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高澤信也

「子育て力」をはぐくむカウンセリングのプロ

高澤信也(たかざわしんや)

カウンセリングオフィス トリフォリ

コラム

パパ、ママと呼ぶのはいつまで?良好な親子関係に必要なこととは?

2019年5月7日

テーマ:子育て


こんにちは。
たかざわです。

10連休はいかがお過ごしでしたか?

私は連休前に病院に入院。
退院からそのまま連休へ突入。
休まったのか休まらなかったのかわからないまま
仕事復帰いたしましたが、お陰さまで無事生還(汗)
有難くいただいた命を活かしていくのみです(*^^)v


教えて!gooウォッチ

突然ですが
「教えて!gooウォッチ」
というものをご存知ですか?

私は初めて知ったのですが、読者の方から寄せられた質問に専門家が答えていくサイトです。言わばヤフー知恵袋の専門家バージョンみたいなとこでしょうか。

読者からそこへ寄せられた質問への回答をお願いしますといった依頼をいただき、その記事が数日前にアップされています。
(記事はこちら

私が送った文章よりもだいぶ字数は減っておりましたが、編集の方がそれをうまくまとめてくださっていたようです。とはいえせっかくライターさんとやり取りをつづけたうえで書きあげた文章ですので、そのまま捨てるのも忍びない(汗)

ということでこのコラムを読んでくださっているみなさんには全文を読んでいただければと思い、もともとの文章をそのまま掲載しています。質問者の方々のお子さんたちの年齢はおおむね幼児期から児童期あたりが想定されている感じがしました。
ご興味ある方はどうぞご覧くださいませ。


質問①:パパママと呼ぶのはいつまで?

パパママと呼ぶこと自体はなんの問題もありませんし、それが親子関係に直接的な影響をおよぼすことはありません。大切なのは「親をどう呼ぶか」ではなく、「親と子がどう関わっているか」。例えば、その子が思春期を迎えても「友だちよりもパパママ(お父さん、お母さん)が一番!」と言うような親子関係だったらちょっと注意が必要かもしれません。
子育てのゴールである自立へと向う過程で、小学校高学年くらいから子どもは徐々に親と距離を取り始めるものです。その代わりに仲間の中に身を置き、そこで「自分らしさ」を発見し、そして自立のステップへと近づいていく大切な時期です。子どもがそのステップに取り組めるよう手伝うのは親の大切な役割の一つ。子どもが離れていくような寂しさを感じることもあるでしょうが、成長しているんだと喜べる親でありたいですね。


質問②:お父さん、お母さんと呼び変えた方がいいの?

呼び方自体に「良い」とか「悪い」というものがあるわけではありません。考えてみるべきはそもそもなぜ呼び方を変えた方がよいと思うのか、その理由です。子どもにとって呼びなれた愛着のある呼称(たとえば「パパママ」)を変えるのは簡単ではないでしょう。「もう大きいのにおかしい」とか、「幼稚な感じがしてはずかしい」とかの理由では子どもも納得しにくいでしょうね。実際「パパママ」と呼ぶこと自体が子どもの成長や自立の妨げにはなりません。呼び方が変わることで期待する変化が、子どもが自立へ向かうためのものであるならば、子どもとしっかりと向き合い、どうして呼び方を変えるのかを話し合えるといいですね。


質問③:呼び変えるタイミングはあるの?

もし子どもが呼び方を変えたいと思っているなら、キリがいいときだとやりやすいかもしれません。学年が上がったからとか、誕生日を迎えたからとか。子どもがやると決めたならその時がベストタイミングです。


質問④:親を〇〇ちゃんと呼ぶのは親子関係にどんな影響がある?

