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コラム

保険の見直しは必要?見直しで得する3つのパターンと損する3つのパターン

2021年9月14日 公開 / 2021年9月19日更新

テーマ:生命保険・医療保険

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 生命保険 選び方生命保険 種類FP 無料相談


1. 保険の見直しは必要?


最近の保険業界は目まぐるしいスピードで多様化が進んでいます。
商品の種類だけでなく、加入の仕方も保険会社からの直接契約だけではなく、保険代理店や銀行、郵便局でも保険に加入できるようになりました。

大型のショッピングモールなら必ずと言ってよいほど、複数社の保険を取り扱うショップが入るようになり、日常生活の中で保険に接する機会が格段に増えていますね。

それに伴い、「保険の見直し」という言葉をCMやお店で耳にする機会も増えたのではないでしょうか?

しかし保険の見直しとは、そもそも必要なのか?
一度加入したものを続けるだけではだめなのか?と思う方もいると思います。

まず生命保険というのは基本的に、
自分に万が一のことがあった時に家族がこれまで通り生活出来るように経済的な損失をカバーするための手段です。

ですから、結婚、マーホーム購入、昇進、転職などで収支が変わった時や、
子の誕生や独立により扶養する家族の人数に変化があったときなど
必要な保障額や保障内容が変わるタイミングでは、損トクに関わらず、見直していく必要があるでしょう。

しかし、そのような変化がなくても、より良い新商品が出たと保険会社から連絡があったり、たまには保険を見直してみませんか?と言われることがあると思います。
今回は、大きな状況変化がない場合でも、保険の見直しはした方が得なのか?という事について、

大きな状況変化がなくても保険の見直しをするとメリットがある可能性が高い場合と、逆に損をしてしまう可能性がある場合について、お話していきたいと思います。

2. 保険の見直しで得する3つのパターン


 2-1. 言われるがままに加入し、内容をよく把握していない


悩む

担当者から何度か話を聞いたがよく理解できず、しかし保険は何かしら入っておくものだと思いそのまま加入した、というような話をよく聞きます。
また、親から社会人なんだから一つくらい入っておきなさい、というように言われるケースもあるようです。

そもそも保険は種類が多くて分かりにくい!と感じる人が多く、実際に専門家が見ても本当に分かりにくい仕組みの商品も存在します。
掛け捨てから貯蓄性のあるもの、途中で切れるものから一生涯続くもの、更新があるものとないもの…と多様で、考え方によっても最適な保険のプランは異なります。

しかし、初めて保険に加入する年齢では一般的に社会や人生においての経験が浅く、自分の将来や、それに必要な保障は何かということに対する自分の考えをもつことや、いろいろある保険の仕組みを理解することは容易ではありません。

またはじめて保険に加入するときは年齢が若く健康なため、将来起こりうるリスクを自分の事として想像するのも難しいのかもしれません。

その結果、親や担当者に「とりあえずこれに入っておけば安心」と言われれば
なんとなくそうかな、とそのまま契約するケースは非常に多いのです。

必要性はそこまで感じていなくても加入するのは、「社会人になったら何かしら保険に入るもの」という考えをもつ人が多いためです。
生命保険文化センターの調査によれば、日本人では男女ともに8割以上の人が生命保険に加入しているのですが、これは世界的に見ても加入率が高く日本は保険大国だと言われる所以になっています。

保険に入ること自体が、目的となっているのですね。

しかし当然ながら、ニーズや考え方はひとりひとり異なります。
万が一亡くなった時のお葬式代のつもりで入っていた保険が、実は死亡時には1円も出ない医療保険だった、なんていう話も聞きますが、万が一のことがあった時にそれが分かっても取り返しがつきません。

このように言われるがまま加入した保険を見直さない場合、保険料が高い・安いにかかわらず自分のニーズとは違った商品や、自分には必要のない商品にお金を払い続けてしまうリスクがあるのです。

