マイベストプロ福岡
稲田昇

人間関係や将来に悩む人々を良い方向へと導くコーチングのプロ

稲田昇(いなだのぼる) / プロコーチ

JIMCCA福岡コーチングアカデミー 株式会社ブロード・コム

コラム

人間関係、仕事、鬱の悩みをカウンセリング・コーチングによってどのように解決していったのか。

2021年7月13日

テーマ:人間関係・仕事・鬱・悩み解決コーチング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: メンター企業研修うつ病 対策

病気、人間関係、仕事、鬱の悩みをカウンセリング・コーチングによってどのように解決していったのかをJIMCCA福岡コーチングアカデミー受講生のかなこさんの体験談をもとに解説して参りたいと思います。

以下かなこさんの体験談より。

「当時の私は、自分の可能性について考えることもなく、自信もなく、人の顔色を気にして言いたいことは言えない‥でも家族や誰かの役に立ちたい気持ちだけはある状態でした。

そうなった経緯は、関節リウマチの発症、予期せぬ手術や大怪我、両親との死別、信じていた人からの裏切り、進行するリウマチと仕事・キャリアの喪失、‥‥心の拠り所を無くし、鬱状態になり、それまで当たり前に手にしていた大切なものを一つ一つもぎ取られるような日々を10年送ったことです。

『「こんな未来、想像していなかったので‥」体験談体験談を書かせていただくまでになった自分にも驚いています。そんな私のレッスンノートの書き出しは、ズバリ「ネガティブな習慣」でした。今は想像も付かないくらいのマイナスからのスタートだったんです。それを具体的にTAエゴグラムや星形グラフシート(黄金バランスシート)で知った時は驚愕しました。私こんなにすごくひどいのね‥と。
無くすことや自分に無いものを突きつけられすぎると、「無いこと」を見つけることが習慣化されます。そして、ネガティブなスパイラルに陥る。
そんな状態から、少しづつ少しづつ上向きに上向きに、何度も言葉を重ねてコーチが丁寧に心を解いてくださいました。涙で何も話せなくなることもありました。根気強く向き合っていただき、本当に感謝しかありません。

時間はかかりましたが、毎回レッスンノートが4~5ページになっているようなレッスンを重ねることで、ネガティブな習慣がポジティブな習慣へと変わっていきました。置かれている状況は何も変わらないのに、確かに考え方や捉え方、発する言葉が変わっていくんです。1冊目のレッスンノートが終わる頃には、リウマチの私がパーソナルジムで筋トレをしていました。

レッスンを受けることからスタートした新たな試みは、日常生活の色々な面へと波及していきました。そして、「かなこさんはコーチに向いていますよ!」が現実化したんです。なんと弟のパーソナルジムで、お客様のコーチングをすることになりました。その作業は「無いこと」に執着しているお客様が本来持つ才能について具体的に話し、「有ること」気付いていただく作業でした。それはまさに、私がコーチにしていただいたことだったんです。

この時、コーチにさらに感謝したことは言うまでもありません。
一度身についたコーチングは、習慣化することで、自分にも人にも使うことができます。
そうすると、自分だけじゃなく、自分の周りの人の環境までも変えていくんですね。
私は飲食店を経営する主人にもちょくちょく使うのですが、それが発揮されたのは新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした、このコロナ禍。
飲食店関係者は収益の打撃が本当に大きく、明日をも知れない日々を送っている方が本当に多いです。
そんな中、夫の経営するワインを扱う飲食店は、行政から願ってもない許可がおりたことでワインの発注数が前年の倍になる月が続いたり、新たなコンテンツが人気でキャンセル待ちになったり、ワイン講習会が定員の空き待ちになったりと驚くような現象が起こり、今も営業を続けさせていただいています。
そして、夫のやりたい事が固まってきたのを契機に、新しい業務展開を検討する事態となっています。その展開は、確実に今までより多くの方々に笑顔になってもらう、明るい気持ちになっていただけるものだと私は確信しています。
コーチが見つけてくれた私の中の何かは、確かに私を幸せにし、様々な形で周りの人も幸せにしています。

