マイベストプロ福井
笠川祐二

SDGs経営を中小企業の利益と社会貢献につなげるプロ

笠川祐二(かさかわゆうじ) / SDGs経営コンサルタント

AZALEA PLANNING(アザレアプランニング)

コラム

目標12「つくる責任つかう責任」の解説

2021年10月13日

テーマ:SDGsの各論 〜目標別〜

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 省エネ対策事務用品 リサイクルビジネスモデル

 今回のコラムでは、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」について、解説していきます。
 この目標は、主に製品を製造したり販売する業者、企業に課せられた責務に関することが主な内容となっていますが、私たち消費者も決して無関係ではありません。
 私たちは日常生活の中で、さまざまな商品やサービスの恩恵を受けるわけですが、価格や品質だけを考慮すればいいという時代ではなくなってきました。
 どんなに高品質な商品やサービスであっても、環境や人権に配慮しないようなものは、消費者や投資家から見放されるばかりか、問題が発覚した場合、企業の存続問題にもなりかねません。
 この目標12は、8月12日付の私のコラム「企業経営にエシカルな考え方を!」にも関連する課題であり、併せてSDGsの目標13から15にも通ずる内容ですが、今回のコラムでは、食糧生産と食品ロス、循環型社会に絞って解説していきます。


循環型社会の構築の重要性

 地球資源および食糧は、言うまでもなく有限です。
 石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料は無尽蔵に存在するものではなく、いつか枯渇します。
 また、食糧生産は、すべての産業(農業、畜産業、水産業、製造業、流通業など)が継続的に体制が確立しているからこそ成立するのであって、自然現象や人口増加など、需要と供給のバランスが崩れた途端、食糧不足になる危険性が高いのは間違いありません。

 また、食糧は、途上国では、食糧不足で飢餓に苦しんでいる人々が多数存在する一方で、先進国では、消費者向けに生産された食品が、まだ食べられるにもかかわらず、毎日大量に廃棄されている実態があります。
 大勢の飢餓に苦しむ人と大量に捨てられる食料が両立している世界が、正常ではないことは明らかです。世界における喫緊の課題といってもいいでしょう。
 また、食料だけではなく、石油などの化石燃料や水、森林資源の無駄遣いも世界中で起きているのが現状ですし、食品以外の工業製品や紙製品、プラスチックや金属類、包装資材類も大量に廃棄されているのが現状なのです。

 そこで、今、社会で求められているのが循環型社会の構築であり、3Rと呼ばれる取り組みです。3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)のことです。
 Reduceとは、マイバッグや詰め替え容器、簡易包装やレンタル・リースの活用など、廃棄物を極力出さないように工夫する取り組みのことを言います。
 Reuseとは、いわゆる再利用で、ビール瓶など容器の再利用、フリーマーケットや寄付活動など、同じ製品を複数回もしくは複数人で再利用することを言います。
 Recycleとは、廃棄物として出されたものを、原材料もしくはエネルギー源として有効活用することを言います。
 企業はもちろんですが、私たち個人としても、ひとりの消費者として、循環型社会というものを意識して生活することが重要な時代となっているのです。


個人としてできるSDGs実践

 循環型社会の構築に向けて、個人としてできるSDGsの実践としては、下記のような取り組みが考えられます。

・使い捨て商品(紙コップや割り箸、ストロー、弁当箱等)は極力購入しない。使用しない。
・買い物の際、詰め替え可能なものやリサイクル可能なものを購入するようにする。
・買い物の際は、マイバッグを持参する。
・ゴミの分別はきちんと行い、リサイクル可能なものは分けて出す。
・食品ロスのないように、買い過ぎに注意し、冷凍保存や真空パックを活用する。
・紙での印刷を極力抑制し、広告の裏やコピー用紙の裏なども有効に活用する。

企業経営(経営者)としてできるSDGs実践

 循環型社会の構築に向けて、企業経営(経営者)としてできるSDGs実践としては、下記のような取り組みが考えられます。

・従業員全員に、3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))を徹底させる。
・備品等の購入の際には、3Rに配慮されたものを選択する。
・取引先や流通業者は、環境や社会両面にわたって貢献している業者を選ぶ。
・紙資源削減のため、紙での印刷を抑制したり、有効活用する。
・宴会や昼食等の際、食品ロスが生じないように食事をする。


 SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」について解説してきました。
 最近の企業や消費者は、環境に配慮する意識が高まっており、目標12に関する課題は、日本人にとってもたいへん身近な問題として理解できるものだと思います。
 しかし、社会を見渡してみても、大量の食品ロスは現状として解決できていませんし、3Rの取り組みも十分とは言えない実態があります。
 目標12は、私たちの生活に密着した課題であり、かつ今すぐにでも取り組める行動です。  
 「自分ひとりくらいいいだろう」と思うのではなく、周りの人をも巻き込んで積極的に取り組んでこそ、大きな環境問題への有効な解決策となります。
 「循環型社会の構築」に向けて、ぜひ積極的な取り組みをお願いします。

AZALEA PLANNING (アザレアプランニング)
代表 笠川 祐二
Webサイト   https://azalea.website/
Blogサイト   https://azalea.website/blog/
Mail Address:info@azalea.website

この記事を書いたプロ

笠川祐二

SDGs経営を中小企業の利益と社会貢献につなげるプロ

笠川祐二(AZALEA PLANNING(アザレアプランニング))

Share

関連するコラム

笠川祐二プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0778-54-7533

 

不在時は折り返しますのでメッセージを残して下さい。
できましたら、メールもしくはWebサイトのメールフォームもご活用ください。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

笠川祐二

AZALEA PLANNING(アザレアプランニング)

担当笠川祐二(かさかわゆうじ)

地図・アクセス

笠川祐二のソーシャルメディア

twitter
Twitter
2021-10-26
rss
ブログ
2021-10-26
facebook
Facebook

笠川祐二プロのコンテンツ