まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ愛媛
中田康晴

人が辞めない職場づくりを支援する介護コンサルのプロ

中田康晴(なかたやすはる)

株式会社グッドコミュニケーション

コラム

介護の仕事は給料が安いのか?

介護事業所の職場改善

2017年12月25日

介護事業所の研修ではこんなことも伝えます。

今、介護の現場で働いているスタッフのみなさんも、
30年、40年後は、介護を受ける側になる可能性があります。
これは、誰も避けられない現実です。
そして、その時、自分たちを介護してくれる人が果たしているのだろうか?
慢性的な人手不足の中で、一生懸命に頑張った人たちが、
高齢者になったら、介護を受けられない可能性がある。
こんな状況だけは、避けなければならないと思うのです。

どんな事業所であっても、若い人たちが、1人、2人でも確実に入社してきて、
彼ら、彼女たちが、継続して勤務してくれるという状況を作っておかなければ、
遅かれ早かれ、そういう状況になってしまいます。

県立高校で就職希望者の就職支援をしていた時の事です。
生徒さんは、介護の仕事をやってみたいと希望しているのに、
先生や両親に反対されるというケースが多々ありました。
介護の仕事は給料が安い、きつい、汚いという理由からです。
時には、両親が介護の仕事をしているにも関わらず、反対するというケースもありました。
両親自身が、介護の仕事を息子さん、娘さんに自信を持って薦めることができないのです。
これは、非常に困った問題です。
やりがいのある仕事だとはわかっていても、
どうしても仕事の大変さや経済的な面が心配になるようです。

仕事が大変と言いますが、
天候の影響を受けない環境の中で仕事ができますし、
厳しい営業ノルマに追われるわけでもないですし、
サービスの値引き競争があるわけでもないですし、
人間関係の難しさにしても、どこの職場にもある問題です。
どのような仕事でも、それぞれの苦労はあるわけで、介護だけが特別ではありません。

給料が安いについてですが、
生涯を通じて得られる収入という視点で考えれば、決して安くはないと思うのです。
子育てをしながら、早い段階で職場復帰可能な業界ですし、
介護をしながら、仕事を続けることも比較的容易であり、
介護離職で収入が絶たれるといった心配も多分ないでしょう。
突然のリストラの心配もまずありません。
そして、一番大きいのは、一般のサラリーマンなら、60から65歳で定年ですが、
介護業界では60歳を超えても、現場で働いている人がたくさんいるという事実です。
60代でも仕事で収入が確保できることは、大きなメリットです。
貯蓄を取り崩すのが1年遅らせることができる上、身体と頭を使う仕事ですから、
認知症を発症するリスクを軽減できるかもしれません。
人生100年時代、老後の資金計画を少しでも豊かにするためには、
やりがいもあって、長く働ける仕事が一番です。

これらの全部を話すわけではありませんが、
こういった話をさせていただくと
「介護の仕事も悪くないことを知りました」といった感想をいただきます。
経営者側から伝えるのは、いろいろ難しい面がありますが、外部講師であれば、
割と抵抗なく受け入れてもらえるようです。
まずは、スタッフのみなさんに客観的事実を知ってもらうことが大事ですね。

◇今すぐ役立つ職場づくりのヒントが満載のコラム 
http://goodcom.co.jp/category/colum
◇弊社が提供する3つのサービス
http://goodcom.co.jp/service
◇相談無料!お気軽にお問い合わせください。 
http://goodcom.co.jp/contact

この記事を書いたプロ

中田康晴

中田康晴(なかたやすはる)

中田康晴プロのその他のコンテンツ

Share

中田康晴プロのその他のコンテンツ