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田中隆基プロのご紹介
足にやさしい靴技術の普及に努め、病気や障がいなどで歩行が困難な人をサポート(2/3)
試し履きができるよう、さまざまな疾患や用途に応じた「標準靴」を約20種類用意
もともと整形外科靴技術は、靴と医療の先進国として知られるドイツで発展。ドイツのオートペディーシューマッハーマイスター(整形外科靴職人親方)であるカール=ハインツ・ショット氏に学んだ技術者が主宰するNPO法人「靴総合技術研究所」が、福岡県立大学と共同で日本人の足に合った靴技術を確立しました。
2007年から10年にわたり、福岡県立大学のプロジェクトにも参画した田中さん。足部と脚部の疾患・障がいに対応できる靴の研究・開発、人材育成などに携わる中で、日本とドイツの認識の違いを実感したと言います。
「ドイツには、第1次世界大戦で負傷した人たちが社会復帰できるよう、整形外科医と靴職人が知恵を出し合って靴を作った歴史があります。医学的知識と臨床体験に基づき、歩行をサポートする靴づくりのノウハウが確立され、約8年に及ぶ養成期間を定めたマイスター資格制度があります。一方、日本では、靴型装具として位置付けられ、靴技術を学ぶ機会のない義肢装具士が提供することになっています」
NPO法人の会員事業所では、足の健康のために誰もが気軽に手に取り、試し履きできるよう、さまざまな疾患や用途に応じた「標準靴」を約20種類用意。サイズも11cm~29cmと幼児から大人用まで幅広くそろえ、標準靴を基準に、一人一人の足の状態に合う靴を製作します。
「整形外科の医師などからも『治療の幅が広がる』と高く評価していただき、自ら整形外科靴技術について情報を発信されている先生もいます。私どもが提唱するカスタムメイドの靴を広く行き渡らせるため、介護、福祉関係者などにも働きかけていきたいと思います」
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