マイベストプロ福岡
綿瀬麻意子

〜伝統織物を現代にアップデート〜 商品プロデュースのプロ

綿瀬麻意子(わたせまいこ) / ブランドオーナー

株式会社ITOHEN

綿瀬麻意子プロのご紹介

専業主婦から事業家へ、ブランドオーナーの挑戦(1/3)

綿瀬麻意子 わたせまいこ

商品を通して伝統織物の魅力を発信

 福岡県北九州市で誕生した「株式会社ITOHEN(いとへん)」は、伝統織物を用いたアクセサリーやお坊さんの袈裟や日用品を制作・販売などを手掛けている会社。代表の綿瀬麻意子さんは、織物を現代になじむようにアレンジし、その魅力を発信しています。

 「当社では、『つなげる』をコンセプトにした作品づくりをしています。使用する布に樹脂コーティングをしても、本来の色味を失わないよう技術開発を重ね、独自の特許を取得しました」

 綿瀬さんのもとでは、九州の形をしたパーツに、博多織(福岡県)や、大島紬(鹿児島県)など九州各地の織物をあしらった「72nana-tsu(ななつ)」をはじめ、「紬ジュエリー」「縞コロン」お坊さんの袈裟や仏具「たて糸」の4つのブランドを展開しています。

2021年2月からは、日本各地の伝統織物を使用した「ORIORINO(おりおりの)」をリリース。同ブランドには、日本列島をモチーフにしたパーツと織物を組み合わせていて、「ピンバッチとタイピン」のように2つのアイテムを一対にして販売しているのが特徴です。

ほかにも、信頼関係を築いてきた織元や職人とともに、仏具制作の「たて糸」をプロデュースしている綿瀬さん。輪袈裟(わげさ)や門徒式章(もんとしきしょう)など、織物に関する制作依頼に対応しています。僧侶用の輪袈裟は口コミで広がり、納品まで8~9カ月待ちということもあるそう。

「『ITOHEN』という名前は『糸偏』からとったもので、思いや縁を大切に紡いでいく、そんな願いを込めています。私どもの商品から、脈々と受け継がれてきた織物の伝統や尊さ、作品が持つぬくもりを感じていただきたいと思います」

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