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神田紀久男

終活や死後事務委任契約に関わるコーディネートのプロ

神田紀久男(かんだきくお) / 終活カウンセラー

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コラム

障害者のある姉と、お世話をしている弟

2021年12月24日

テーマ:終活 

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: エンディングノート遺品整理


私の親族に関わる終活のお話をさせてもらいます。
私の母の姉の家族です。
叔父が1年前に突然亡くなりました。残されたのは、叔母と従兄弟二人です。
従兄弟は、姉と弟。両者ともに50歳代。姉は、生まれた時から足に障害があって、車椅子がないと動けない。
亡くなった叔父の相続手続きから相談が始まり、司法書士の方に、相続手続きを依頼しながら、相続を終わらせ、現在は、残された叔母と従兄弟の将来について、相談にのっています。

叔母からは、「私も先が長くない。死んだときは、どうすればイイのか?一番の心配は、長女のこと。」と不安を述べられていました。
夫の遺産相続においても、なるべく姉が将来困らないように手厚く相続を行うようにしましたし、弟は仕事をしながら、姉のお世話にしてらっしゃる。またお姉さん自身も、障害はあるけれど、ある施設で、仕事をしている。また、姉の周りには、福祉士など、福祉の専門家の皆さんがついてくれている。事実として、障害があることで不自由はあるだろうけど、出来ることは、自分でやろうと努力をしているし、社会から孤立もしていない。叔母の心配する気持ちは、よくわかります。ただ、姉の生活からして、当面、何も心配ないように思えることを伝えると、叔母は、少し安心したようです。
「ところで、私が死んだときの心配はしなくて良いか」という質問が来ました。まあ、それも問題なし、一緒に暮らしている子どもが二人もいるし、何か困っても私も近くいるわけですから、いざとなれば、葬儀・相続なども叔父が亡くなった時と同様にアドバイスも出来るし、手伝いも出来る。
叔母も「アンタがいるから、任せておけばイイね。頼んだよ。」という訳です。
さて、問題はここからで、従兄弟の二人に、「二人の高齢になった時に、頼める相手を作る必要があるよ」という話をしました。二人は、少し意味が分からなかったような表情を浮かべました。だって、こんな話をしている私がいるじゃないかと考えていることは明らかです。「自分たちの面倒は見てくれない?」そんな風に思ったことでしょう。従兄弟よりも私が年上なので、「先に死ぬのは必然だ」と説明すると、気づいてくれたようです。また、仮に私が従兄弟よりも長生きしたとしても、4親等である私は、相続人ではない。そうなると、葬儀や供養は面倒見ることが出来ても、遺産については手を付けられないことになるから、困った話になることも説明しました。ある程度理解をしてくれたと思います。そこで、遺言を作ることを奨め、先に亡くなる可能性の高い私に将来を託すよりも、私の子どもを頼るようにしていった方が良いことを提案しました。
何となくわかったようなわからないような顔をしている従兄弟たちですが、遺言は作るということだけは、納得してくれました。
お正月があけたら、早速遺言作成に着手します。そののちに、死後事務手続きの話を進めていきます。
従兄弟たちが、私がいなくても困らないように。

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