運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
最近、ゼネコンの下請け会社の倒産が増加している。
大手ゼネコン、準大手ゼネコンの業績が回復する中で・・・
ゼネコン会社には名義人会(下請けの協力業者会)が存在する。
取引口座を持ち、割と優先的に仕事をいただけるという間柄の関係である。
それなのに?
何故? 倒産・破産・廃業するのか?
名義人という関係だけに「指し値」が存在する。
「赤字現場だから、この金額にしろ!」
「相見積がこの金額だから、こここら5%値引きしろ!」
こうして、どんどんと利益が削られ、赤字が膨らんでいくのである。
表向きは、共存共栄ではあるが・・・
共存共栄はキャッチコピーにしか思えないような出来事が常態化している。
大手ゼネコンでも・・・
社風や社員教育によって、所長の人間性はまったく違う。
「昼間のパパは・・・」S建設は、
攻撃的で積極的な会社ではあるが、893のような態度や言動の所長が多い。
下請けなどは道具のような考え方である。
何が偉いのか?
単なるサラリーマンである。
非上場のT工務店も・・・
あまり、社員教育はできていない、勘違いなエリート。
90歳オーナーが引っ張るT建設も・・・
滅茶苦茶に受注はしているが、下請けの単価設定は考えているとは思えない。
受注して、社内経費をとって、下請けには引き算に引き算である。
O組、T建設、官僚のような会社になってしまった。
業績は下降線である。
K建設は老舗である、あまり悪い印象はないが、いい印象もない。
プライド高き社風である。。。
震災で業績は回復するであろう。
昔からだが・・・
お坊ちゃま大学のK大学の卒業生が土建屋の社長になると、
何故だか? 会社は傾くのである。。。
何故だか???
株価が200円以下、100円以下のゼネコンに・・・
昔ながらの土建屋の社風が残っている。
しかし? だから?
会社の業績は悪いのか? 悪くなったのか?
下請けのことを考えていたら、ゼネコンは食べていけないのであろうか?
ここ20年のゼネコンの監督さんの技術力の低下は著しい。
レベルもトランシットも見れない、図面も見れない描けない、段取りもできない。
現場の儲けは下請けたたきだけの策しかない。
知識はあるが知恵はない。
元請けと下請け?
どんな関係が良いのであろうか?
皮肉なことだが・・・
名義人会の役員やゼネコン会社への依存度が高い会社が経営難である。
ゼネコンの赤字現場が引き金で倒産というケースも多くある。
お互いに・・・
食べていかなければならない、生きていかなければならない。
自分の会社は自分で守らなければならない。
誰も助けてはくれない。
ましてや、サラリーマンが助けてくれる筈もない。