マイベストプロ福岡
井川卓

司法書士と行政書士の二つの資格を生かした相続問題解決のプロ

井川卓(いかわたかし) / 司法書士

司法書士・行政書士 アワーズ事務所

コラム一覧

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本来の相続財産とみなし相続財産(相続税3)

本来の相続財産 民法上、相続または遺贈によって取得した財産に対して、相続税が課されます。相続財産には、物権、債権、借地権、借家権のほか、営業権のような法律の根拠を有しないものであっても経済的価...

相続税の課税原因と納税義務者(相続税2)

相続税の課税原因 相続税と贈与税は、個人から無償で取得した財産に課される税金です。相続は、その取得原因が死亡である点で、贈与税と異なっています。相続は、被相続人の死亡によって開始し、相続また...

相続税の考え方と贈与税(相続税1)

相続税の考え方 相続税については、大きく分けて以下の2つの類型があります。①遺産税 ・英米系の国々で採用されている。 ・人が生存中に蓄積した富を、その人の死亡にあたって社会に還元するという考...

遺留分の意義と遺留分減殺請求(遺言6)

2017-07-25

遺留分の意義 遺留分とは、相続において、被相続人にかかわる一定の財産うち、特定の相続人に認められた、自らの遺留減殺請求権を行使すれば必ず取得できる財産の割合をいいます。遺言者は、遺言により共同...

遺言書の検認(遺言書5)

遺言書の検認の概要 公正証書遺言を除く遺言書の保管者またはこれを発見した相続人は、遺言者の死亡を知った後、遅滞なく遺言書を家庭裁判所に提出して、遺言書の「検認」を請求しなければなりません。また...

遺言でできること、遺言執行者、遺言の撤回(遺言4)

2017-07-22

遺言でできること(遺言事項) 遺言書は法定された方式を守っていれば、どのような内容であってもかまいません。ただし、法的な意味を持つものは限定的に定められています。したがって、下記以外の事項に...

公正証書遺言と秘密証書遺言(遺言3)

2017-07-21

公正証書遺言の要件 ①証人2人以上の立会いがあること②遺言者が遺言の趣旨を公証人に口授すること③公証人が、遺言者の口授を筆記し、これを遺言者および証人に読み聞かせまたは閲覧させること④遺言者お...

特別方式と普通方式遺言、自筆証書遺言(遺言2)

2017-07-17

遺言の種類 遺言には、普通方式と遺言と特別方式遺言の2種類があります。 特別方式遺言 特別方式遺言とは、①病気その他の理由によって死亡の危急に迫った者②伝染病により隔離された者③船に乗ってい...

遺言の意義と必要性、遺言能力(遺言1)

2017-07-14

遺言の意義 人の最終の意思を尊重し、その人が亡くなった後にその意思の実現を保障するための制度が、遺言制度です。その人(遺言者)の死亡後の法律関係を定める最終意思を遺言といいます。一般的には「...

遺産分割協議書のひな型(相続の基礎知識21)

2017-07-12

相続 手続き

遺産分割協議書の作成 遺産分割協議が終わって、それぞれの相続人が取得する財産が確定したら、遺産分割協議を作成しましょう。遺産分割協議書は、①後日の紛争予防のための証拠書類②個別の相続財産の名...

遺産分割協議で紛争になった場合、調停と審判(相続手続きの基礎知識20)

2017-07-10

相続 手続き

遺産分割協議が調わない場合には、一般的に審判に先立って調停による分割が試みられます。 調停とは? 裁判のように勝ち負けを決めるのではなく、話し合いによりお互いが譲り合って、私人間の紛争解決の合意...

遺産分割の種類、現物分割、換価分割、代償分割(相続の基礎知識19)

2017-07-08

相続 手続き

遺産分割方法の種類 遺産分割は、遺言による相続分の指定があれば指定相続分に従って分割されます。指定がなければ、法定相続分を原則に、特別受益や寄与分を考慮したうえで行います。遺産分割の方法には...

遺産分割協議の方法、基準、効果(相続の基礎知識18)

2017-07-06

相続 手続き

遺産分割の方法 相続人が2人以上いるときは、亡くなった方の財産は共同相続人が共有することになります。この共有状態のものを、それぞれの相続人の単独の財産にするのが遺産分割です。遺産分割の方法に...

遺贈と死因贈与(相続の基礎知識17)

2017-07-04

相続 手続き

遺贈と死因贈与 人が亡くなった場合の財産の処分方法としては、相続のほかに①遺言 ②死因贈与の2つがあります。遺贈と死因贈与は、ある人が生前に、自分が死んだら自分の財産を他人に無償または負担...

相続放棄(相続の基礎知識16)

2017-07-02

相続 手続き

相続が開始したときに、相続人は以下の3つのうちからいずれかを選択することができます。⑴単純承認・・被相続人の権利と義務をすべて受け継ぐ⑵限定承認・・被相続人のプラス財産の限度内で被相続人の債務負...

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