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コラム

守山の家S邸の1年点検!!

2016年8月28日

コラムカテゴリ:住宅・建物

守山の家S邸が1年目を迎え、先日1年点検を行いました。
真新しい家に住まわれて1年、季節が一巡して新たな生活リズムができてきて、家族が自然体でいられる空気がただよっています。そんな生活の中で建物として新たな問題が無いか確認をしています。
生活の動きの中で支障をきたす部分は一部小さな窓越しに隣家との目線の問題が発生しており、すだれ等で目線を遮ることで対応することとなりました。その他はありませんでしたが、クライアントの気になっている部分と合わせて物理的に細かなチェックを行なった結果、一部建具の不具合などがあり施工者に調整していただくこととなりました。
家全体としては、「夏は涼しく、冬は暖かいので快適に暮らしています」という言葉をいただきましたので喜ばしい限りです。
この暑い時期でも1階などはエアコンをかけることはほとんどなく、冬も床暖房をあまりかけなくても過ごせるということなので全体的には断熱性能が十分発揮されているのと、風通しがいいということ、家の中が涼しいだけではなく土壁や木の程よい呼吸が相まって爽やかな空気感があるのだと思います。

80年来の岩とそれに寄り添うワクラの木も元気で出迎えてくれました。


外部の庭もほぼ整い居間から自然が一体的に感じられます。


庭は関本グリーンアートによるものです。松の木やその隣の岩は元々そこにあったものです。


守山の家S邸の詳しい内容はこちら → http://www.atelier-ando.com/works/?id=1444529394-245268

☛ 家の点検や維持管理
家は季節が巡って1年経過すると、季節の温度変化やエアコンを使ったりして木や土壁の収縮や呼吸の程度により不具合が生じる場合があります。特にいつも動かす建具などは扱い方にもよりますが不具合の発生確率は高くなります。手作りの建具は馴染むまで調整が必要な場合が多々あります。それは悪いことではなく、きちんと作られた建具は調整が必要であっても非常に長持ちするものなのです。そして年を重ねていくと木も土も落ち着き、より一層よさが増していき、包み込んでくれるような空気感につつまれます。
今後も部位により耐久性の違いはありますが定期的な点検や維持管理は必要なものと考えています。

どうでしたか?コメントがありましたらお寄せ下さい。

この記事を書いたプロ

安藤孝彦

和と温もりを大切にする建築設計のプロ

安藤孝彦(アンドウ設計事務所)

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