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高澤信也

「子育て力」をはぐくむカウンセリングのプロ

高澤信也(たかざわしんや)

カウンセリングオフィス トリフォリ

コラム

私たち親を怒らせる張本人

2019年4月15日

テーマ:子育て


こんにちは。
たかざわです。

まずは今朝(というかほぼ毎日 汗)のわが家でのできことから。

起こった出来事

うちの小4の息子、登校直前なのに学校に提出するノートを書き終わっていない、今日持っていくものの準備が終わっていない、親に渡す手紙を渡していない、などなど。

なんでこの子はこうなのか…
などとイラッとして今朝は口調がちょいと強めに。
息子よ、すまん(( _ _ ))

このうちの子のありようですが、周りの親御さんの話を聞いてるとこれって結構小学生あるあるなんですよね。

とはいえ、出来事としてはこのあるあるが同じとはいえ、私みたいにイラつく人もいれば、そうでもない人もいるものです。


自分独自の反応ポイント

出来事は似ていても反応が人によって違う。

ここから、イライラをはじめとした私たちの感情に違いが生まれるのは、子ども(相手)のありようというよりも、出来事に対する私たち各自の
「反応の仕方」
に違いがあるから、ということがわかります。

特に怒りを強く感じる時は、その反応ポイントはある意味「地雷」みたいなものなのでしょう。

では今朝の私はあの出来事の何に反応したのでしょう?
私の中にある地雷はなんなのでしょう?

ところで以前の私は腹が立つたびに
「相手が私を怒らせた!」
と信じていました。

周りの方の怒りトークを聞いていても、たいていの方がそうとらえているようです。

でも実はそれ、不正解でした。

もちろん相手の行動、今日のわが家で言うと息子のありようが、私たちの感情のボタンは押していると言えます。

でも、ちょっとした反応で終わる人もいれば、過剰とも思えるほどの反応をする人もいます。

つまり、わが子(相手)に対する「怒り」という感情の場合、ちょっとした苛立ちで終わるか、それとも周りを巻き込むほどの大爆発にまで至るかは、私たちの内側にある地雷次第ということになります。


地雷の正体

ではここから地雷探しをやっていきましょう。
見つけるための自問自答はこんな感じです。

①何に腹が立ったのか?
②そのとき相手は何をした(しなかった)のか?
③自分は相手にどうあってほしいのか?

以上です。
意外とあっさりです。

今朝の私の場合ですと、、、
①(上に書いた通りです)
②自分がやるべきことをやらなかった
③人に言われなくても自分のことは自分の責任で自主的に取り組んでほしい

ということで、この仕組みが私の中にあるからこそ、今朝みたいな息子のありように腹が立った、ということなのでした。

ここでの③はいわば私たちの「価値観」に当たるものです。


なぜ地雷になったのか?

ここまでを見る限りでは、親としては真っ当というか、自然というか、特に問題なさそうですよね。

「親として当然だよ!」
なんて言っても問題ないように思えます。
(というか、そう言ってもらいたい、みたいな 汗)

ですが、このときの怒りがもし場に合わないほど強いものだったらやはりそれは困りもの。

ということで私の例でつづけます。
次は自問自答の4番目です。

「なぜ私は『自分のことは自分で』にこだわるんだろう?」

違う問い方をすれば
「なぜ私は『甘える』ということをひどく嫌っているんだろう?」

もちろんこの問いに対する答えは一つではないでしょう。

そうであっても、私たちが受け入れがたい子ども(他者)の行動やありようは、私たち自身が
*子どもの頃に満たしてもらえなかったもの
あるいは
*子どもの頃に自分で禁止したもの
の映し鏡であることがよくあります。

これも私の例です。
私は3人きょうだいの末っ子で、本来ならずっと甘えん坊でよかったはずなのですが、次の理由からある時以降「甘え」を禁じました。

ひとつは、酔った父から殴られる母に今以上の負担をかけたくなかったから。
もうひとつは、母に甘えるとほぼ毎回兄からの侮辱と暴力があったから。

こういった理由から幼少期に
「甘えてはいけない!」
と自分にルールを課したのでした。

このルールが私の中にあったからこそ、今朝の息子のありよう(それはある意味子どもらしい状態)に強く反応したということです。
つまりこれが私の「地雷」のひとつだったわけです。

たしかに人生を振り返ってみると、自力だけでは無理なことも「自分で!」とやってきた自分に気づきますし、他者に対しても依存的な人には昔から当たりが強かったことは間違いありません。

子どもの私はほんとうはもっと甘えたかったのだろうと思います。

さて
あなたはどうでしょうか?

*「子どもの頃に親からしてもらいたかったこと」
をしてもらえなかった。

あるいは
*「子どもの頃にしてほしくなかったこと」
をやめてもらえなかった。

そういった
●喪失体験
●傷つき体験
の影響によって自分に何かしらの
●命令や強制
●禁止
をしつづけてはいないでしょうか。

もしそういったものに縛られたままなら、「子どもによい関わりをしてあげなきゃ!」のその前に、あなたの心のなかの「子ども時代の自分」にやさしくしてあげることのほうが優先事項かもしれません。

それは自分を甘やかすということではありません。
自分を縛っている命令や強制、あるいは禁止を解くこと。
それは自分を許し、慈しむということです。

たとえ失敗しても、不完全でも、過ちを犯しても、それでも自分を責める代わりに自分の「存在」を許し、慈しむ。

仮に私たちが何かまずいことをしたとしても、問題の主体は自分自身ではなく、私たちがおこなった(しなかった)「行動」なのですから。

こういった視点は子育てとは一見なんの関係もないように思えるかもしれませんが、自分を慈しむことができてはじめて、私たちは他者を慈しむことができるのです。

わが子を慈しむ親でありたいなら、まずは自分から、ということが大切だと思いますよ。

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