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パワハラ大国ニッポン?!

2022年3月19日 公開 / 2022年4月8日更新

テーマ:パワハラなぜ起こる

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 経営戦略ハラスメント防止パワハラ問題

パワハラ大国ニッポン

3月21日号の日経ビジネスの見出しにこう書かれていました。「HELP パワハラ大国ニッポン」
パワハラという言葉が日本に入ってきて久しく、毎年エスカレートしているようにも思います。
遂に2022年4月から中小企業でも職場でのハラスメント対策の強化が法的に義務付けられるようになり、対象は正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなど、全ての従業員が適用となります。

パワハラとは?

「パワハラ防止法」の制定に伴い、令和2年1月15日、「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(厚生労働省告示第5号)」5(以下「パワハラ指針」といいます)が公表されました。

パワハラ指針では、職場におけるパワハラは、以下のように定義されています。

職場において行われる
➀優越的な関係を背景とした言動であって、
➁業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
➂労働者の就業環境が害されるものであり、

①から③までの要素を全て満たすもの


パワハラはなぜ起こる?

厚生労働省が公表する「個別労働紛争解決制度の施行状況」では、令和2年度まで過去9年間連続で「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数が最多となっているようで、平成14年度には6,627件 とされていた一方、令和元年度には8万7,570件 3 と年々増加の一途を辿っています。中でもパワハラは「いじめ・嫌がらせ」の最たるものといえます。

では、パワハラはなぜ起こるのでしょうか?

色々な理由が考えられますが、私は日本の場合は、1つは聖徳太子の時代から戦前まで続いていた教育がなくなったからではないかと思っています。それは易経という学問です。易経と聞けば、「占い」のことかと思う人も多いかもしれませんが、「占い」のように当たる当たらないということではなく、自分が持って生まれた素質や才能をどう生かすかという学問のことです。そして「あいつは気が知れない奴だ」、「あいつは気が利くやつだ」など気の相性を見るのも易経の一つです。

人には自分からみて2つのタイプがいます。わかりやすく言うと、「気が合うタイプ:と「気が合わないタイプ」です。気が合う関係であれば、どんなにきつい言葉を使っても「自分の為に言っててくれている」という感謝の気持ちで受け止めるのでいじめや嫌がらせと受け止める人はほとんどいないでしょう。しかし、「気が合わないタイプ」だと逆です。少し厳しい言葉を使うだけで「あの人は私の事を嫌っている」となり、これが続くと「いじめられている」と思われやすくなります。しかし、言った方は全くそんなつもりではないことも多いのです。パワハラかどうかが被害者の主観で決まるということはありませんが、そもそも、「嫌われている」とか、「いじめられている」とか誤解を招くこと自体、会社としてもモチベーションが上がらず、生産性が悪くなってしまいます。

そういう私もかつて退職した従業員から「パワハラ訴訟」を起こされた経験があります。私としては、そんなつもりは全くなかったのですが、本人としてはきつかったのでしょう。そのことに私は全く気づきもせずに指導に当たっていました。元従業員は私の指導している声を録音しており、証拠として提出しましたが、結局それが「客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導」と認められて事なきを得ましたが、その間の時間や労力、マインドの低下など実際の損失は計り知れないものでした。

そこから「人間理解」について学び始め、易経の中の一つである運命学や脳科学、心理学に出会いました。そして、人間の様々なタイプを理解することができました。それまでの私も自分と他の人は違うということはわかっていましたが、「ではどう違うのか?」と問われると、自分の常識の範囲の中でしか考えることができませんでした。恐らく、このような学問を学ばれていない方の多くは、かつての私と同じかもしれません。しかしそれでは、本当に相手を理解したことになりません。この学問を学んで、私自身が大きく成長しましたし、何せ感情的になることが全くなくなりました。


運を味方につける経営

そもそも事業は人で成り立っています。働いてもらうのも人、商品やサービスを売るのも人、仕入や資金調達するのも人を通じて行われます。当たり前のことですが、それぞれの人に感情があり、それぞれの人との相性が存在します。すべて相性がいい人とだけお付き合いするのであれば良いかもしれませんが、そういうことは滅多にありません。もし、そういう時があったとしても、担当者が変わったりするので永遠に続くわけではありません。

日本は世界に誇る長寿企業が多い国です。私はその秘密の一つは、易経という学問の存在があったからではないかと思います。日本には履歴書に生年月日を書くという昔からの慣習がありますが、これは世界で日本だけのようです。それは何故でしょうか?恐らく、これで人の素質や才能、相性等がわかることを知っている会社がいくつもあるということではないかと思います。

人との関係性が良くなると、自分の気持ちも高まり、生産性も上がります。気持ちがいいので、運気も当然上がります。これをたまたまではなく、会社として意識的に取り組むことができるとしたらいかがでしょうか?もし興味があれば、一度ご相談ください。

この記事を書いたプロ

髙柳和浩

個性を引き出し”運を味方につける”経営コンサルのプロ

髙柳和浩(笑顔商店株式会社)

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