まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ福島
星隆行

安心・安全・快適な住まいづくりのプロ

星隆行(ほしたかゆき)

株式会社 星工務店

お電話での
お問い合わせ
0241-73-2117

コラム

会津地方でゼロエネルギー住宅の新築をお考えの方へ

ゼロエネルギー住宅

2015年12月3日


現在、弊社では南会津郡只見町大字只見地内において、
ゼロエネルギー住宅の新築工事に着手しています。
平成25年に改正された省エネルギー法により、
平成27年4月からは全ての新築住宅において、
外皮計算と1次エネルギー消費量の算定が義務付けられました。
従来の仕様規定は平成27年3月までの時限措置でした。
しかしながら、法整備が進んでおらず罰則規定などが曖昧です。
今後、2020年を目途に法整備がなされる予定です。
建築業界では2020年問題などと言われ、対応できない
ビルダーが出てくると推測されますが、2020年の
省エネルギー基準を満たせないビルダーは、2030年に
標準的な仕様となるゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)への
対応は絶対にできないものと考えています。
社内で建設業の許可、建築設計事務所の許可の無い工務店、
ビルダーは新築住宅の新築ができない時代になります。
設計から施工まで一貫した設計施工の体制が必須です。

現在、新築工事中のゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)は、
平成25年に改正された省エネルギー法に基づいて、
外皮計算、1次エネルギー消費量の算定を行ない、
1次エネルギー消費量をゼロにしたものです。
1次エネルギー消費量をゼロにするには、躯体の高断熱化に加えて、
高効率給湯器の設置、太陽光発電設備の設置が不可欠です。

躯体の高断熱化については、外部に面する部分の熱損失を示す、
外皮平均熱貫流率をとにかく下げて、外部へ熱が逃げないように
することが大切です。そのために、充填断熱に加えて、
外貼り断熱により付加断熱が必須となります。
平成25年に改正された省エネルギー法の基準値では、
外皮平均熱貫流率は南会津地域の場合、0.56以下となっていますが、
この程度の性能では到底ゼロエネルギー住宅にはなりません。
それは外皮平均熱貫流率が1次エネルギー消費量の算定に大きく
影響するからです。実際に計算した外皮平均熱貫流率は0.24です。

1次エネルギー消費量の算定では暖房、冷房、換気、照明、給湯について
検討する必要があり、その中でも大きな割合を占めるのが、給湯と暖房です。
この2つの消費量を抑える事が省エネルギー性を高める上でとても重要です。
この問題を解決できるのがハイブリッド給湯・暖房システムです。

太陽光発電設備については、できる限り少ない設置容量でカバーできる事が
理想であり、その為にも、断熱性能を高め、高効率給湯器の設置をして、
1次エネルギー消費量を抑えることが必要です。
ゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)にするには、
南会津地域のような豪雪地でも太陽光発電の設置は必要です。
また、太陽光発電設備の評価方法が地域によって異なるため、注意が必要です。

いずれにしても、これから先は性能の低い住まいは、建築ができなくなります。
平成25年改正の省エネルギー法は、計算の過程が増えただけで、
基準自体は以前のものとあまり変わりません。
2030年に標準的な仕様となるゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)や
税制上優遇措置などのある長期優良住宅などをご提案していくのが
これからの設計者、工務店のあり方だと認識しています。

この記事を書いたプロ

星隆行

星隆行(ほしたかゆき)

星隆行プロのその他のコンテンツ

Share

星隆行のソーシャルメディア

facebook
Facebook

星隆行プロのその他のコンテンツ