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コラム

所有楽器が電子ピアノでも強弱を豊かにつける練習方法

自宅練習のこと

2016年4月30日 / 2018年5月23日更新

こんにちは。
ピアノ・エレクトーン講師のやうちゆきえです。

今回はご自宅に電子ピアノをお持ちの方向けに
お話をさせていただきますね。

昨今、電子ピアノと生ピアノは全く別のものである
という認識は広がってきている印象があります。

お子さまにピアノを弾かせたい。
または、ご自身がピアノを弾けるようになりたい。

学習者の本来の能力や可能性を
十分に高めるためには
本物のピアノで練習することが一番なのは
まちがいありません。

ですが、様々な事情と考え方で
電子ピアノを選択された方へ向けて
今回は電子ピアノならではの練習方法を
一つご紹介します。

電子ピアノで豊かに強弱をつける練習方法


正確に言うと、
練習方法というよりは設定方法が重要です。

この準備をしてから、
レッスンで習ったように練習を行うと
感覚が分かりやすくなります。

設定方法というと、
難しい事のように聞こえますが
やり方はとても簡単。

電子ピアノであれば普通に存在する
「マスターボリューム」
(基準となる音量を調節する機能)
これを、一番強い(大きい)状態にするだけです。

実は、あまり知られていませんが
多くの電子ピアノは
「pp」(ピアニッシモ)の奏法が困難です。

※「pp」とは、強弱記号の一つで
音の強さ(大きさ)を表す記号。
意味は「きわめて弱く」です。

強弱をつけて演奏することで
盛り上がりは力強く壮大に、
柔らかくいきたい時は弱く。
音楽を心地よく感じる部分の一つです。

私は普段のレッスンの中で、生徒さんには

「弱い音があるからこそ、盛り上がる時が
ちゃんと盛り上がって聴こえるんだよ。」

と話します。


ところが

レッスンでせっかくその感覚をつかんでも
自宅の電子ピアノでは表現できない。

実は、それは奏者の能力ではなく
多くの電子ピアノは「pp」ができないという
楽器の性能の問題なのです。

「 f 」(フォルテ)と呼ばれる
強い(大きい)の音量幅は
細かく設定されているのですが、
弱い音の設定幅はざっくりのものが多数です。

なので、小さい音で練習をしてしまうと
弱い音の練習ができないのです。

それと同時に
基準となる音量を調節してしまうことで
「 f 」の感覚も分からなくなってしまい
強い音を出したい時は、力まかせに
打鍵してしまいます。

演奏者は、練習の中で
「この打鍵でこれくらいの響きを出す」
という感覚をつかんでいくので
基準の音量を変えてしまうのは
強弱の表現を学ぶ上で
悪影響をおよぼしてしまうのです。

とはいえ、
騒音の問題で電子ピアノを選択された方には
この設定をすることは大きな壁になると思います。

ですが、できれば
強弱にポイントを置いて練習をするときだけでも
ヘッドフォンを着用するなどして演奏することを
お勧めいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた。



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