保険に加入することは、目的ではなく手段です。

このような方は見直しをする際にも、「何かしらの保険には加入する」という事を前提とせず、加入しないことも選択肢に入れた上でゼロから保険について理解を深め、
必要性を判断していくと良いのではないでしょうか。

 2-2. ここ2~3年、保険を見直していない


ここ2~3年保険を見直していないという人も、見直しをすることで得になる可能性が高いです。
例えば、同じ保障内容でより掛け金安く入れる商品を見つけたり、同じ掛け金でより給付条件が良い商品に加入出来たりするという事です。

忙しい毎日を過ごしていると、2~3年が過ぎるのはあっという間だと思います。そんなに短いスパンで見直さないといけないの?と憂鬱に思われるかもしれません。

保障額や掛け金に気になる点がない場合は、5年に一度くらいでもいいでしょう。

しかし、「家計の無駄は出来るだけ減らしたい」「よりよいものがあれば常にアップデートしていきたい」という方は2~3年に一度見直してみると収穫がある可能性は高いということです。

というのも、昨今の保険業界は目覚ましいスピードで変革しており、従来なかった給付要件の新しいタイプの保険や、従来からあるタイプの保険でも各社の企業努力により大きくコストを抑えた安い商品などが毎月のようにどこかしらの保険会社から、新しく発売されています。

それに加え、従来、保険会社の社員から直接加入するのが一般的であった生命保険が、最近は複数社の商品を扱う代理店で、比較した上で加入するのが一般的になりました。
そして比較加入がスタンダードになったことで、既存の商品に対して優位性のないものを発売するメリットが希薄となったのです。

保険会社は商品の開発コストや金融庁からの認可の問題で、年にいくつも新商品を出せるわけではありません。
せっかくコストをかけて開発した新商品が他社の既存商品に劣るなら、発売するメリットがないのです。そのため後発商品少なくとも、ある特定の年代・性別には優位性がある事がおおく、2~3年経てば多くの方にとって何かしらのより良い商品が出ている可能性が高いのです。

ただし、貯蓄性のある商品を解約して新たな商品に変える場合は、元本割れを起こしている可能性が高く乗り換えるメリットを慎重に検討する必要があります。
掛け捨てタイプの商品の場合は、よりよい商品に出会ったらいつ乗り変えても、損をするという概念はありません。

また、医療保険やがん保険については後発商品の優位性のほかにも、見直す理由があります。
国の医療制度が変われば、医療保険の使い勝手も変わるためです。
例えば、先進医療の特約は今の医療保険にはほとんど付いていますが、ひと昔前の医療保険にはありませんでした。
またここ1年ほどでは、国が患者申出療養制度を開始したことで、保険会社でも患者申出療養制度に対応した特約が開発されています。

自分の医療保険が今の医療体制に合った役に立つものなのか、やはり何年かに一度は確認しておきたいですね。

 2-3. 保険会社から直接契約した(他社比較していない)


保険会社から直接契約している事自体が悪い事ではありません。
私も保険会社に勤務していたときは、お客様が他社と比較をすることなく「あなたから入りたい」と言って下さることにとても感動しましたし、当時のお客様には本当に感謝しています。

保険会社から保険に加入する事には安心感などのメリットもあると思いますし、担当者が信頼できる人であればなおさら良いと思います。

しかし、このコラムを見ている方は現状に多かれ少なかれ不安や疑問があるのではないかと思います。
保険会社や担当者との付き合いよりも、家計の負担や無駄を少しでも減らしたい、そのように考える方に参考になれば幸いです。

保険会社から直接保険に加入している場合、他社と比較をしていない、もしくは比較をしていたとしても2~3社程度である場合が多いです。
しかし保険会社は日本に42社もあり、日系、外資系、損保系、ネット系、日系グループ会社など系統別に分かれて特徴があり、それぞれに得意分野や不得意な分野があります。
2~3社比較したとしても同じような系統の会社で比較をした場合には、あまり差を感じられず有意義な比較にならないことがあります。

