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コラム
子どもの心を健康的に育むもの(その①)
2019年2月19日
こんにちは。
たかざわです。
何回か前のコラムでparenting capacityという
「子育てにとって大切なもの」
をお伝えしました。
今回はさらにそれを本質的な3つに絞り込んでお伝えしようと思います。
生きるためのニーズ
とはいえ心の前に命を保たないといけません。
ということでまずはそのために必要なものから。
*生きるための「衣食住」
これはさすがに必須ですね。
それに加えて
*医療的ケア
これも大切です。
なにせ命にかかわってきますから。
心を育む大切な3つ:その①
とはいえ命だけ保てれば生きていけるかというとそうではないようです。
私たち人間には心というものがあるようです。
それは車に例えるとガソリンみたいなもの。
どんなに立派な車であっても燃料がないと走りません。
子育てとは言わばその燃料とも言える「心」を育てること。
そのためにはある3つのことがとても大切になってきます。
ということでまずは銅メダルの第三位から。
【感情を表出し、それを受け止めてもらうこと】
感情は私たちが行動する上での信号機みたいな役割をもっています。
たとえば人から不当な扱いを受けたとき。
このとき怒りを感じることで「ノー」が言えます。
たとえば大切な存在を失ったとき。
このとき悲しみを感じることで喪失の痛みを癒すことができます。
たとえば危険が迫っているとき。
このとき怖れを感じることで危険から身を守ることができます。
こんなふうに感情は私たちを助けてくれます。
だからこそ、子どものころから自分の感情(ほんとうのきもち)を表現し、それを重要他者(とくに親)に受け止めてもらうことが大切です。
もしも感情表現ができなかったり、表出しても受け取ってもらえなかったりすると、子どもは感情自体を禁止したり、ほかの感情にすり替えたり、時には麻痺させてしまうことだってあります。
感情がうまく使えない状態は、まるで信号機が誤作動したようなもの。
とても生きづらくなってしまうかもしれません。
(注意:但し、感情を隠すための感情とか、頭で「そう感じるべき」と無理強いにより感じる「偽物の感情」というものがあります。それには従うとよろしくない結末を招きがちです)
ということで、子育てにおいては
*子どものネガティブ感情を「大切なもの」と認識して
*その表出を「そう感じるんだね」と受け止める
*但し表現の仕方だけは工夫させる
というかかわりが大切になってきます。
これが
子どもの心を健康的に育むものの第3位です。
つづいて第2位。
これはまた次回お伝えしますね。
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