今思えば、たくさん味わった苦しみは誰かの苦しみを理解するためにあり、経験したことに何も無駄はなく、自分の周りにいてくれる大切な人のため、未来に出会う誰かのためだったのだと思います。

なので、これからもノートが♪マークと♡マークで溢れるレッスンを受けて、ありのままの自然な私で進んでいこうと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・

以下、かなこさんの体験談のフレーズを解説していきたいと思います。
【病気、人間関係、仕事、鬱で悩み続けた10年間】
「当時の私は、自分の可能性について考えることもなく、自信もなく、人の顔色を気にして言いたいことは言えない‥でも家族や誰かの役に立ちたい気持ちだけはある状態でした。

そうなった経緯は、関節リウマチの発症、予期せぬ手術や大怪我、両親との死別、信じていた人からの裏切り、進行するリウマチと仕事・キャリアの喪失、‥‥心の拠り所を無くし、鬱状態になり、それまで当たり前に手にしていた大切なものを一つ一つもぎ取られるような日々を10年送ったことです。」


原因不明の病気、難病、痛みや苦しみを伴う病気にかかりますと、気持ちのほとんどがそこに向かい、見えぬ将来への不安、現実の日々の痛みに耐えかねる状況をお伺いしますと、いたたまれない気持ちになります。
さらに予期せぬ手術や大怪我、両親との死別、信じていた人からの裏切り、進行するリウマチと仕事・キャリアの喪失。これでもか、これでもかと襲い掛かる悲劇。人生のいたずらというにはあまりにもこく。
自分を消し去りたい・・そんな言葉もありました。
しかし、かなこさんは、仕事の中で、同じようにリウマチで悩んでいる人に対して、「大丈夫ですよ。私も大丈夫ですから・・」と安心させ、希望を持たせることを続けられました。かなこさんご自身がたいへんな時に、なかなかできることではありません。私の中では、かなこさんは必要な経験をしているだけ。
同じように苦しむ人の苦しみを理解するための経験。それゆえに様々なケースを経験させられているに違いない。
これはきっと良い方に向かうはずだ!そう確信に変わっていきました。

【リウマチの私がパーソナルジムで筋トレをするまでに】

今、苦しみの渦中にあるときには、自分が世の中で一番苦しいと思えるぐらい苦しいと思います。
周りが全く見えないぐらいの苦しみかと思います。
そんなときに、かなこさんのように、大きな苦しみ、悲しみを一つではなく、次から次へと、しかも10年以上に渡り背負って生きてきた。そんな経験をした人がいるんだ。そう思えるだけで気持ちが上向きます。
「自分の苦しみなど大したことじゃないですね」
「くよくよしていても仕方ないですね」
「現状を変えることができるのですね」
「がんばろうという気持ちが出てきました!」
などのご感想が届いております。

『そんな私のレッスンノートの書き出しは、ズバリ「ネガティブな習慣」でした。
今は想像も付かないくらいのマイナスからのスタートだったんです。
それを具体的にTAエゴグラムや星形グラフシート(黄金バランスシート)で知った時は驚愕しました。私こんなにすごくひどいのね‥と。』

→黄金バランスチェックは、現状の心と考え方と行動のバランス状態、表から見た自分と内側から見た自分の両方を視覚的に見ることができます。
現状が芳しくない方には、そのままがグラフに表示されますので、見た時にショックを受けられる方もいらっしゃいます。しかし、同時にどうすれば大きく、バランスが取れるようになるのかもお示しいたします。

『無くすことや自分に無いものを突きつけられすぎると、「無いこと」を見つけることが習慣化されます。そして、ネガティブなスパイラルに陥る。』

→これは、逆に考えますと「あるものをつきつけられると、しかも自分でもきづいていないことに気づく習慣ができますと、ポジティブなスパイラルに入る」ことを意味しています。
人生のターニングポイントだったのです。
ポジティブな習慣をつけるにはあまりにも過酷な環境だったのです。

『そんな状態から、少しづつ少しづつ上向きに上向きに、何度も言葉を重ねてコーチが丁寧に心を解いてくださいました。涙で何も話せなくなることもありました。根気強く向き合っていただき、本当に感謝しかありません。


