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高澤信也

「子育て力」をはぐくむカウンセリングのプロ

高澤信也(たかざわしんや)

カウンセリングオフィス トリフォリ

コラム

子どもの自尊感情を育てる

2019年3月27日

テーマ:子育て

たかざわです。

いまうちの息子は春休みでじいちゃんばあちゃんの家に行ってます。
日々やりたい放題なことでしょう。

とはいえ夜になると寂しくなるみたいで
毎晩かあちゃんに電話してきます。

嗚呼!それなのに
とうちゃんには電話もなければ
声を聞きたいの一言もなく。

永遠の片想い…
って感じです(涙)

まあ、愛着のベースは母ですから、
父の出る幕は違う部分ってことですね。

わたしは大切な存在

とはいえとうちゃんは寂しい(涙)
そう言うとこう返答してきました。

「どうせとうちゃんはぼくが好きやろ?やけんいいやん。ぼくはかあちゃんとお話したいっちゃけん。」

なんか失恋したみたいでプチハートブレイクを感じる一方で、ここから
「ぼくは愛されている」
「ぼくは大切な存在」
がほどほどには育っていることが感じられます。

自分の出来が良くても良くなくても
自分がいい子であってもなくても
自分が親の期待通りであってもなくても

それでも
「わたし/ぼくはここにいていい」
「わたし/ぼくは大切な存在」

こういった感覚のことを
【自尊感情(セルフエスティーム)】
といいます。

二つの自尊感情

自尊感情は一般的には自尊心などと言われることが多いでしょうか。

子育てにおいてこれを育てるのが大事!
ってことに異論を唱える方はあまりいないと思います。

そんな大切な自尊感情ですが、
実はこれ、二つに分けることができます。

ひとつは『基本的自尊感情』
もうひとつは‘社会的自尊感情』

基本的自尊感情は根拠なく漠然とした
「ここにいていい」
「大切な存在」
「この世界から歓迎されている」
といったI'm OKな感覚です。

一方で社会的自尊感情には根拠があります。

たとえば
・能力が高い
・容姿がいい
・ポジティブ
・素直(従順)
・社交的
・努力家
etc.
挙げるとキリがありません。

ですがここに何を挙げたとしても
あるひとつの共通点があります。

それは
「他者評価」
によって得られるものということ。

つまり、
他人から「良い」と評価されるもの
ということです。

「成功体験を積めば自信がつく」

この考え方は多くの方が信じるものかと思いますが、これも社会的自尊感情に関する視点でしょう。

社会的自尊感情の落とし穴

他者評価によって育つ社会的自尊感情は、社会の中では必要になってくるものです。
ないと頑張れないこともあるでしょう。

しかしここには落とし穴があります。

もし「自分に○○があればOK」を自分の支えにしたとき、その○○がなくなったときどうなるでしょうか?

そうなんです。
あっというまに
「○○がない自分はダメ」
になってしまいます。

社会的自尊感情は、私たちを社会の中で生きていけるようにしてくれる薬の役割を持つ一方で、私たちの自信を損なう毒の役割も併せ持っています。

この落とし穴にはまると、私たちの価値がかかっているその「○○」にずっと縛られた人生を送らざるを得なくなります。

もし子育てを通じて子どもがこの生き方が身につけたとき、その子は周りの大人からすれば「頑張り屋のいい子」に見えるかも知れません。

でもその子の心のうちは、常に追い立てられ、消耗し、そのままではいつか燃え尽きて倒れてしまうかもしれません。

実際にこの燃え尽きパターンで不登校になった子どもたちは少なくないようです。

心の基礎工事

社会的自尊感情は社会の中では役に立つ一方、それは反面で落とし穴にもなると述べました。

ではどうしたらいいのでしょうか?

社会的自尊感情を家で例えると
・太くガッチリした大黒柱
・立派な門構え
・綺麗な外壁
・整えられた庭
・たくさんの広い部屋
・清潔に保たれた屋内
みたいなものです。

いいですよね。
わたしも住みたいです(汗)

ですが、こういった要素をどれだけ詰め込んでも基礎工事が全くなされていなかったらどうなるでしょうか。

しばらくは良くても、いずれそのうちに傾いたり、倒れたり、崩れたり…なんて結末が訪れることは明白です。

子育てもこれと同じ。

基礎工事をしていないのに、その上に能力だ、容姿だ、従順さだ…なんてことを詰め込めば詰め込むほど、結末は家と同じことが起こるでしょう。

社会的自尊感情は大切です。
ただし、それは基礎工事がしっかりなされているという前提あってこそです。

その基礎工事が冒頭で触れた
【基本的自尊感情】
なんです。

基本的自尊感情を育む

さて、ではどうしたらこの基本的自尊感情を育てることができるでしょうか?

一気に書くつもりでしたが今回のコラムは長くなっちゃいましたので、基本的自尊感情の育て方については「次回に続く」とさせてください。

ではまた次号でお会いしましょう^^

この記事を書いたプロ

高澤信也

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