工務店の規模別にみると、不具合の対応による不満度に大きく差がでている事が分かりました。

建て主不満度のデータを見てビックリ!!


年間契約件数21棟以上の大規模工務店の建て主不満度は14.3%
年間契約件数6~20棟の中規模工務店の建て主不満度は17.8%
年間契約件数5棟以下の小規模工務店の建て主不満度は、31.3%といきなり数字が跳ね上がるのです。

私もこのデータを見てビックリしました。

このデータを解説した、日経ホームビルダーのコメントを記載すると、
「このデータから読み取れるのは、組織力の差だといえる。
大規模工務店クラスであれば、営業や現場、クレーム対応の専任職を置く余裕がある。
小規模工務店のように現場社員やクレーム対応の社員がおらず、社長がすべてを1人で対応せざるを得ない場合、仕事が重なると不具合の対応に手がまわらなくなる事態が起こりうる。
社員がいなくては、社長の人柄や技術力で信頼を得ている小規模工務店にとっては厳しい結果と言えるだろう」

と書かれており、私もまったく同意見でした。
不具合の対応に手がまわらないので有れば、手がまわるように考える事が当たり前であり、工務店の都合を建て主に押し付けるような事をしてはいけません。


建築業界の悪習として、昔から「建てっぱなし」の建築会社が多いのも事実です。
「建てっぱなし」とは、家を建築した後の定期点検やメンテナンスの仕組みがない会社の事をいいます。

これからは「何か困った事があったらいつでも電話して下さい」の口約束ではなく、定期点検やメンテナンスの仕組みについて、建築会社に詳しく聞く事が自分や家族を守る為にとても重要ではないのでしょうか。

是非、これから家づくりをされるあなたには、家を建てた後の定期点検やメンテナンスについても、建築会社にどんどん質問をして、良い家づくりして欲しいと思います。
サイン
日本三ツ星工務店協会 代表理事 羽田博人
1969年岐阜市生まれ。幼いころから大工だった父親の後姿を見て育ち、学校卒業後は地元の中堅ゼネコンを経て、名古屋の大手住宅ディベロッパーに就職。その後父が経営する羽田建設の後継者として入社。有名設計士に教えを請い、優良工務店やさまざまな建築現場を見てまわるなど、研さんに励み、これまで住宅延べ150棟以上の建築を手掛ける。一級建築士や宅地建物取引士などの資格も所有。

一方で、羽田建設や日本三ツ星工務店協会の理念である「啐啄(そったく)」に基づき、「親子がともに学べる、心と心のふれあいの場を創設したい」と窪田貞三氏とともにマザーズリンクアカデミーを立ち上げ、現在は理事を務めている。
⇨マザーズリンクアカデミーのHP:https://r-mla.jp/

この記事を書いたプロ

羽田博人

羽田博人(はだひろひと)

羽田博人プロのその他のコンテンツ

Share

羽田博人プロのその他のコンテンツ