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藤木高裕

自身の経験知を生かし、その子に合った学習法へと導くプロ

藤木高裕(ふじきたかひろ) / 塾講師

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コラム

単語のせいではない。英語が出来ない中学生になってしまう3つの理由。

2021年12月5日

テーマ:勉強

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 高校受験 勉強法受験勉強 モチベーション

1.環境のせいである
2.日本語という言語との相性の悪さ
3.ダメ押しの「時制、語順、文法」


 はじめにこれだけは伝えたい。

英語は必ずできるようになる。




 しかし、日本の中学生は英語を出来ない子が多い。
 なぜか。

 順を追ってみていきたい。




1.環境のせいである

 英語というのは、おそらく多くの日本人が学ぶ初めての外国語である。

 したがって、他言語を学ぶコツというものを知らず、自身の中では手探りに学んでいきがちだ。

 言語によらず多くの物事にはコツがある。そして幼少期は親の影響が大きい。自転車に乗れる子は多い。それは親が自転車へ乗せることが出来る方法を知っているからだ。乗れる方法ではない。乗せる方法である。

 補助輪から始まり、片方外し、そして押してあげる。段階を踏む方法、ノウハウを知っているのだ。

 水泳もしかりである。泳げるようになるためにはスイミングスクールに通わせれば、ある程度上手くなることを知っている。

 それでは英語はどうだろうか。自転車や泳げる大人は少なくないだろうが、英語が自信を持って出来ると言える大人は多くない。
 そこが最大の原因である。英語が出来るようになる道を知らずに、子どもを出来るようにするのは困難な道であると言える。




2.日本語との相性の悪さ


 日本語と英語は大変に相性が悪い。

「別に好きでもないが、することがなかったので映画を見た」

この文章、日本語では伝わるが英訳しようとすると結構大変だ。おそらく少なくとも三つ、文法や単語を考える前に抑えておく必要があるものがある。

主語。日本語によくありがちなのが主語なし文章だ。
古典ではそれが顕著に現れているが、文化として受け継いでいるので、現代でも随所に見られる。

上の文章一つ一つ主語を入れる必要がある。つまり
「私は映画を別に好きでもないが、私はすることがなかったので私は映画を見た」

このように主語を入れる必要があるのだ。非常に違和感を覚えるだろう。

 次に考えるのが時制である。簡単に言うと現在、過去、未来、ということだ。

「映画が好きでもない」この時制は、現在である。
「することがない」ときと「映画を見た」ときは過去である。

 ここを抑える。

 そして接続詞。日本語の接続詞は論理的に逆説でなくても使われる場合がある。注意が必要である。

今回は「好きでない」けど「映画を見た」と文章が逆説になっているのでbutを使う。

こうして考えた文章が
I don’t really like a movie but I watched it because I didn’t have anything to do.となる。

 詳しい話は置いて、時制は変わるし“I”が三つも出てくる。この感覚は日本人には決してない感覚である。この言語の文章の相性の悪さが英語の習得を阻害している。






3.時制、語順、文法である。


 ただでさえ、出来ない環境と文化の違いがある。ここにダメ押し決め手が三つも重なる。

まず時制、英語の時制は大きく分けて現在、過去、未来である。
それに加えて進行形と完了形である。これが現在、過去、未来に重なるのだ。
つまり過去完了形と現在進行形の文章が同じ段落に入ってくる可能性がある。そしてそれぞれ形が違うのである。


 語尾を誤魔化しがちな日本人である。ありがとうございます、ありがとうございました、の違いも大まかな理解で進んでいるのに、厳格に時制を区別しろ!と言われて出来るほうが無理である。

さらに話を進める。

 主語、述語、目的語。の語順が英語である。

 主語、目的語、述語。が日本語なのだ。

つまり、先ほどの例で見ると、「好きでもない」英語で言うと「don’t like」を後に言うのが日本語なのである。

 文法がとどめを刺す。
不定詞、動名詞、関係代名詞、後置修飾、仮定法、話法…。Give upだ。

こうして出来上がった英語不適合者が新たな英語不適合者を呼んでいく。これが今の日本の現状である。





最後に


ここまで読んで頂いて英語を学び直そう、子どもに出来るように頑張ってと思うだろうか。少し私自身も言い過ぎたと思う。それくらい英語が出来ない中学生は多い。

それでも伝えたい。英語は出来るようになると。


日本人で日本語を話せない人は少ないはず。多くの日本人が日本語を話せる。他国の人も同様なはずだ、中国人は中国語を話せるように、ロシア人がロシア語を話せるように、フランス人がフランス語を話せるように。

つまり、言語というのは話せるように出来ているのだ。「明日起きたら日本語が話せなくなっているかもしれない」と不安になることはほぼない。話せるのである。言語というのは習得できるのだ。

ここのマインド、気持ちを持つことで英語は上達する。


乗れない自転車が乗れるように。水の中を泳げない人が泳げるように。英語は必ず出来るようになる。

 文法を覚え単語を覚える。音読を繰り返し、長文の問題を解き、ディクテーションを行う。出来るようになるまでの訓練を行えば必ず出来るようになる。
 時間はかかるかもしれない。だからこそやる理由が必要なのだ。英語が出来るようになりたい理由。その理由が「出来るようになりたいから」であることを強くのぞむ。

Simple is best.



この記事を書いたプロ

藤木高裕

自身の経験知を生かし、その子に合った学習法へと導くプロ

藤木高裕(塾Mukai)

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