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笠川祐二

SDGs経営を中小企業の利益と社会貢献につなげるプロ

笠川祐二(かさかわゆうじ) / SDGs経営コンサルタント

AZALEA PLANNING(アザレアプランニング)

コラム

SDGsの優先事項について 〜製造業編〜

2021年11月15日

テーマ:SDGsの実践 〜業種別〜

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: ビジネスモデルマーケティング戦略業務効率化 ツール

 今回のコラムからは、SDGsの取り組みに関して、業種別に何を優先的にどのように取り組んでいったら良いかを考察していきます。
 SDGsの取り組みに関しては、当然のことながら、17の目標すべてを考慮することが大切ですが、業種によっては優先的に取り組むべき項目もあります。
 SDGsの取り組みに当たっては、17の全ての項目をまんべんなく効果的に実践することは困難であり、どうしても業種別に優先すべき項目は違ってきます。
 なお、目標8の「働きがいも経済成長も」目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」は、すべての企業に該当する項目なので、このコラムではあえて言及せず、他の15の目標について解説していきます。

 第1回目の今回は、製造業です。
 製造業がSDGsの取り組みをする際に、優先的に考えるべき目標や重要なポイントについて解説していきます。


1 製造業の特徴

 製造業は、いわゆる「モノづくり」の業界です。
 あらゆる生産物は、モノを生産しないことには社会に供給できません。
 生産物がないと、次回以降に解説する卸・小売業や飲食業、サービス業が成立しないわけです。
 つまり、製造業は、持続可能な社会にとって最初の段階の責任を負っていると言っても良いでしょう。
 製造業の特徴としては、まずは製品を製造するための原料調達から始まり、主活動である生産活動、物流、販売に至るまでの流通全体を考慮しなければならず、最もステークホルダー(利害関係者)が多い業種とも言えます。
 消費者とは直接の繋がりは薄いものの、消費者の動向やニーズを無視することはできず、常に消費動向にアンテナを立てておく必要があります。
 また、原料調達にあたっては、天候や世界情勢、景気動向にも影響される恐れがあるほか、生産活動によって資源や環境対策に最も影響を及ぼすのも製造業の特徴と言えるでしょう。


2 製造業が取り組むべき優先項目

 製造業がSDGsの取り組みをするにあたって優先すべき項目、重要なポイントについては下記のとおりです。

目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

 現代の製造業にとっての最重要ポイントは、イノベーションです。
 AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット化)の導入など、生産活動に先進技術を取り入れることを常に考慮しなければなりません。
 また、時代の変化に柔軟に対応するダイバーシティの意識も常に必要となるのが製造業の特徴です。つまり、新しいアイデアから新しい価値を生み出し、社会に革新的な変化をもたらすことを常に考慮しなければ、今後、企業として生き残ることは難しいのです。
 そのために、大規模な設備投資や経営改革が求められる可能性が高いのが製造業なのです。

目標13「気候変動に具体的な対策を」〜目標15「陸の豊かさも守ろう」

 製造業における生産活動は、他の業種と比較しても資源や環境に最も大きな影響を与える活動をしており、気候変動対策および環境対策は必須です。
 自然環境に悪影響を与え続けている企業は、将来、生き残ることはできないと断言できるわけです。
 今後は、単に環境基準を遵守するだけにとどまらず、より積極的に環境に優しい社会を構築するような取り組みが製造業には求められます。

目標12「つくる責任つかう責任」

 上記の環境対策とも関連しますが、循環型社会の形成は喫緊の課題です。
 これからの時代は、単に製品を作りっぱなし、売りっぱなしでは生き残れないのです。
 循環型社会とは、廃棄物の発生をなるべく抑制し、または廃棄物としてではなく資源として利用することで環境への負荷を低減していこうとする社会のことです。
 その代表的な例が3R(リデュース、リユース、リサイクル)と呼ばれる活動です。
 リデュースとは「ゴミの発生を抑制すること」、リユースとは「一度きりではなく何度も使うこと」、リサイクルとは「使い終わったものをもう一度資源に戻して製造すること」を言います。


 製造業として優先的に取り組む項目、重要ポイントについて解説してきました。
 製造業の特徴を踏まえたものであり、もちろん、これ以外の取り組みをおろそかにしてもいいということではありません。
 製造業は、他の業種と比較しても、広大な場所で大規模な活動をしている企業が多く、環境にも大きな影響を及ぼしているのが特徴です。
 また、あらゆる経済活動の起点でもあります。
 持続可能な社会の実現に向け、社会的責任も大きいことを自覚し、SDGsの活動も積極的に取り組んでいただきたいと思います。

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