また、42社の中にはコストダウンのために自社に営業社員を置かず、販売を代理店に完全に委託しているような会社もあります。このような会社は安くメリットがある事が多いのですが、そもそも保険会社から直接加入することが出来ないのです。

ちなみに、同じ保険会社・同じ保障内容であれば、保険会社から加入しても保険ショップなどの代理店から加入しても保険料はまったく変わりません

では、肝心の保険料は、保険会社によってどのくらい差がでるのでしょうか。少しでも安くしたい方もいれば、そんなに変わらないのであればこのままでも良いと考える方もいるでしょう。

年齢、性別、喫煙有無、健康状態などによっても保険料は異なりますし、保険種類によっても差の出方は違うので一概にいうのは難しいですが、それでも一言でいうなら倍以上変わることがあります

もし同じ保障内容に半額以下で入る事が出来ればもちろん月々の家計としても助かると思いますが、
将来にわたる支払総額でみれば保険は住宅の次に高い買い物と言われ、数百万円~数千万円になることもありますから、
保険料を下げることによるインパクトは非常に大きいと言えるでしょう。

さまざまな系統の保険会社の中から網羅的に比較するためには20社以上の保険を取り扱う代理店に相談をすることをお勧めします。
取扱保険会社の数はショップのホームページに掲載されていることが多いため、事前にチェックしておきましょう。

3. 保険の見直しで損する3つのパターン


 3-1. 健康状態に不安、健康診断で異常を指摘された場合


加入中の保険は健康な時に加入したものだが、今は健康面に少し不安がある…という場合には、見直しは慎重に行った方が良いでしょう。

しかし、最近は保険会社も加入基準を引き下げるなどして、持病や投薬、健康診断の結果「要経過観察」や「要再検査」となっていても、加入出来る商品も増えました。ですから一概に、持病があったり投薬中だからと言ってあきらめるという必要もありません。

逆に、現在加入中の保険が、健康状態による割増保険料や特定部位不担保などの条件付きとなっている場合は、見直すことでより条件の良い内容で加入出来る可能性があります。

加入基準が引き下げ傾向にあることに加え、保険に加入する際の健康状態に関する質問は一般的に過去5年以内の治療歴に限定されるため、5年を経過した後は告知をする必要がなくなるからです。
今の保険に加入した時は手術から1年しか経っておらず条件付きでの加入となったが、それから5年経ったので手術歴は不問になり無条件で入れる可能性がある、という場合には見直しをすると良いでしょう。

一方で、損をする可能性があるのは、現在条件なしで保険に加入出来ている方が、直近の健康診断で異常を指摘されたことなどの理由により新しく加入する場合の条件が悪くなるケースです。

新商品などで保険の内容自体は良くなっていても、保険料が割増しになったり、持病の悪化が保障されないなどの条件が付く場合は必ずしも見直した方が良いとは限りません。

また「持病があっても入りやすい保険」のように引受基準緩和型保険と言われる保険もありますが、このような保険は持病がある人向けにそもそもの保険料が高く設定された保険ですので、
これまでが緩和型ではない保険に入っていた人が、こちらの保険に見直す場合も同様に損な見直しになる可能性が高いです。

同じ健康状態でも、加入できるかどうかの判断や条件付きとなるかどうかの基準は保険会社によって大きく異なります。
各社の加入基準はFPなど保険を取り扱う人には公開されているため、告知に不安な点がある場合は事前によく相談をして加入しやすい会社を探したり、いくつかの保険に同時に申し込んで一番条件が良い会社で加入するのが良いでしょう。

 3-2. 保険会社から新商品や特約への乗り換えを勧められた

勧誘
保険会社や担当者から、新しい商品がでたので見直しませんか?という連絡がきた場合です。

もちろん、より時代に合った使い勝手の良い商品や特約である場合は見直しても良いのですが、気を付けたいのは気付かないうちに「(収益性の低い)割高な商品」に変えられてしまっていないかという事です。

