コラム
『効率的な』乾燥機の使い方
2020年11月20日
寒くなると、家で洗濯物を干すのが辛くなったり、干しても完全にかわかないといった経験があるかと思います。そんな時に便利なのが、コインランドリーの乾燥機です。コインランドリーの乾燥機は、100円で〇分と設定されており気軽に利用することができます。
ただ初めて使う方や、久しぶりの方は『どの乾燥機を使えばいいのか?』『時間はどのぐらいにすればいいのか?』と最初は迷うかと思います。
今回は、そんな悩みを少しでも解決してもらい、効率的にかつお得にコインランドリーを使っていただけたらいいかと思っています。
乾燥機の種類について
乾燥機には、大きく分類して中型と大型の2種類があります。稀に、小型(1~2人家族用)がある店舗もあります。
大型乾燥機
中型乾燥機
小型乾燥機
利用する機械の目安は、中型機は、4人家族未満の1日分の洗濯物、大型機は、4人家族以上の1日分の洗濯物と思ってください。機械の扉部分には、適量ラインという線が入っているので洗濯物をある程度ほぐして投入してください。洗濯機から出した状態のままで機械に入れてもほぐれるまで時間がかかるのでその分だけ非効率的になります。
工夫して乾燥機を使ってみると
適量ラインより多く洗濯物を入れると乾くのに時間が多く必要になり、費用も時間分だけたくさんかかります。乾燥機は、回転して漫勉なく熱風が通る構造になっているので、入れすぎは熱風の通りを悪くするのです。
自宅から持ってきた洗濯物が明らかに適量ラインを超えるようであれば、大型の乾燥機を使うか、洗濯物を2つに分けて乾燥機を利用するのがお勧めです。2つに分けるとその分費用がかかるのではと思うところですが、分け方にもいい方法があります。タオルやTシャツなど薄くて軽量なものと上着やズボンなどの厚いものに分けるといいです。あとは、両方のバランスをとれば完成です。薄いものは時間短め、厚い方は、やや長めにします。1つの時よりは乾き具合はよくなると思います。
乾燥時間の目安
乾燥時間の目安としては、30~40分です。費用にすると、300~500円の範囲になるかと思います。時間が終わっても乾いてないところがあれば追加できますので、たくさんお金を入れるのはお勧めできません。
利用する前に
乾燥機を利用するにあたって大事なことは、洗濯物を入れる前にドラムの中を確認するということです。コインランドリーでは、洗濯物の汚れや損傷などの責任は利用する側にあるからです。経験上、ドラムの中にボールペンのインクが漏れていたり、柔軟剤が残っていて機械が汚れていることはありました。また、ドラムに釘やピンなどが挟まっていて、機械を動かすと異音がするということもあります。これらを防ぐためには、洗濯物を入れる前には目視をするだけでなく、手でドラムを動かしてみることが必要かと思います。
段になっているところに手をかけてドラムを動かします
利用するときにあったらいいものとして、静電気防止シートがあるといいかと思います。乾燥終了後の洗濯物の仕上がりが大幅によくなります。静電気が除去されることで、埃が付くことを防いだり、洗濯物を畳むときの『バチバチ』も防げます。
要点だけまとめると
①使う機械の中はよく確認(ドラムを回して)する。
②乾燥する洗濯物は、ある程度ほぐしてから機械に入れる。
③静電気防止シートを使うと仕上がりがよくなる。
④お金の入れすぎには注意する。
コインランドリーは、うまく利用すると家事の負担を軽減したり、光熱費の節約になったりするのですが、使い方を理解していないと、無駄な費用をかけてしまうことになります。