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コラム
子どもを慈しむ親になるための6つのステップ①【気づく】
2020年5月23日
こんにちは。カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。
昨日の予告どおり、今回からタイトルの内容をシリーズでお伝えしていく予定です。初回の今日のテーマは
【子どもの苦しみに気づく】
です。
問題行動の背景にあるもの
突然ですが、あなたは自分がケガや病気をしたとき、何をきっかけに手当てをしたり病院に行ったりしますか?
正解は「痛み」ではないかと思います。
心も体と同じで、痛みによって心がケガしていることに気付けるものです。ただ、私たち大人と違って、子どもたちは「心のケガ」による痛みに気づいていてもそれを【うまく表現すること】ができません。
時には攻撃的、衝動的とも受け取れる「よろしくない行動」として表現されることもあるでしょう。
私たち親が目に見える行動に囚われ、それを諫めようとしてしまうと、それはあたかもケガして血が出ているところに「ツバでもつけとけば治る」と言っているようなもの。子どもの痛みは放置されたままです。
したがって、子どもの行動ではなくその【背景にある痛み】に気づく必要があります。
子どもの「痛み」に気づく
と言ってもどうやってそれに気づけばいいでしょうか?
それを教えてくれるものが「感情」です。
怒り、不安、嫌悪、恥(落ち込みやみじめさ)といった感情は特に人を苦しい感じにする感情です。子どもたちがこういった感情を感じていることに気づくことができれば、うちの子はもしかしたら「心のケガ」を抱えているのかもしれない…と気づきやすくなると思います。
気づくためにできること
では子どもの感情にどうやったら気づけるでしょうか。
それは普段から様子を観察することです。
普段は元気だし、自分で勝手にやってるから気にしない、、、ではなく、その普段のありようも観察しておく必要があります。
その「いつもの姿」をしっかり観察できていれば、それとは異なる状態にも気づけるようになります。
「良い・悪い」などとジャッジするその前に、子どものありようをひとまず観察すること。これはとても大切です。
いつもと変わらないように見えても、子どもたちは毎秒毎秒変化しながら成長していく生き物です。今日のわが子は今日だけのもの。夏休みの宿題の生物観察の如く、わが子の生態を観察してみてください。
きっと気づいてなかった面白い変化に気づけると思いますよ。
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