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中田康晴

人が辞めない職場づくりを支援する介護コンサルのプロ

中田康晴(なかたやすはる)

株式会社グッドコミュニケーション

コラム

介護現場のコミュニケーションを邪魔するモノとは

なぜマスクをするのか

介護現場でずっと気になっていることがあります。
それが、「マスク」なんです。
実際に感染している利用者のお世話をする時、嘔吐物の処理をする時はもちろん必要ですが、
作業が終われば、使用していた手袋やマスクはすぐに処分しますよね。
一日中、朝から晩まで同じマスクをし続けて、利用者のお世話をするなんて、考えられません。
そもそも、スタッフだけがマスクをしても、利用者が装着していなければ予防の意味はなく、
食事時など、時々外したりするのなら、なおさら意味がありません。
でも一番問題なのは、マスクをしているスタッフに
「なぜマスクをしているのですか?」と尋ねて、
明確に理由を説明できるスタッフがほぼ皆無という状況でしょう。
理由も知らずに、何となくマスクをしている。
感染予防のためというのですが、介護現場で問題になる感染症は、
殆どが、接触感染によるものであり、
マスク装着より、手指洗浄の徹底が重要であることが理解されていません。

笑顔のみえないサービス

いつ頃から、マスクの装着が増えるようになったのでしょうかね~。
様々なタイプのマスクが発売され、コマーシャルも増えました。
これも、メーカーの販売促進キャンペーンによるものかもしれません(笑)
マスク装着で、最悪なことは、顔の表情が全く分からず、怖いということです!
職場研修に出向いて、30人くらいのスタッフが全員マスクをして、
一斉にこちらに顔を向けられたら、これ程不気味で怖い光景はないのです。
これでは、利用者とのコミュニケーションがうまくいくはずがありません。
ましてや認知症の利用者なら、なおさら難しいでしょう。
認知症の方への対応では「不自然な程の笑顔」が必要だといわれる程なのに、
マスクをしていたら、笑顔が全く伝わりません。
さらに、スタッフ同士のコミュニケーションにも悪影響を及ぼします。
互いの表情が見えない状況では、誤解を生じやすく、
チームワークに支障をきたすのです。

介護の前にサービス業であること

利用者に対して、快適な場、サービスを提供するためには、
良好なコミュニケーションが不可欠です。
感染症対策として、殆ど効果が期待できないマスクをするより、
基本中の基本である手洗いを徹底して行い、
顔の見えるコミュニケーションを優先する方が良いのです。
介護の前に接客業であり、サービス業なのです。
長年の慣習を変え、周囲を説得するのは時間がかかるかもしれませんが、
正しい知識と明確な根拠、トップの判断と現場のスタッフの理解と行動で、
マスクのない職場、笑顔が見える職場を実現して欲しいと願っています。

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