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田口良成

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田口良成(たぐちよしなり)

美術品の相談室 田口美術

コラム

「三方良し」はWIN-WIN

2016年8月22日

 「三方良し」(さんぽうよし)とは「売り手」良し「買い手」良し「世間」良しという意味で、売り手にとっても買い手にとっても利があり、それが世の中の役にも立っているという考え方であり、近江商人の心得としてよく知られています。高尚な理念のように思われがちですが、商いの観点からしたら至極当然のことです。私は極端な営利に走らないよう、お客さまの目線で考えるようにと戒めの意味で標榜に掲げています。
 美術品・骨董品はそのものが文化を担っています。長い年月に何度も淘汰されながらでも受け継がれていくべきものです。時流の相場もありますので同じ品物が10年の間に何十倍の価値になることもあればその逆もあります。なので高いから良いのか、安いから悪いのかというとそれは別の話であります。
 骨董品の陶磁器でいうと30年前は伊万里が流行になりつつあり、蛸唐草といわれる柄の染付が驚くほど高くなりました、その後日本の景気が後退すると次に韓国の高麗・李朝の陶磁器がブームになりました。それがここ数年の中国骨董のブームで一部の品物は何億という評価になりました。
 今はまだ中国の骨董品が高く日本や韓国の骨董品はいい時期より値段は下がってしまいましたが、伊万里も高麗・李朝も中国の陶磁器もみんな良いものは良いのです。ですので今は大した評価もない品物が時代を経て再評価、再々評価を受けるかもしれません。それらを身近に置いて愛でたい方、また価値がわかってもお守りしていくことができない方もいらしゃいます。その方々の間に入って適正な金額をお伝えしたり、いろいろな役に立つために私たち美術商はいるのです。

 そうはいってもきれいごとだけでは成り立ちませんので当店的な三方よしの解釈は

「売り手」「買い手」「当店」が良ければそれが世間の役に立つ、みんなが幸せ。よくいうWINーWINの関係ですね。

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