病気や様々な苦しみ悲しみによって、無意識に定着させてしまった考え方、捉え方、行動の習慣は、
3×3=10 サザンガ10 と毎日毎日練習しているようなものなのです。
それは、数年、数十年と誤った情報をインプットし定着させているようなものなのです。

辛く、苦しく、悲しい経験の深さと時間により、そのこびりつき方が大きく、強く、深くなります。
このこびりついた習慣が人生に現実に、未来に大きく影響を与えます。
ですからこの習慣を取る必要があるのです。
(正確には、考え方の昇華、転嫁、捉え方を変えることなど、習慣の修正など)
このこびりついた習慣を根こそぎ取るためには、
何度も何度も言葉を重ねて丁寧に解いて、わかりやすく理解できるように、心に落とし込めるように
根気強く、繰り返し向き合ったのです。
涙で何も話せなくなったのは、涙が心に鬱積、堆積したこびりつきを洗っている状況だったのです。
それは、これまでのつらさが、延々と涙を流すことになりました。
そのようなことを繰り返し、かなこさんは徐々に変化を感じていかれたのです。

それが↓↓
『時間はかかりましたが、毎回レッスンノートが4~5ページになっているようなレッスンを重ねることで、ネガティブな習慣がポジティブな習慣へと変わっていきました。置かれている状況は何も変わらないのに、確かに考え方や捉え方、発する言葉が変わっていくんです。』

→置かれている状況が何も変わらない。つまり現状に変化を感じていなくても、
『確かに考え方や捉え方、発する言葉が変わっていくんです』
考え方、捉え方、発する言葉などの習慣を変えることを優先していきました。
かなこさんがここを素直に頑張ったのです。
そうすると、いつしか、
『1冊目のレッスンノートが終わる頃には、リウマチの私がパーソナルジムで筋トレをしていました。』
このような奇跡が起こりました。まずは、ここ!ここを目指したのです。
コーチとして、この姿をイメージし、信じ、微塵の疑いもなく、かなこさんに向き合ったのです。

【一度身についたコーチングは、習慣化することで、自分にも自分だけじゃなく、自分の周りの人の環境までも変えていくんですね。】
「こんなことがあるのだろうか」
「こんなことになっていくんだ」
「こんなことが起こるんだ」

そんな驚きの連続でありますが、それらの全てが事実であり、かなこさんが歩んできた道のりなんです。
実際には、書きとめたノートが数冊(4-5冊)に及ぶと思いますが、まだまだたくさんのエピソードがそこに書かれてあると思います。とても勉強熱心で、毎回の気づきを、「うんうん」」と咀嚼(自分の中に落とし込む。腑に落とす)し、さらに親友に話すことで、定着させていかれました。
「・・・こんなことに気づいたの。」と親友に話すと、
『えっ 今まで思ってなかったの。私はずっと思ってたよ』
「えー そうなんだ…」
そんな会話になることもあるようで、親友の気持ちも確認でき、客観的に自分を見て、自分を肯定していける絶好の機会になったようです。
成長とは、気づいたことを半紙に書いて、それを重ねていくようなもの。
一枚一枚重ねていき、時に忘れそうになったらまたその半紙を見て思いだす。
やがてその半紙に書いたものが定着し、額に飾るようになる。
その額が自分の人生の歩みであると思います。

『レッスンを受けることからスタートした新たな試みは、日常生活の色々な面へと波及していきました。そして、
なんと弟のパーソナルジムで、お客様のコーチングをすることになりました。
その作業は「無いこと」に執着しているお客様が本来持つ才能について具体的に話し、「有ること」気付いていただく作業でした。それはまさに、私がコーチにしていただいたことだったんです。』


辛く苦しく悲しい経験は、それを乗り越えていくプロセスそのものが、他者のためであり、他者の喜びを通じて自分の喜びとなります。

それを、「役目」と言えると思います。
そのお客様の姿を、過去の自分に照らし合わせたことでしょう。
その時、そのお客様の気持ちが自分のことのようにわかるから、そこに共感が生まれます。
共感は信頼と安心をもたらし、かなこさんが経験した通りにお客様を導いたのです。
過去のつらい体験の全ては、その喜びにためにあったと思えたことでしょう。
「このため、この喜びの瞬間のために、過去の苦しみ悲しみがあったんだ」と。
目の前で他人の人生が変わっていくのです。
相手に気づきと行動の変化、そして成長を促すのがコーチの役割。
かなこさんの経験そのものが、人を癒し、励まし、勇気づけるカウンセラーであり、コーチとしての役目を果たしたのです。

