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宮川友快

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コラム

住宅ローンの繰り上げ返済を頑張りすぎるのは要注意!?

マイホームと住宅ローン

2016年11月20日 / 2017年1月31日更新


「繰り上げ返済」とは、毎月の返済金額とは別に行う返済のことです。例えば、「今回のボーナス時には返済額を増やそう」という返済の仕方をいいます。

繰り上げ返済をしたお金は、返済額の元金に充当されます。元金が減るのが早くなると、それにかかる利息も減りますので総返済額が減少します。

返済期間の短縮や利息の軽減などを目指して繰り上げ返済を行うのが一般的で、これには「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があり、名前の通りその目的も異なります。

ここでは繰り上げ返済のメリットとデメリット、そして注意点を紹介したいと思います。

こんにちは。
Life isの宮川 美奈津です。

「期間短縮型」と「返済額軽減型」の特徴!

繰り上げ返済を考える際に軸となるのが、「返済期間」と「月々の返済額」です。

「期間短縮型」は、月々の返済額を変えずに「返済期間の短縮」をすることを目的としています。

「返済額軽減型」は、返済期間を変えずに「月々の返済額」を少なくすることを目的としています。

目的が違うということもあり、同じ額の練り上げ返済を行なったとしても、その効果は異なってきます。

「支払い総額」という観点から見ると、「期間短縮型」の繰り上げ返済の方が軽減される利息が多いので支払い総額は「返済額軽減型」よりもメリットがあります。

しかし、返済計画は家庭ごとによって異なります。以下では「期間短縮型」と「返済額軽減型」のそれぞれのメリットを見てみましょう。

繰り上げ返済を行うことのメリット

まずは「期間短縮型」からいきましょう。

この返済方法では、前述の通り返済期間を短くするため、短縮された期間に払う予定だった利息がカットできるのが大きなメリットと言えます。

そのため、返済総額をできるだけ減らしたい方や、老後を見据えて早期に住宅ローンを完済したい方におすすめの繰り上げ返済となっています。

一方、「返済額軽減型」はどうなのか?
こちらは利息を減らすというよりも、返済期間は変わらずに月々の返済額を減らして月々の家計を安定させることができるというのがメリットです。

ですので、子どもの進学などの家計が最も厳しい時期に備えたい方や、たとえば現在は共働きでも近くどちらかが退職を考えているなど「将来の収入が減る見込み」のご家庭など、将来的に住宅ローンの返済の負担を少しでも抑えたい方におすすめの繰り上げ返済です。

繰り上げ返済を頑張りすぎてしまうことによる落とし穴

少しでも経済的な負担を減らすためにも「払えるときに払いたい!」というお考えの方は多くいます。
しかし、繰り上げ返済を行うことは同時に「手持ちの現金が減る」ということも意味します。

そのため、繰り上げ返済を頑張りすぎると、急な出費が発生したときに「手持ちの現金がない」ということにもなりかねないので注意が必要です。

特に注意が必要なのは、「期間短縮型」の繰り上げ返済を頑張ってしている方です。
返済期間を短縮できるため、「ローンを抱えている」という精神的負担から解放されることを目標に「期間短縮型」の繰り上げ返済に力を入れている方も多いと思います。

この場合は「借り換え」に影響することを忘れないでください。
借り換えでは、借り換える前の返済期間、つまり最初に組んだ住宅ローンの返済期間の残り(残存期間)を、新たな返済期間として住宅ローンが組まれます。

そのため、万が一収入が減るなど、借り換えの際に、最初に組んだ住宅ローンの残存期間よりも長いスパンでローンを組みたいと考えても、基本的に元のローンより長く設定することができない可能性がありますので注意しときましょう。


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