子どもが親を◯◯ちゃんと呼んでいて、親もその呼び方を受け入れているということはいわゆる「友だち親子」の関係と思われます。これも「パパママ」の呼び方と同じで、子どもが親を◯◯ちゃんと呼ぶこと自体が問題ではありません。繰り返しになりますが、考えるべきは親子の関係の在り方です。
友だち親子は外見上良い関係に見えるかもしれませんが、親が子どもの成長を促すための役割を果たせているかどうかがポイントです。その役割とは、どう生きるべきかのガイド役であったり、人間関係における適切な距離(「自他境界」といいます)を育てることであったりします。
子育ては衣食住や医療の提供、それに無条件の愛といったものだけでは足りません。子どもが大人になり、社会の中で生きていけるようになるには、自律心(自分の感情や気持ちや行動に責任をもつこと)や限界設定(自分に変えられるものと変えられないものを見分け、前者には力を注ぎ、後者は「変えられない」と受け入れること)を身につけることがとても大切です。親子の仲が良いこと自体は素晴らしいと思いますが、一方で親が親としての役割を果たせていない関係のままではこういった大切な要素が育まれにくいというリスクが潜んでいる点には注意が必要です。


質問⑤:大きくなっても子どもを〇〇ちゃんと呼ぶ影響は?

繰り返しになりますが、呼び方自体が何かの問題を引き起こすのではありません。ただ、その背景に「ずっとあの頃のかわいい◯◯ちゃんでいてほしい」という実現不可能な欲求が親側に潜んでいたら、それはちょっと危険な状態です。時にその関わりは「大人になってはいけない」という成長を禁止するメッセージとして子どもの中に取り込まれることがあります。そのメッセージを受け取った子どもは、それを意識していなくても、実年齢よりも幼い子どもの生き方を選択しかねません。
親の在り方を省みて、大きくなって欲しくないという願いが込められた「○○ちゃん」という呼び方であれば、あえて変えてみることで健康な親子の距離を保つきっかけになるかもしれませんね。


質問⑥:良好な親子関係のために気をつけることは?

まずは親が自分の心の声を聴き、「自分をケア」することができるようになることです。
子育てをしていれば、成長や可愛さに対する喜びだけではなく、イライラや怒り、不安や心配などの負の感情も尽きることはありません。どんな感情もすべては子どもを大切に思えばこそ。しかし、心が忙しく動いている状態をそのままにしておくと、やがてそれはストレスとなり、すべてに余裕をなくしてしまいます。私たち親がエネルギー不足になれば良好な親子関係など到底築けません。
では、「自分をケア」する方法のヒントを。
何か大掛かりなことをするというより、日常生活の中にいくつかの手段を見つけておくことがポイントです。小さいものがたくさんあったほうが実は効果的なんですよ。たとえば、子どもにイラっとしたらその場を離れて5秒深呼吸する、黙って話を聴いてくれる人に弱音を吐く、きれいな空を見上げる、小一時間でも子どもを預かってもらう、したいことをする時間を少しでも確保する、掃除機かけながら大声で好きな歌を歌う、からだをやさしく撫でる、などなど。ひとつひとつは小さくても、それがたくさん集まればそれは大きなケアになるのです。自分をケアできると心に余裕を生み、子どもと接するときの表情や声のトーンや態度の変化につながります。それが子どもにとって何より大切な「安心感」という贈り物になるのです。


良好な親子関係を築くために

それでは最後に、良好な親子関係を築くために親として大切にしたいことを少しだけお伝えします。
●勇気づける
子どもの行動や思いを尊重し、受け止め、肯定的な言葉をかけます。

●よくない行動を注意し、感情は受容する
行動と感情を分けて対応します。腹が立ってゴミ箱を蹴ったのなら、「腹が立ったのね。」と感情は受け止め、「でもゴミ箱にあたるのはよくなかったね。」と行動を諌めます。

●家族(家庭)を安全基地に
外でどんなことがあっても家に帰れば心から落ち着けるような環境と関係を整えます。


他にも大切な要素はたくさんありますが、まずはこの辺りから意識して始めてみるといいかもしれません。自分をケアして、子どもとの関わりを見つめること。子育ては親育てと言うように、私たち親が育っていけば、子どももよりよく育ってくれます。親子が一緒に育っていくことが、きっと理想的な子育てではないかと思います。

(以上、全文掲載でした<(_ _)>)

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