『この時、コーチにさらに感謝したことは言うまでもありません。
一度身についたコーチングは、習慣化することで、自分にも人にも使うことができます。
そうすると、自分だけじゃなく、自分の周りの人の環境までも変えていくんですね。』

→その通りなんです。
習慣化することで、日常生活の中で、自然に必要な時に必要な事が出てくるようになります。

『自分だけじゃなく、自分の周りの人の環境までも変えていくんですね。』
→身近なご主人に影響を与えることになっていきました。
『私は飲食店を経営する主人にもちょくちょく使うのですが、それが発揮されたのは新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした、このコロナ禍。
飲食店関係者は収益の打撃が本当に大きく、明日をも知れない日々を送っている方が本当に多いです。
そんな中、夫の経営するワインを扱う飲食店は、行政から願ってもない許可がおりたことでワインの発注数が前年の倍になる月が続いたり、新たなコンテンツが人気でキャンセル待ちになったり、ワイン講習会が定員の空き待ちになったりと驚くような現象が起こり、今も営業を続けさせていただいています。
そして、夫のやりたい事が固まってきたのを契機に、新しい業務展開を検討する事態となっています。
その展開は、確実に今までより多くの方々に笑顔になってもらう、明るい気持ちになっていただけるものだと私は確信しています。』


ご主人様の経営環境は、奇跡的です。
コロナ禍においては、特にそう思います。
これを、ただ「運がいい」だけで済ませるのではなく、かなこさんの変化がご主人様に影響し、ご主人様の持つ良い面を伸ばすことで、現状や環境が大きく変わったのだと思います。

『コーチが見つけてくれた私の中の何かは、確かに私を幸せにし、様々な形で周りの人も幸せにしています。』

→「私の中の何か」
これこそ宝探しなんです。
人は誰しも持っています。
それを見つけることができれば、かなこさんのように、全く違う人生が始まります。
「気づき」の本質は、自分を幸せにし、周りを幸せにすることのようですね。

『今思えば、たくさん味わった苦しみは誰かの苦しみを理解するためにあり、経験したことに何も無駄はなく、自分の周りにいてくれる大切な人のため、未来に出会う誰かのためだったのだと思います。』

→これが悟りだと思います。
これに気づけば、過去の全てを肯定することが出来、未来を創るエネルギーとして、大きなチカラとなってくれるでしょう。

『これからもありのままの自然な私で進んでいこうと思います』

かなこさんがありのままの自然な姿で進む時、周りに良い風を巻き起こして進んで行かれることでしょう。
かなこさんの体験談は、多くの生きた学びをふんだんに含んでいました。

「コラム」では、コーチ稲田昇の20年以上に渡る体験、法人・個人様の実際の体験談をもとに、ご覧いただいている方で、同じような悩みを持つ方の道しるべになればと書かせていただきたいと思います。

【個別のご相談】ご希望の方は、サイトよりお申込みください。

[ JIMCCA 検索 ]→ 個別のご相談 →お申込み

この記事を書いたプロ

稲田昇

人間関係や将来に悩む人々を良い方向へと導くコーチングのプロ

稲田昇(JIMCCA福岡コーチングアカデミー 株式会社ブロード・コム)

Share

関連するコラム

稲田昇プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
092-713-7171

 

電話受付:月―金 9:00-17:30 
※17:30以降及び土曜・日曜・祝日はメール対応になります。
info@fca-icoaching.com

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

稲田昇

JIMCCA福岡コーチングアカデミー 株式会社ブロード・コム

担当稲田昇(いなだのぼる)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ福岡
  3. 福岡のビジネス
  4. 福岡のビジネスコーチング
  5. 稲田昇
  6. コラム一覧
  7. 人間関係、仕事、鬱の悩みをカウンセリング・コーチングによってどのように解決していったのか。

© My Best Pro