簡単に説明をすると、生命保険会社はお客様から預かった保険料を運用して収益を出している会社になります。高い利率での運用が期待できる場合には、その収益をお客様にも還元する形で保険料を割り引くことが出来ます。
そのため、同じ保障の内容でも会社によって保険料に差が出てきます。それがここで商品の収益性と表現したものになります。

生命保険会社の主な運用先は国債や不動産になりますが、10年物の日本国債の利率で見てもこの10年間で1.0%以上下がっていますので、同じ会社の商品で比べたときには保険の収益性はこの10年間で大きく下がっていることになります。

日本国債の利率の低下は、主に日本円の保険に影響します。ドル建てや変額ではない、普通の保険のことです。(円の保険の優位性が下がってきたことを受けて、貯蓄性のある終身保険や養老保険は海外の国債で運用する外貨建保険や投資信託などで運用する変額保険が登場しており、これらは日本国債で運用していませんので関係ありません。)

まだまだほとんどの保険は円建ての保険なので、円の保険てなんだろう?と思っている方の保険は十中八九、円の保険です。

では何に気を付けたら良いのか?ということですが、その保険が収益性を確認するのは簡単です。
収益性を表す指標を「予定利率」と言って、予定利率はどの保険にも必ず設定されていますので、現在加入中の保険と新しく提案された保険、それぞれの予定利率を聞いてみてください。

それが下がっている場合は、たとえ商品の内容が良くなったとしても全体的に割高になってしまうので、すぐには見直さずに他社との比較をしてみると良いでしょう。

もちろん全体的には割高になっても、それ以上に新しい商品に魅力的な保障内容が付いている場合は見直しをしても良いと思います。

この「予定利率」については保険会社の人でも良く分かっていなかったり、分かっていてもお客様には説明しないことがほとんどなのですが、保険の良し悪しを比べる上で非常に重要で分かりやすい指標なので、ぜひ参考にしてみてください。

 3-3. 加入して間もない貯蓄型保険の見直し




掛け捨てタイプの保険はいつ解約しても、解約返戻金と言って保険会社から返ってくるお金はありませんので、
新しく良い商品があった場合には、基本的にはいつでも解約して大丈夫です。

(ただし例えば、一生涯続く終身タイプの医療保険を10年間や60歳までといった短期での払込で契約している場合で、あと少しで払い終わるという場合には解約するのはもったいないかもしれません。)

しかし貯蓄性のある商品は多くの場合、最後までかけ続ければ掛けた金額と同等かそれ以上のお金が貯まるものの、加入後短期間で解約した場合の返戻金は、特に最初の1~2年間ほとんどないか、あっても今までに支払った金額よりは小さくなります。
解約によっていくら損をしてしまうのか、それを加味しても新しいものに変えた方がメリットは大きいのかをよく吟味すると良いでしょう。

貯蓄型の保険は、解約をする以外にも「払済保険への変更」という手続きをすることで、今後の掛け金の支払いは止め、今までの積立金をもとに計算しなおした保障金額に変更して続けるという選択肢があります。
払済保険に変更したあとも保険会社による運用は続くため、すぐに現金が必要な場合を除いては解約よりも良い選択肢になりえるでしょう。

4. まとめ


新しい商品には優位性がある場合が多いものの、見直しにあたっては気を付けた方が良いポイントもあるということを、お分かりいただけたでしょうか?

もちろん、何年かに一度自分の保険の内容を見て今の自分に必要なのか?新しく必要な保障はないか?と見直すのはとても良い事だと思いますし、した方が良いと思います。

ですが、いざ解約をして新しいものに変えるというときには、よく相談・比較をして、せっかく見直しをしたのに損をしてしまったというようなことがないようにしたいですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いたプロ

郡洋子

マネープランニングで人生を応援!保険と資産形成のプロ

郡洋子(ファイナンシャル・ジャパン株式会社)

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