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中田康晴

人が辞めない職場づくりを支援する介護コンサルのプロ

中田康晴(なかたやすはる)

株式会社グッドコミュニケーション

コラム

給料が安いという介護職員にどう対応するか

介護事業所の職場改善

2017年11月18日

介護職の収入が一般的な仕事と比較して低いとよく言われます。
しかし、あまり知られていないのですが、
サラリーマンの平均年収は、
介護保険がスタートした平成12年には467万円でしたが、
平成26年は415万円です。50万円も減少しているのです。
世間の平均年収は、こんな感じで下がってきているのです。

でも、介護業界で働いている人なら、処遇改善手当も含めて
この15年間、少しずつでも昇給してきた人がいるのではないでしょうか。
日本の人口減少が進み、国内売上の増加が望めない状況では、
平均年収の減少は避けられないと思います。
そんな中で、これから爆発的に増加する高齢者を迎える介護業界は、
今後の見通しは、決して悪くないと思いますよ。

とはいえ、年収ということだけに注目すると、確かに格差はあるでしょう。
しかしながら、生涯賃金という視点から考えてみると、
介護業界で仕事をしていること自体がメリットになることが、たくさんあるのです。

まず介護業界にはリストラがありません。
これだけ人手不足と言われる業界ですから、リストラの心配がありません。
もし事業所の業績不振によるリストラがあったとしても、別の介護事業所に行けばいいのです。
突然のリストラによる収入断絶を避けることができるのです。

そして、結婚ですが、介護業界でパートナーを見つけて、共に働くのが、オススメです。
リスク分散のために、勤務先は別々にするのが、ベストでしょう。
出産後の子育ても、介護慣れしている2人なら、うまくやれるはず。
職場の理解も比較的得られやすいですし、職場復帰も大歓迎してくれるでしょう。
こうして、ダブルインカムの実現と子育て中の収入減を最低限にとどめることができます。

やがて、子育てが一段落すると、2人の両親が高齢化し、介護が必要になる可能性が高まります。
一般のサラリーマンは、「介護離職」という見えない影におびえます。
でも、介護業界で勤めていれば、自分の介護経験と知識を、両親の介護にも活かせますし、
また、仕事仲間も含めて、あらゆる医療・介護人脈を駆使して、最適な介護サービスを受けながら、
介護離職の可能性を限りなく、ゼロにすることができます。
こうして、介護離職による収入の致命的な減少を避けることができます。

そして、人生も後半戦に入ります。
一般企業では60~65歳の定年退職が殆どですが、
介護業界では、65歳超えても、現場で頑張っている人は、かなりいます。
60代でも、最前線で仕事ができて定期収入が確保できる業界など、なかなかありません。
こうして、人生の後半においても、「人の役に立つ」という生きがいを感じながら仕事ができます。
高齢となっても、仕事ができるので経済的にも有利な点は特筆ものです。

こうして、ライフステージに当てはめて考えてみると、
介護を生涯の仕事にするぞ!と、腹を決めれば(!)、
決して、苦労に見合わない仕事などではなく、それぞれの人生において
苦労に見合う仕事であったと思える日が必ずやってくると思うのです。
現在介護職として、現場で頑張っている人だけでなく、
多くの人に、介護業界のこうした側面に気づいてもらいたいですね。

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